1 開催日時

令和4年8月25日(木)午後1時20分から午後5時30分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

委員から、
「全国警察においては、大阪府警察職員によるセクハラ事案や神奈川県警察職員による投資詐欺事件等も報じられているなか、本県警察においても新上五島警察署員の逮捕事案が発生し、警務部長及び首席監察官から概要について報告を受けたところである。
私としては、ほとんどの警察職員が自らのことや家族のことを犠牲にしながら、県民の安全と安心を守るために懸命に努力していると信じており、また実際にそうであると思っている。
そうしたなかで起こったことであり、大変残念なことであるが、どうか職員各位が動揺しないよう、幹部の皆さんが手を差し伸べていただきたい。
併せて、このような事案が二度と発生しないような対策や、職員がモチベーションを保つための意識改革等について、努力していただければと思う。」
との発言があった。

4 警務部長発言

警務部長から、
「本日は本部長代行をさせていただくのでよろしくお願いします。
まず、本部長にあっては、新型コロナウイルス感染により自宅待機となっており、委員各位にも御心配をお掛けして申し訳なく思っている。
既に症状は軽快しており、在宅での勤務を行っている状態である。
したがって、必要な報告や決裁も滞りなく行われ、県警察の業務について支障は生じていない。
こうしたなか、世間的には夏休みの期間も終わりつつあるが、県議会9月定例会の開会等を含め、県警察においても多忙な時期に入ることから、充分に準備を行い、対応していきたいと考えている。
また、委員から御指摘を受けた新上五島警察署員の逮捕事案についても大変申し訳なく思っている。
本年2月の警察職員の逮捕事案に続いてのことであり、大変深刻な事態であると認識している。
同事案を受けて、既に本部長通達を発出し、必要な指示は行っているところである。
改めて緊張感を持って対応すること、これまでの非違事案防止対策を再徹底することに加え、今回の事案についての調査解明を急ぎ、何が原因か、どうしてこのようなことが起こったのかについてしっかりと把握をして、今後の対策に生かすこととしている。
さらに、画一的な指導、指示ではなく、一人一人の職員の実情に応じて、それぞれの問題点や悩み事等に寄り添って対応することに配意するように、との本部長指示を受けており、しっかり徹底していきたいと考えている。
本件の処分及び再発防止の取組などについては、公安委員会に報告させていただくとともに、県民の信頼回復のため、しっかりと努力していくので、今後とも委員各位の御指導をお願いする。」
との発言があった。

5 委員発言

委員から、
「一言付け加えたい。
ここ最近の本県警察における事件検挙の報道を見ると、宿泊予約サイトのポイントを不正に取得する目的で虚偽の宿泊予約をしたとして被疑者を逮捕した事件、大麻を所持及び譲り渡したとして被疑者を逮捕した事件など、頑張っていることを感じている。
そうした努力については、幹部の皆さんが関係した職員各位を褒めていただき、更に頑張っていただきたい。」
との発言があった。

6 協議事項

(1) 犯罪被害者等給付金(重傷病給付金)の支給裁定について

警察から、
「犯罪被害者等給付金(重傷病給付金)の支給裁定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 銃刀法違反等事件に伴う行政処分(猟銃所持許可取消し)について

警察から、
「銃刀法違反等事件に伴う行政処分(猟銃所持許可取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 個人情報不開示決定に係る審査請求に対する裁決について

警察から、
「個人情報不開示決定に係る審査請求に対する裁決(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

7 報告事項

(1) 精霊流し雑踏警備の実施結果について

警察から、
「令和4年8月15日(月)、県下11警察署に「雑踏警備現地本部」を、警察本部地域課に「精霊流し雑踏警備連絡室」を設置して、各警察署管内の流し場等において精霊流し雑踏警備を実施した結果、雑踏に係る事件・事故の取扱いはなかった。」
との報告があった。

(2) 第26回参議院議員通常選挙違反取締本部の解散について

警察から、
「令和4年6月16日付けで警察本部と県下22警察署に設置していた「第26回参議院議員通常選挙違反取締本部」については、同年8月9日付けをもって解散した。
選挙違反取締りの結果、検挙事件はなかったが、法定外文書頒布違反等13件(前回比-45件)について警告を実施した。」
との報告があった。

(3) 平和祈念式典警護警備の実施結果について

警察から、
「平和祈念式典警護警備の実施結果」
について報告があった。
委員から、
「警護警備についてもそうであるが、加えて、暑さに対する御苦労もあったものと思う。
大変お疲れ様でした。」
との発言があった。

(4) 警護警備の実施結果について

警察から、
「警護警備の実施結果」
について報告があった。

(5) テロ対策パートナーシップ長崎定例会の開催予定について

警察から、
「令和5年に広島県でG7サミットが開催されることに伴い、本県におけるテロ対策のための官民連携体制の更なる活性化及び強化を目的として、令和4年8月30日(火)、県警察本部において「テロ対策パートナーシップ長崎定例会」を開催する。
同定例会には、公共交通機関、ライフライン関連会社など70機関、団体等が参加する予定であり、警察本部長の挨拶に続いて、
○ 新規構成員の加盟などについての報告
○ 長崎県立大学情報システム学部情報セキュリティ学科教授によるサイバーセキュリティに関する講演
○ 令和3年度における各分科会(ソフトターゲット等テロ対策分科会・サイバーテロ対策分科会・爆発物テロ対策分科会)の活動結果の報告
○ 質疑応答
などを行う。」
との報告があった。

(6) 公安委員会宛て苦情申出の受理について(2件)

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理(2件)」
について報告があった。

(7) 令和4年上半期における犯罪被害者等給付金関係業務に係る専決事項の報告について

警察から、
「令和4年上半期における犯罪被害者等給付金関係業務に係る専決事項の報告」
について報告があった。

(8) 令和4年上半期における犯罪被害者等早期援助団体関係業務に係る専決事項の報告について

警察から、
「令和4年上半期における犯罪被害者等早期援助団体関係業務に係る専決事項の報告」
について報告があった。

(9) ハラスメント防止対策の推進状況について

警察から、
「ハラスメント防止対策の推進状況」
について報告があった。

(10) 放置違反金等の滞納処分に係る訴訟の提起について

警察から、
「放置違反金等の滞納処分に係る訴訟の提起」
について報告があった。

(11) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果について(2件)

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果(2件)」
について報告があった。

(12) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等有効期間延長処分の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等有効期間延長処分の実施結果」
について報告があった。