1 開催日時

令和4年12月15日(木)午後1時15分から午後5時15分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

委員から、
「3週間ぶりの全体会議となるが、去る11月28日(月)、東京都内で開催された全国公安委員会連絡会議に出席した。
警護に関する法令改正の解説があったほか、ニセ電話詐欺事件に係る各都道府県の取組等について発表があり、非常に活発な意見交換がなされたなか、私も本県警察の取組について発表を行った。」
との発言があった。

委員から、
「12月9日(金)、川棚警察署及び東彼杵警察官駐在所の視察を行った。
同署においては、本年9月に県警察学校を卒業して配属となった新任警察官2人と面談を行った。
非常に元気に勤務している様子であり、24時間勤務態勢や無線の対応等について戸惑いながらも、署員の方々に支えられつつ、警察学校で学んだことを現場で実践しているということを話していて、非常に頼もしく感じたところである。
また、12月14日(水)には、佐世保市内で開催された飲酒運転追放大会に出席した。
運転免許の行政処分に関しては、定例会の度に、飲酒運転に関する報告等を受けることが多くあるが、なぜ飲酒してから運転するのか、なぜ運転をやめることができないのだろうか。
重大な事故につながる可能性も大いにあり、飲酒運転の根絶は、今後も強く訴えていかなければならないという思いを新たにしたところである。」
との発言があった。

委員から、
「12月8日(木)、雲仙警察署及び吾妻警察官駐在所を視察した。
委員就任後、初めて警察署等を視察したが、署員の皆さんはきびきびと活動されており、規律の取れた職場であると感じたのが第一印象であった。
署長との懇談では、雲仙警察署の立地について話題となったが、隣接する島原警察署及び南島原警察署と充分な連携が取れており、相互に警察官が臨場する対応を図っているとのことであった。
同署視察後、吾妻警察官駐在所の視察を行い、同駐在所員から業務に関する説明を受けたが、その地域に溶け込んで勤務されている様子がよくわかった。
朝早くから小学生等の通学路に立ち、安全を見守っているとのことであり、実際に、駐在所内には地元小学生等からの寄せ書きが多く飾られているのを見ると、地域住民から無くてはならない存在となっていることが感じられた。
ある意味、警察官の働きがいというものが、駐在所勤務にはあるのではないかと感じたところである。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「我々としても、第一線の現場を視察するということは非常に大事なことであると考えている。
今後も、現場の実情を把握していただくとともに、それぞれの地域で頑張っている警察職員の姿を、直に見ていただくようお願いしたい。
長崎県の取組である健康革命プロジェクトとコラボした交通安全運動の取組についてであるが、これから先、交通安全の側面と警察職員の健康増進という側面から、「歩く」という点について力を入れて取り組んでいきたいと考えている。
また、来年の統一地方選挙に向けた動きが始まっているところであるので、県警察として選挙違反取締りをはじめとして、しっかりと対応していきたい。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 福井県公安委員会からの援助の要求について

警察から、
「福井県公安委員会からの援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 警察署協議会委員の委嘱について

警察から、
「警察署協議会委員の委嘱(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 公安委員会宛て文書に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て文書に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 警察行政手続サイトにおける対象手続の追加に伴う公安委員会告示について

警察から、
「警察行政手続サイトにおける対象手続の追加に伴う公安委員会告示(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(5) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 杉良太郎特別防犯対策監来県に伴う広報啓発活動等について

警察から、
「令和4年12月19日(月)、杉良太郎特別防犯対策監が、本県警察本部を訪問される。
杉特別防犯対策監は、歌手・俳優として活躍されている一方、刑務所の慰問、国内外における福祉活動などの慈善活動にも長年取り組まれており、警察行政においてもその知見・経験を生かしていただくため、平成30年11月、国家公安委員会委員長から警察庁「特別防犯対策監」の委嘱を受けられたものである。
特別防犯対策監とは、警視監相当職で、その職責は特殊詐欺(ニセ電話詐欺)対策に限定されないが、現在は、警察庁の広報・啓発プロジェクトである「ストップ・オレオレ詐欺(SOS47)」メンバーとともに全国警察を訪問中である。
当日は、
○ 幹部懇談会
○ 記者会見
○ 学生ボランティア座談会
○ 職員意見交換会
が予定されている。」
との報告があった。
委員から、
「先般の全国公安委員会連絡会議において、ニセ電話詐欺に係る各都道府県の取組状況の発表を聞き、長崎県の取組は、他の都道府県と比べても遜色なく、様々な取組を行うなどよく進んでいる、と感じたところである。」
との発言があった。

(2) 佐賀県警察との広域緊急配備訓練の実施結果について

警察から、
「令和4年11月24日(木)、佐賀県警察との広域緊急配備訓練を実施した。
同訓練は、長崎・佐賀両県警察の県境付近で重要事件が発生した際、両県警察が連携し、迅速かつ的確な初動警察活動を展開することで、被害の拡大防止、犯人の早期検挙につなげるなど、事案対応能力の更なる向上を図るとともに、両県警察間での無線指令や無線リンク等の通信指令システムを駆使した技能の向上を図ることを目的としている。
今回の訓練では、「佐賀県武雄市において、交通トラブルに起因する強盗事件が発生し、男女2人組の犯人が現場から国道35、202、204号線を通り、佐賀県伊万里市内を経由して長崎県松浦市内へ逃走を図ったことから緊急配備を発令するとともに、要所での検問、検索を行い、佐賀県警察の手配に基づき長崎県警察が犯人を松浦市内で逮捕する」との想定の下、長崎・佐賀両県警察の通信指令課・地域課及び関係各署・各隊が参加して実施し、
○ 県警察間の情報共有、通信指令の在り方、映像通信の活用
○ 緊急配備の要請、発令及び指揮体制の確立
等についての確認を行った。」
との報告があった。
委員から、
「陸続きでの隣接県が佐賀県だけであるという関係を考えると、佐賀県警察とどのように情報共有を図りながら対応していくのかは、重要なポイントになると感じる。」
との発言があり、
委員から、
「県北地区でいえば、伊万里や有田などは長崎市よりも距離的に近いので、こうした訓練は重要であると思う。」
との発言があった。

(3) 警護警備の実施結果について

警察から、
「警護警備の実施結果」
について報告があった。

(4) 令和4年管区優秀警察職員表彰の受賞について

警察から、
「令和4年12月1日(木)、本県警察の男性警察官1人、男性事務職員1人の計2人が令和4年管区優秀警察職員として九州管区警察局長賞詞を受賞し、同年12月9日(金)、警察本部において本部長に受賞報告を行った。」
との報告があった。

(5) 公安委員会宛て苦情申出の受理について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理」
について報告があった。

(6) 公安委員会宛て文書の受理について(2件)

警察から、
「公安委員会宛て文書の受理(2件)」
について報告があった。

(7) 令和4年度全国警察逮捕術大会及び拳銃射撃競技大会の開催結果について

警察から、
「令和4年度全国警察逮捕術大会及び拳銃射撃競技大会の開催結果」
について報告があった。

(8) 令和4年度全国警察柔道・剣道選手権大会の開催結果について

警察から、
「令和4年度全国警察柔道・剣道選手権大会の開催結果」
について報告があった。

(9) 訴訟外の損害賠償等請求の受理について

警察から、
「訴訟外の損害賠償等請求の受理」
について報告があった。

(10) 「松浦市志佐町白浜地区における交通安全対策の推進に関する要望書」の受理及び対応方針について

警察から、
「「松浦市志佐町白浜地区における交通安全対策の推進に関する要望書」の受理及び対応方針」
について報告があった。