1 開催日時

令和3年7月8日(木)午後1時10分から午後4時30分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

委員から、
「最近の県警察の取組について、いくつか所感を申し述べたい。
少年非行防止と健全育成のために活動する学生サポーターについて、過去最多となる96人の学生に委嘱状を交付したとのことであるが、多くの応募があったということは大変ありがたいことである。
今後とも学生サポーターとの連携強化や活動の推進に努めていただきたい。
また、長崎署、浦上署の両署が、本年4月に発生した長崎市栄町における交通死亡事故の現場診断を行い、警察、行政機関、一般市民の方が再発防止について協議したと承知している。市民の方などから事故防止に向けた要望もなされたとのことであるので、今後、十分な検討をお願いしたい。
交通事故に関連して言えば、先日の千葉県八街市における通学中の児童が犠牲となった交通死亡事故の発生を受けて、相浦警察署が、佐世保市や学校関係者などと共同で通学路点検を行い、安全対策を検討したと承知している。迅速な取組であり、今後、他の警察署においても、教育委員会や住民の方と一緒に安全点検を進めていただくなど、交通事故防止に向けて一層の尽力をお願いする。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「国会が閉会し、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催が近づき、選挙が予定されている現在の情勢下において、今後、来県する要人の警護が見込まれる。
また、現在は梅雨末期であり、災害等についてもしっかりと対応していきたい。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 「被爆76周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」警護警備に伴う援助の要求について

警察から、
「「被爆76周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」警護警備に伴う援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 警察署協議会委員の辞職の承認について

警察から、
「警察署協議会委員の辞職の承認(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(5) 審査請求に係る弁明書の作成について

警察から、
「審査請求に係る弁明書の作成(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 大村市古賀島町における住居侵入・強盗致傷事件被疑者の逮捕について

警察から、
「本件は、令和3年6月1日(火)午後7時45分頃、北海道、福岡県、沖縄県居住の被疑者ら3名(45歳男性、34歳男性、22歳男性)が共謀の上、大村市古賀島町所在の被害者方に押し入り、屋内にいた60歳女性に拳銃様ものを突きつけて現金を出すよう脅迫し、現金約700万円及びバッグ3個(時価合計約100万円相当)を強取し、その際、同女に打撲などの傷害を負わせたものである。
被害者等の事情聴取と並行して現場捜査、聞き込み捜査、防犯カメラ捜査等所要の捜査を実施した結果、被疑者らの犯行が明らかとなったことから、被疑者3名を順次、住居侵入及び強盗致傷の罪で通常逮捕したものである。」
との報告があった。
委員から、
「早期に逮捕できたことは良かった。徹底した真相解明をお願いしたい。」
との発言があった。

(2) 通学路における交通安全対策の推進について

警察から、
「本年6月28日(月)、千葉県八街市において、飲酒運転の大型トラックが下校中の小学生の列に突っ込み、2人が死亡、3人が負傷する事故が発生した。
今回の交通死亡事故を踏まえ、本県警察では、
○各警察署に対する「通学路における継続的な安全対策」の指示
・児童、生徒の保護誘導活動
・通学路の危険箇所対策
・交通指導取締り
・広報啓発活動
○関係機関・団体への働きかけ(事業所に対する安全運転管理の徹底を促す書簡の発出など)
を実施している。
今後は、緊急安全点検等に関する国の具体的対策の内容を踏まえ、関係機関・団体と緊密に連携を図り、最重要課題として早急に対応していく。」
との報告があった。
委員から、
「今後、関係機関や事業所への働きかけを行うと思うが、事業者が安全運転管理者を選任しているかどうかの確認などについてもよろしくお願いする。」
との発言があった。

(3) 令和3年夏の交通安全週間の実施予定について

警察から、
「令和3年7月14日(水)から同月20日(火)までの7日間、「令和3年夏の交通安全週間」が実施される。
週間の重点は、
○「歩行者」を優先する運転の徹底
○横断歩道を渡るなど自分の安全を守る行動の実践
○迷惑運転及び飲酒運転の根絶
であり、主要な活動として、
○交通安全週間の気運醸成
○ポスター掲示・デジタルサイネージ・SNSなどを活用した各種広報啓発活動
○児童生徒に対する交通誘導活動
○高齢運転者に対する交通安全教育、各種相談窓口の周知、運転免許証の自主返納及び返納者に対する支援制度に対する広報啓発活動
○交通の方法に関する教則及び交通安全教育指針の改正に関する周知
○交通指導取締り
などを実施する。」
との報告があった。

(4) 長崎交通公園での認知機能検査の実施予定について

警察から、
「75歳以上の高齢運転者が運転免許更新時に受験する認知機能検査については、県内22か所の指定自動車学校等に業務委託しているが、指定自動車学校等の繁忙期には検査の実施数が減少するなどの理由から受検待ち日数が増加している。
この問題に関し、本年7月から、長崎市油木町所在の長崎交通公園において認知機能検査を実施し、長崎市内における受検待ち日数の縮減を図ることとした。」
との報告があった。

(5) 国家公安委員会・警察庁防災業務計画の修正について

警察から、
「指定行政機関の長は、防災基本計画に基づき、その所掌事務又は業務に関して防災業務計画を作成することとされている。
警察関係では、「国家公安委員会・警察庁防災業務計画」を作成しているが、本年5月の災害対策基本法の改正及び防災基本計画の修正のほか、近年の災害対応を通じて得られた教訓等を踏まえ、この度、所要の修正が行われた。
主な修正点は、南海トラフ地震及び日本海溝・千島海溝周辺海溝地震に係る措置の充実化などである。」
との報告があった。

(6) 駐車違反金の納付命令に対する審査請求の受付について

警察から、
「駐車違反金の納付命令に対する審査請求の受付」
について報告があった。

(7) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果」
について報告があった。

(8) 元郵便局長による高額詐欺事件の被疑者の再逮捕について

警察から、
「元郵便局長による高額詐欺事件の被疑者の再逮捕」
について報告があった。

(9) 令和3年上半期における組織犯罪対策課関係の専決事項について

警察から、
「令和3年上半期における組織犯罪対策課関係の専決事項」
について報告があった。

(10) 公益財団法人長崎県暴力追放運動推進センターの令和2年度事業報告等の受理について

警察から、
「公益財団法人長崎県暴力追放運動推進センターの令和2年度事業報告等の受理」
について報告があった。