1 開催日時

令和4年4月21日(木)午後1時15分から午後5時30分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

委員から、
「昨日(4月20日)、他県警察において自殺した警察職員の裁判に関する報道がなされた。
本県警察においても、約1年半前に警察職員の自殺があり、その後、労災認定がなされている。
一方では、4月8日に警察庁において全国首席監察官等会議が開催され、同会議において、警察庁長官から、職員の非違事案の防止について、基本の遵守や身上把握の確実な実施と、高い規律と士気を有する職場環境の確立という指示がなされた、との報道を目にした。
私自身経験しているが、民間企業においても、労務管理については非常に重要な課題である。
現在、県警察においては、しっかりとした労務管理がなされているものと承知しているが、今後、職員が亡くなるというような悲しいことがないよう、適正な組織運営をお願いしたい。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「委員から御指摘のあった件については、重要なこととして拝聴させていただいた。
県警察においても、活力ある職場づくりについて部内での検討会を開催しており、ハラスメント撲滅のための対策の現状をはじめとする各種取組について意見交換を行い、今後もしっかり進めていくという方針を確認したところである。
約3,500人の本県警察職員が、前向きに仕事をし、県民の負託に応える仕事ができる、ということを実現することが我々の使命であるので、これからも各委員に御指導をいただきながら進めていきたい。
また、昨日(4月20日)の県議会において、IR誘致について県の提案が可決された。
今後どのように進んでいくのか、現時点で推し量ることはできないが、県警察としても、これから必要な作業について抜かりなく行っていきたい。
加えて、新型コロナウイルス感染症対策については、昨日(4月20日)時点で、県の感染段階が「2-1」に引き上げられたが、新たな行動制限がなされたり、国においても現時点ではまん延防止等重点措置の適用がなされるような動きはない。
県警察においても、出来うる行事、施策については、感染防止対策をしっかり行った上で、実施していこうと考えている。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 公文書開示請求に係る部分開示決定について

警察から、
「公文書開示請求に係る部分開示決定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 犯罪被害者等給付金(障害給付金)の支給裁定について

警察から、
「犯罪被害者等給付金(障害給付金)の支給裁定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 犯罪被害者等給付金(重傷病給付金)の支給裁定について

警察から、
「犯罪被害者等給付金(重傷病給付金)の支給裁定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 自転車運転者講習の実施に関する規則の改正について

警察から、
「自転車運転者講習の実施に関する規則の改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(5) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(6) 審査請求に係る弁明書の作成について

警察から、
「審査請求に係る弁明書の作成(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(7) 高齢者講習及び認知機能検査の実施に関する規則の一部改正について

警察から、
「高齢者講習及び認知機能検査の実施に関する規則の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(8) 運転免許取得者等検査の認定に関する規則の制定について

警察から、
「運転免許取得者等検査の認定に関する規則の制定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(9) 若年運転者講習の実施に関する規則の制定について

警察から、
「若年運転者講習の実施に関する規則の制定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(10) 長崎県指定講習機関に関する規則の一部改正について

警察から、
「長崎県指定講習機関に関する規則の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(11) 大型自動車免許の欠格事由等の特例に係る教習の課程の指定に関する規則の制定について

警察から、
「大型自動車免許の欠格事由等の特例に係る教習の課程の指定に関する規則の制定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(12) 運転免許取得者等教育の認定に関する規則の一部改正について

警察から、
「運転免許取得者等教育の認定に関する規則の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(13) 長崎県道路交通法施行細則の一部改正について

警察から、
「長崎県道路交通法施行細則の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 令和3年中における警察安全相談受理状況について

警察から、
「令和3年中における警察安全相談の取扱件数は、23,684件(前年比+608件)であった。
全相談件数に占める割合の高い相談内容は、割合が高い順番に
○ サイバー関係 3,283件(前年比+771件、相談全体の13.9パーセント)
○ 家事問題   3,046件(前年比+6件、相談全体の12.9パーセント)
○ 犯罪等の被害防止 2,885件(前年比+58件、相談全体の12.2パーセント)
○ 防犯その他(一般的な防犯相談等) 2,262件
(前年比-21件、相談全体の9.6パーセント)
○ 刑事その他(被害申告がないもの) 1,727件
(前年比-21件、相談全体の7.3パーセント)
であった。
なお、人身安全関連相談の受理件数については、受理した相談の項目別で、受理件数が多い順に
○ 配偶者からの暴力 535件(前年比+33件)
○ ストーカー事案  405件(前年比+58件)
○ 児童虐待      33件(前年比+1件)
であった。」
との報告があった。
委員から、
「全国的には、警察安全相談が昨年よりも増加しているとの報道を目にしたが、長崎県ではいかがか。」
との発言があり、
警察から、
「相談件数としては、昨年よりもやや増加しているが、おおむね横ばいの水準で推移している。」
との説明があった。

