1 開催日時

令和4年10月27日(木)午後1時15分から午後5時30分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

委員から、
「本年10月12日付けで長崎県公安委員会委員に就任された委員を御紹介する。」
との発言があり、
委員から、
「御紹介いただいたとおり、本年10月12日付けで長崎県公安委員を拝命したのでよろしくお願いする。
公安委員という重責に身が引き締まる思いである。
私の業界においても銀行の常識というものがあって、一般の人から見ると、それはどうなのか、と思われるものも少なからずあるわけであるが、警察においても同じようなことがあるのではないか。
そのように、一般の人から見てどうなのか、という観点で見て、気付いたことについて話すことができればと考えている。」
との発言があった。
委員から、
「本日の定例会から、新委員を加えた全ての公安委員がそろったところである。
各委員の専門である教育界、経済界、医療界から、それぞれの視点で意見を出し合い、県民のために県警察がより良い姿になるよう寄与できればと考えているので、よろしくお願いする。
季節も秋となり、旅行支援制度の影響か、交通量が増えてきていると感じるところである。
他県においては観光バスの横転事故も発生しているが、近年のコロナ禍における外出自粛等の状況が緩和する中で、最近、長距離を運転していなかった人が久しぶりに長距離を運転して事故を起こすということも発生するのではないか、と危惧するところである。
また、長崎県はシートベルトの着用率が高い県であったと認識しているが、後部座席における着用は果たして充分浸透しているのであろうかと感じるところもある。
シートベルトを着用することで助かる命がある、ということをよく認識して、積極的にシートベルトの着用促進を進めていくことが必要ではないか、と考えている。
行楽の秋であるので、県民が安心して楽しむことができるよう、県警察においては各種施策にしっかりと取り組んでいただきたい。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「秋の全国交通安全運動終了後の県内の事故件数等を見ると、昨年同期よりも微減程度で推移しており、このまま昨年よりも事故が少ない状況で推移するよう取り組んでいるところであるが、委員が言及されたように、県内においては、交通量や人出が増えてきている実感がある。
開業した西九州新幹線等の影響もあるかと思うが、その分、事件事故が増えないよう配意していく必要があると感じており、新幹線に関して言えば、鉄道警察隊の体制強化や関係機関との連携を密にすることにより対応に万全を期することとしている。
季節の変わり目でもあるので、委員御指摘の点を充分留意しながら、取り組んで参りたい。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 公安委員会宛て文書に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て文書に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 銃刀法及び火取法違反事件による行政処分(猟銃の所持許可の取消し)について

警察から、
「銃刀法及び火取法違反事件による行政処分(猟銃の所持許可の取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(5) 運転免許取消処分の審査請求に対する弁明書の作成について

警察から、
「運転免許取消処分の審査請求に対する弁明書の作成(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(6) 高齢者講習等、運転技能検査及び認知機能検査の実施に関する規則等の一部改正について

警察から、
「高齢者講習等、運転技能検査及び認知機能検査の実施に関する規則等の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 優良地域警察官家族表彰式の開催予定について

警察から、
「令和4年11月11日(金)、県警察本部において、優良地域警察官家族表彰式を開催する。
同表彰式は、長年にわたり、警察官の家族として駐在所に居住して警察業務を支え、功労が顕著と認められる駐在所勤務員の家族を表彰し、本部長感謝状を贈呈するもので、本年は、8人の駐在所勤務員家族が受賞する。」
との報告があった。
委員から、
「以前、新上五島警察署小値賀警察官駐在所を視察したが、その地域の子どもたちが駐在所に遊びに来ているのを見て、駐在所員やその御家族がその地域に溶け込んでいるのを実感したところであった。
各種警察活動は、そうした御家族の御労苦があってのことと思うので、受賞される皆様には、お祝いの言葉をお伝え願いたい。」
との発言があった。

