1 開催日時

令和4年4月7日(木)午後1時15分から午後4時30分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

委員から、
「新年度を迎え、公安委員会においても3人で引き続き頑張っていくので、よろしくお願いする。
3月31日(木)に開催された退職者表彰・辞令交付式に出席して祝辞を申し述べたが、御苦労様、そして新しい門出であるので頑張ってください、という気持ちで一杯だった。
また、最近の社会の動きとして、成人年齢の引き上げがなされたが、関連する法整備がどのようになっていくのか、例えば、18歳、19歳の女性がAV出演に関してだまされた場合など、どうなるのかということを考えているところである。
そうしたなかで、3月30日(水)付けの報道では、刑法犯少年の検挙率が年々減少しているとの記事を目にしたところであり、今後の警察活動においても難しいところがあるだろうと感じている。
昨日(4月6日)は、春の全国交通安全運動出動式の報道を目にしたが、これから始まるということで応援したところである。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「委員から御発言いただいたが、昨日(4月6日)、春の全国交通安全運動出動式を執り行った。
例年であれば、知事や公安委員という来賓を招いた上で行うところ、県内における新型コロナウイルスの感染状況が思わしくないことから、規模を縮小し、本部長以下警察のみで行ったところである。
報道機関も多く集まり、準備していたサポートカーについても取り上げてもらうなど、広報効果はあったのではないかと感じている。
本日開催した県警察内の部長等会議において、適時的確な情報の発信を指示したところである。
今回は、春の全国交通安全運動についてであったが、現在、課題となっているところで言えば、ニセ電話詐欺の被害を防ぐための効果的な情報発信をどのように行っていくか。
また、県警察職員の採用募集活動を行っているが、そうした情報を求めている人たちのところにどのように届けていくか、更には県警察の魅力をいかに発信できるかという情報の中身の問題などについて、工夫して発信してほしいと指示したところである。
いろいろなチャンネルを活用し、発信力を高めていきたいと考えているので、今後とも御指導をよろしくお願いしたい。」
との発言があった。

5 委員発言

(1) 委員から、
「春の全国交通安全運動における「手を上げる 子どもはあなたを 信じてる」というキャッチフレーズは、とてもすてきで、幸せを感じるものだと思う。
県警察においては、交通安全のため、しっかりと取り組んでいただきたい。」
との発言があった。
(2) 委員から、
「4月5日(火)に行われた県警察学校初任科生入校式に出席し、祝辞を述べさせていただいた。
式典における入校生72人の姿を見て、長崎県警察の5年後、10年後の姿を想像したところである。
入校生の方々が立派な警察職員となることを、長崎県民の一人として期待している。
初めて警察学校に赴いたが、入校生は規律の取れた立派な行動をしていた。
今後、寮生活をしながら訓練を重ねていくのだと思い、感心した。」
との発言があった。

6 協議事項

(1) 熊本県公安委員会からの援助要求について

警察から、
「熊本県公安委員会からの援助要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
委員から、
「この協議については、このとおりお願いします。」
との発言があった。

(2) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 警察署協議会委員の辞職の承認について

警察から、
「警察署協議会委員の辞職の承認(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) IR区域整備計画案に関する事前協議について

長崎県企画部IR推進課と、
「特定複合観光施設区域整備法第9条の規定による協議」
を行った。

7 報告事項

(1) 県議会「令和4年3月定例会」の開催結果について

警察から、
「令和4年3月定例会は、令和4年3月14日(月)から同月30日(水)までの17日間を会期として開催され、警察関係では議案4件(総務委員会関係)を提出したほか、専決処分7件についての報告を行い、同月30日(水)の本会議で可決・承認された。
警察本部に関しては、
○ 一般質問においては、直轄警察犬の配置に関する質問
○ 予算決算委員会(総務分科会)においては、
・ニセ電話詐欺
・免許更新
・交通安全施設の整備
などに関する質疑
○ 総務委員会においては、
・ニセ電話詐欺・DV被害
・自転車歩行者専用道路
・人身安全関連事案
などに関する質疑
があり、それぞれ答弁を行った。」
との報告があった。
委員から、
「警察犬の配置について質疑がなされたようであるが、その内容は。」
との発言があり、
警察から、
「現在、本県警察において警察犬は所有していないが、県議から、県警察として予算措置を行い、自ら管理、運用する「直轄警察犬」を整備すべきではないか、との質問及び意見があったものである。」
との説明があった。
委員から、
「私としては、県警察において警察犬として適性のある優秀な犬を所有し、これを経験、資格のある方に委嘱して育成してもらい、有事の際は優先して警察活動に活用できるような方法もあって良いのではないかと思うので、お尋ねした次第である。」
との発言があった。

(2) 警護警備の実施結果について

警察から、
「警護警備の実施結果」
について報告があった。

(3) 損害賠償請求事件の判決結果について

警察から、
「損害賠償請求事件の判決結果」
について報告があった。

(4) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果」
について報告があった。

(5) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果」
について報告があった。

(6) テロ対策パートナーシップ長崎について

警察から、
「テロ対策パートナーシップ長崎」
について報告があった。

8 委員発言

委員から、
「会議冒頭にお話ししたかった内容として、ここでお話しする。
酒造会社「月桂冠」がサイバー攻撃を受け、受注に支障を生じているとの報道を目にした。
その前には、トヨタ自動車関連企業も同じようにサイバー攻撃を受けたという報道があった。
いずれも、システム復元のためには身代金を要求するというものであった模様であるが、こうした状況を踏まえ、新たに着任した情報通信部長においては、本県警察の指導、レベルアップをお願いしたい。」
との発言があった。
警察から、
「サイバー犯罪については、生活安全部にサイバー犯罪対策課があり、情報通信部においては情報解析等に取り組んでいるところである。
各企業におけるセキュリティ対策として、専門の担当者を置いているかというところは非常に重要なところであり、攻撃を受けた際の防御についてしっかりと対策をとっておかないと、委員御指摘のとおり被害を被ることになりかねない。
県警察の各部署においては、県内各企業がサイバー攻撃を受けないための啓もう活動、広報活動を行っているところであり、こうした活動を継続、強化していくことが重要と考えている。」
との発言があり、
委員から、
「よろしくお願いする。
また、県警察職員に対する研修会なども開催するよう、併せてお願いする。」
との発言があった。