(2) 職務質問技能指導員に対する指定書交付式及び研修会の実施結果について

警察から、
「令和4年4月12日(火)、警察本部において、職務質問技能指導員11人に対する指定書交付式を実施した。
交付式終了後は、職務質問技能指導員相互の連携を深め、今後の職務質問技能及び指導力の向上につなげることを目的とした研修会を開催し、
○ 地域部幹部指示
○ 刑事部組織犯罪対策課教養
○ 職務質問技能指導官教養
○ 検討会
等を実施した。」
との報告があった。
委員から、
「非常に大事なことであるし、個々の警察官の性格などもあると思うので、それぞれに応じた指導を行っていただきたい。」
との発言があった。

(3) 令和4年春の全国交通安全運動の実施結果について

警察から、
「令和4年4月6日(水)から同月15日(金)まで実施された春の全国交通安全運動期間中における交通事故発生状況(暫定値)は、発生件数80件(前年同期間比-5件)、死者数1人(同+1人)、負傷者数108人(同-3人)であった。
期間中は、交通違反1,176件(前年同期間比-1,320件)を検挙するとともに、
○ 春の全国交通安全運動出発式
○ 安全運転サポート車体験試乗会
○ 通学路における交通指導取締り
○ 県下一斉飲酒運転取締り
○ 関係機関・団体と連携した広報啓発活動
などの取組を実施し、交通事故防止を図った。」
との報告があった。
委員から、
「交通死亡事故について、期間中の死亡事故で死因を確認したところ、内因死が2件確認されたとのことであったが、短い期間中に2件というのは多いのではないか。」
との発言があり、
警察から、
「内因死を原因とする事故が普段から多いというものではなく、今回は続いたという印象である。」
との説明があった。
委員から、
「交通安全というものは、こうした地道な活動が生きてくるものと思う。
また、広報対策についても、県警察がこれまで以上に努力されていると感じているところである。」
との発言があった。

(4) 令和4年第1四半期(1月~3月)における処分状況について

警察から、
「令和4年第1四半期(1月~3月)は、懲戒処分が2人(前年同期間比±0人)、監督上の措置が3人(前年同期間比-3人)であった。」
との報告があった。
委員から、
「警察職員の処分に関する件については、その都度、公安委員会にも報告を受けているところであるが、処分を受けた職員について、その後の勤務状況について把握しているか。」
との発言があり、
警察から、
「処分を行った職員については、その後の働きぶりなどについて、随時、確認を行っている。」
との説明があった。
委員から、
「十分反省し、職務に精励している職員については、その後の評価について、よく考えてあげていただければと思う。」
との発言があり、
警察本部長から、
「処分を受けた職員に対しては、一定期間きちんと把握し、確認を行っており、また、必要に応じて見直しも行っている。
今後も、そうした職員のフォローにも努めていくこととしたい。」
との説明があった。

(5) 春の叙勲受章者に対する勲章伝達式の実施について

警察から、
「令和4年5月10日(火)、警察本部において、春の叙勲及び危険業務従事者叙勲受章者に対する勲章伝達式を実施する。
受章者は、
○ 春の叙勲(2人)
・元長崎県公安委員会委員長 片岡 瑠美子 氏(瑞宝中綬章)
・元本県警察交通部長(瑞宝小綬󠄀章)
○ 危険業務従事者叙勲(25人)
元本県警察官(内訳:瑞宝双光章13人、瑞宝単光章12人)
であり、伝達式に出席される受章者に、本部長が勲章及び勲記を伝達する。」
との報告があった。

(6) 令和3年度中における犯罪被害者等給付金の裁定状況について

警察から、
「令和3年度中における犯罪被害者等給付金の裁定状況」
について報告があった。

(7) 令和3年中における犯罪被害者等早期援助団体関係業務について

警察から、
「令和3年中における犯罪被害者等早期援助団体関係業務」
について報告があった。

(8) 警察職員の職務執行に関する警察宛て苦情の取扱状況(令和4年第1四半期)について

警察から、
「警察職員の職務執行に関する警察宛て苦情の取扱状況(令和4年第1四半期)」
について報告があった。

(9) 長崎県警察職員「意見箱」について

警察から、
「長崎県警察職員「意見箱」」
について報告があった。

(10) 令和4年第1四半期における「街頭防犯カメラシステム」の記録データ活用状況について

警察から、
「令和4年第1四半期における「街頭防犯カメラシステム」の記録データ活用状況」
について報告があった。

(11) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果」
について報告があった。

(12) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果」
について報告があった。

(13) 令和4年第1四半期における「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等の実施結果について

警察から、
「令和4年第1四半期における「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等の実施結果」
について報告があった。