1 開催日時

令和4年9月15日(木)午後1時20分から午後5時45分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

委員から、
「最近の報道によると、安倍元総理の銃撃事件後、都道府県警察が対応する警備について警察庁が関与するとのことに加え、各都道府県警察の人的、財産的資源の合理化を図るとのことで、これまでの通達を廃止して新たな通達を定めるとのことであった。
どのような対応になるのか現時点で明らかではないが、今後のことについて、本部長、警務部長にお願いしたいことがある。
長崎県は多くの離島や半島を抱え、更には国境を有しているわけであり、合理化の論理のみで仕事を処理されてしまうと、大変困ったことになりかねないと危惧している。
県警察の適正な組織、体制及び運営については、そうした点を充分考えていただき、取り組んでいただきたい。
また、秋の全国交通安全運動がまもなく始まるが、どうか事故のないよう徹底した取組をお願いしたい。」
との発言があった。

4 警務部長発言

警務部長から、
「本日は警察本部長が不在であり、代理を務めさせていただくので、よろしくお願いする。
ただいま委員から言及があった警察の全国的な合理化、効率化の流れについては、当然ながら長崎県の実情や特殊性というものがあるので、そこを充分に踏まえ、警察庁に必要な意見を申し述べていくなど、しっかりと対応していきたい。
また、本日(9月15日)の部長会議において、本部長から指示がなされた点について紹介させていただく。
1点目は、9月に入り業務多忙となってきたが、一方で、新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いてきたところであり、体制的には休みを取りやすい状況になっているので、時期に関わりなく職員が休暇を取得できるよう、また、職場において休暇取得を後押しするように、との指示があった。
2点目は、西九州新幹線の開業に向けて、地域部などを中心に各部様々な対応が発生することや、新幹線駅を管轄する警察署は当然のこと、沿線を管轄する警察署も関与することになるので、各所属が連携して対応するように、との指示があった。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 沖縄県公安委員会からの援助の要求について

警察から、
「沖縄県公安委員会からの援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 福井県公安委員会からの援助の要求について

警察から、
「福井県公安委員会からの援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(5) 長崎県警察の組織改正について

警察から、
「長崎県警察の組織改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(6) 長崎県個人情報保護審査会への諮問について

警察から、
「長崎県個人情報保護審査会への諮問(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(7) 運転免許の行政処分(取消し・事後取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し・事後取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 西九州新幹線開業に向けた取組について

警察から、
「令和4年9月23日(金)の西九州新幹線開業に向け、県警察では
○ 九州旅客鉄道株式会社との連携強化
○ 佐賀県警察、福岡県警察との連携強化
に取り組んでおり、
○ 新幹線車両を使用した総合異常時(車両故障、急病人搬送、乗換)訓練
○ 刺股使用講習会及び持凶器傷害事案対処図上訓練
○ JR新大村駅でのテロ対応訓練
などの各種訓練を実施している。
開業当日は、JR長崎駅・諫早駅・新大村駅において記念式典が開催されることから、地域部及び関係3警察署(長崎署・諫早署・大村署)による雑踏警備を実施する。」
との報告があった。
委員から、
「新幹線の駅など警戒態勢を要するところが増えたということについて、人員の面や体制の面での問題はないか。」
との発言があり、
警察から、
「現在、在来線については警察官が実際に乗車して警戒に当たっているほか、長崎駅及び佐世保駅には、鉄道警察隊を配置して警戒活動を行っている。
今回の西九州新幹線の開業に伴い、人の出入りの増加が見込まれることから警戒態勢を強化する必要があるが、本県警察のみでなく、鉄道事業者や沿線を管轄する佐賀県警察及び福岡県警察などと連携して対応することとしている。
また、本部地域課の人員を鉄道警察隊に兼務させるなどの対応も進めていくこととしている。」
との説明があった。
委員から、
「警戒する範囲が広くなり、業務も増えることになると思うが、しっかりと頑張っていただきたい。」
との発言があった。

(2) 令和4年秋の全国交通安全運動の実施予定について

警察から、
「令和4年9月21日(水)から同月30日(金)までの10日間、「手を上げて 運転手さんに ごあいさつ」をスローガンに、秋の全国交通安全運動が実施される。
期間中は、
○ 子供と高齢者を始めとする歩行者の安全確保
○ 夕暮れ時と夜間の歩行者事故等の防止及び飲酒運転の根絶
○ 自転車の交通ルール遵守の徹底
を重点に、
○ 秋の全国交通安全運動広報パレード出発式(9月22日)
○ 草野仁氏によるビデオメッセージを使用した広報
○ 警察署における市町及び関係機関と連携した交通安全車両パレード
○ 関係機関・団体と連携し、通行車両や通行人に対してチラシ等を配布して交通事故防止についての呼び掛けを行う交通安全キャンペーン
○ 部内外におけるデジタルサイネージ等の道路情報板等を活用した広報啓発活動
○ ツイッター、ユーチューブ等のSNSを活用した情報発信活動
などに取り組むほか、
○ 県下一斉飲酒運転取締り(9月22日)
○ 全国一斉通学路取締り(9月30日)
などの交通指導取締りを実施する。
なお、各種活動の実施に当たっては、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策に万全を期して実施する。」
との報告があった。

(3) テロ対策パートナーシップ長崎定例会の開催結果について

警察から、
「令和5年に広島県でG7サミットが開催されることに伴い、本県におけるテロ対策のための官民連携体制の更なる活性化及び強化を目的として、令和4年8月30日(火)、県警察本部において「テロ対策パートナーシップ長崎定例会」を開催した。
定例会には公共交通機関、ライフライン関連会社など46機関が参加し、警察本部長の挨拶に続いて
○ 新規構成員の加盟などについての報告
○ 長崎県立大学システム学部情報セキュリティ学科教授による「サイバー攻撃とテロ」に関する講演
○ 令和3年度における各分科会(ソフトターゲット等テロ対策分科会・サイバーテロ対策分科会・爆発物テロ対策分科会)の活動結果報告
○ 質疑応答
を行った。
今後は各分科会ごとの訓練を行い、更なる危機意識の共有を図る方針である。」
との報告があった。
委員から、
「大事なことであるので、頑張っていただきたい。」
との発言があった。

(4) 初任科短期課程第85期卒業式の挙行予定について

警察から、
「令和4年9月28日(水)、県警察学校において、初任科短期課程第85期の卒業式を挙行する。
今期は、女性警察官9人を含む計37人が初任教養を修了し、同日付けで各所属に配属される。」
との報告があった。

(5) 公安委員会宛て苦情申出の受理について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理」
について報告があった。

(6) 新佐世保警察署(仮称)建設工事の設計に係る最優秀提案者の特定について

警察から、
「新佐世保警察署(仮称)建設工事の設計に係る最優秀提案者の特定」
について報告があった。

(7) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果について(2件)

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果(2件)」
について報告があった。