1 開催日時

令和4年5月12日(木)午後1時15分から午後4時45分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

 (1) 委員から、

「ゴールデンウィークを挟んで、公安委員会定例会も3週間ぶりの開催となった。
連休中、勤務に就いていた職員もおられたと思うが、家族サービスなどもままならず大変であったと察しているところである。
春の全国交通安全運動も終了し、間もなく梅雨期に入るということで、風水害の発生しやすい季節になってきたが、現場においては防災に向けた警察活動も始まっていると承知している。
関係各位にあっては、事故なく、任務を遂行されると確信しているので、よろしくお願いしたい。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「5月10日(火)、春の叙勲及び危険業務従事者勲章伝達式に出席した。
叙勲を受けた方々を拝見し、この方々が警察職員として現役であった頃は、交通事故死亡者数が1万人を超えるような時代であった訳であるが、そうしたなかで、現在のように交通事故死亡者数が大きく減少するまでに尽力してこられたということに感慨を覚えた次第である。
私たちが小さい頃は、よく「手を挙げて横断歩道を渡りましょう。」という呼び掛けがなされていたが、その後、そうした言葉を聞かなくなった。
信号機や横断歩道の設置など、交通施設に係るハード面の整備が進み、それと共に、そうした言葉が使われなくなってきたのかと感じていたところ、「手を上げる 子どもはあなたを 信じてる」という標語が使われたのを見た。
運転する人だけではなく、歩行者が横断する意思をしっかり示すことも必要であり、双方の努力によって交通事故を減らすことができるものと改めて認識しているところであり、これからの警察活動にあっても、そうした双方の取組の重要性を県民の方々がわかりやすいよう、広めていっていただきたいと感じている。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「3年ぶりに行動制限のないゴールデンウィークであったが、そうしたなかで人流が回復傾向にあったことに感慨を覚える一方で、ここ最近、新型コロナウイルスの感染が再び広がってきているような状況も見受けられる。
特に、小さな子どもなど若年層に感染が広がっているようであり、心配しているところだが、こうしたなかで、いかに経済活動と両立させていくかということを考えさせられたゴールデンウィークでもあった。
また、先程言及があったが、これから大雨などの災害の発生が心配される季節になってくるが、近年言われるように、異常気象などの影響から、いままでの感覚では想定できないような災害が起こり得る時代である。
こうした災害も懸念される状況において、一番頼りになるのは身近にいる警察の方々の存在であるので、十分な準備と安心を感じられるような対応をお願いしたい。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「ゴールデンウィーク期間中、県警察としては警戒体制を継続していたところ、犯罪や交通事故などの面において懸念したほど大きな事象の発生はなかった。
そうしたなかで、委員から御指摘のあったとおり、各警察署等で勤務に当たっていた職員がいたことも事実であり、部内においては、ワークライフバランスの問題としてよく考えなければならないことは当然であるが、県民の皆様の安全・安心を確保するという警察の責務を全うするためには必要なことであると考えている。
同じく御指摘のあったところでは、大雨などの災害対策についてもそのとおりであり、私自身、その時々において、今後何があるのか、前もって予測した上で準備していくことを職員各位に指示しているところである。
例えば、災害対応について、各警察署では、梅雨入りの前であるこの時期を捉えて災害危険箇所の点検作業を行っており、現状確認及び対策について、関係各機関と連携しながら進めているところである。
また、内閣総理大臣が海外からの入国者数について拡大する方針を示したとのことであるが、本県においても、海外からの観光客の増加が想定されることから、各種準備を進めるよう指示を行ったところである。
そのほか、今回の連休中の取組として、5月5日(木)、長崎県立美術館において「お仕事体験」のブースを設けて、鑑識や科学捜査研究所の業務に関する紹介、警察音楽隊の演奏、パトカーや白バイの展示などを行ったが、大盛況であり、非常に良いPR活動になったと考えている。
なお、昨年、県下22警察署を回った初度巡視の続きとして、4月に入って2度目の巡視を開始した。
前回の視察により概要は把握しているので、今回は、より詳細な現状把握や激励を行っていくこととしており、前回同様に若手職員との意見交換を行うほか、今回から各警察署の課長級の職員から話を聞く場を設けてもらうこととしている。
そうした現場の声を、警察活動全体の改善に繋げるよう、様々な職員の声を拾っていきたい。」
との発言があった。

5 委員発言

委員から、
「最後に、最近の新聞報道などを見て、一つお願いしたい。
警察庁などでの会議においては、情報通信部門やサイバー犯罪対策などに関することが非常に多く取り上げられているようであり、本県警察でもそうした分野について頑張っていただきたいと感じている。」
との発言があった。

6 協議事項

(1) 警察署協議会委員の委嘱について

警察から、
「警察署協議会委員の委嘱(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 暴力団対策法に基づく中止命令に係る審査請求の裁決について

警察から、
「暴力団対策法に基づく中止命令に係る審査請求の裁決(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 空気銃所持許可申請の不許可処分に係る審査請求の裁決について

警察から、
「空気銃所持許可申請の不許可処分に係る審査請求の裁決(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(5) 諫早外環状線の延伸に伴う佐賀県公安委員会との協定の締結について

警察から、
「諫早外環状線の延伸に伴う佐賀県公安委員会との協定の締結(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

7 報告事項

(1) 島原道路「一般県道諫早外環状線」の一部供用開始について

警察から、
「令和4年5月21日(土)から、島原道路「一般県道諫早外環状線」の一部区間について供用が開始される。
「一般県道諫早外環状線」は、長崎自動車道諫早インターチェンジから同外環状線長野インターチェンジまでを結ぶ延長約7.0キロメートルの無料の自動車専用道路である。
同外環状線のうち、今回供用が開始される区間は諫早市の栗面インターチェンジから長野インターチェンジに至る延長約2.7キロメートル部分であり、
○ 幅員
車道  7.0メートル(3.5メートル×2車線)
全体 12.0メートル
○ 現況交通量:7,795台/日
(栗面インターチェンジ:令和2年11月交通量調査時点)
○ 規制速度
本線部:80キロメートル毎時(上下線完全分離方式)
ランプ部:40キロメートル毎時(栗面インターチェンジ、長野インター          チェンジ)
となっている。
同区間は、高速道路交通警察隊が管轄し、長崎県県央振興局が管理する。」
との報告があった。

(2) IR区域整備計画の申請等について

長崎県企画部IR推進課から、
「IR区域整備計画の申請等」
について報告があった。

(3) 九州管区内公安委員会連絡会議第37回定例会に係る会議資料について

警察から、
「九州管区内公安委員会連絡会議第37回定例会に係る会議資料」
について報告があった。

(4) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果」
について報告があった。

(5) 自動車運転中の病死事案について

警察から、
「自動車運転中の病死事案」
について報告があった。

(6) 新佐世保警察署における運転免許事務について

警察から、
「新佐世保警察署における運転免許事務」
について報告があった。