(2) 広報イベント「道路・交通安全「さるく」」の実施予定について

警察から、
「令和4年11月12日(土)、県警察本部(交通管制センター)、長崎県庁、長崎駅周辺等において、広報イベント「道路・交通安全「さるく」」を実施する。
同イベントは、現在、長崎駅周辺において再開発に伴う交通インフラの整備が進められているところ、徒歩で見学するイベントを実施することにより、交通安全施設の整備に関する取組について県民の理解を深め、交通安全意識の向上を図る目的で実施するものである。
イベントでは、参加者(定員30人)を10人ずつの3班に分けて、各班ごと職員2人の引率・案内により、今回作成した「さるく場所マップ」の12か所を歩いて回り(さるく)、各地点において、
○ 長崎駅周辺の道路開発及びバリアフリー施設の整備状況の説明
○ 既設の交通安全施設の整備目的や仕組み等の説明
○ 安全横断「手のひら運動」の実践指導
を実施する予定である。」
との報告があった。
委員から、
「参加者について、定員30人というのは、子ども及び保護者を含めての人数か。」
との発言があり、
警察から、
「子どもとその保護者という形で、30人を想定している。」
との説明があった。
委員から、
「参加者が増えるよう頑張っていただきたい。」
との発言があった。

(3) 警護警備の実施結果について

警察から、
「警護警備の実施結果」
について報告があった。

(4) 令和4年全国優良警察職員表彰の受賞について

警察から、
「令和4年10月4日(火)、東京都内において令和4年全国優良警察職員表彰式が開催され、本県警察については男性警察官2人が警察庁長官賞詞を受賞した。」
との報告があった。

(5) 令和4年第3四半期(7月~9月)における処分等について

警察から、
「令和4年第3四半期(7月~9月)における被処分者等数(懲戒処分及び監督上の措置)は3人(前年同期間比±0人)であった。
また、同期間中、事件検挙・学業・術科等における功労に関し、警察職員91人及び11部署に対する本部長表彰を行った。」
との報告があった。
委員から、
「処分者が1人でもいると、県警察全体が悪いという印象を持たれることになると思うので、難しいとは思うが、これからどのように指導していくかということになると思う。」
との発言があった。
委員から、
「処分は処分として行う必要があると思うが、今後、どのように再発防止をするのか、そこに重きを置いて取り組むことが組織としての課題であると思う。」
との発言があった。
委員から、
「警察職員や学校職員などの公務員、銀行員という職種は、非違事案があると非難を受ける職種、立場にあると思う。
再発防止に向けた対策が大事であるとの話もあったが、警察官としての規範意識を高めるという指導教養の強化と、職場の風通しの2点が重要なのではないかと感じているところであり、そうした点について取り組んでいただければと思う。」
との発言があった。
委員から、
「パワハラについて言えば、警察という組織は人の命を左右する現場において勤務している訳であるので、上司が部下に厳しく接する必要がある場合もあるかもしれない、とは思う。
一方で、金融業界において現在注目されている「職員の心理的安全性」という言葉があり、つまりは上司にも部下にも自由に意見が言える関係性を作ろうということである。
一朝一夕でできるものではないかもしれないが、我々の職場でもそうした取組を進めているところである。」
との発言があった。
警察本部長から、
「各委員から御指摘のあった再発防止の意味も含めて、不祥事が起きないような風土、組織の体質改善というものが必要だと考えている。
着任から1年経過して完全に不祥事を根絶するには至っておらず、終わりのない戦いであると認識し、新しい方策も含めて、取り組んでいきたいと考えている。
私自身、現場の職員各位の声を聞くように努めているところであり、引き続き、規範意識の強化と風通しの良い職場環境に向けた更なる改善を進めて参りたい。」
との説明があった。

(6) 公安委員会宛て苦情申出の受理について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理」
について報告があった。

(7) 公安委員会宛て文書の受領について(2件)

警察から、
「公安委員会宛て文書の受領(2件)」
について報告があった。

(8) 令和4年第3四半期における警察職員の職務執行に関する警察宛て苦情の取扱状況について

警察から、
「令和4年第3四半期における警察職員の職務執行に関する警察宛て苦情の取扱状況」
について報告があった。

(9) 全国警察剣道大会及び全国警察柔道大会の開催結果について

警察から、
「全国警察剣道大会及び全国警察柔道大会の開催結果」
について報告があった。

(10) 令和4年度上半期における少年指導委員に関する専決状況について

警察から、
「令和4年度上半期における少年指導委員に関する専決状況」
について報告があった。