1 開催日時

令和4年5月26日(木)午後1時15分から午後4時50分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

委員から、
「5月19日(木)、櫻井国家公安委員が来県され、同委員と意見交換を行った。
当委員会としては、国家公安委員会による都道府県公安委員会の指導や、業務を遂行するにあたり必要な情報の提供についてお願いをしたところである。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「報告事項として、1つは、本年5月30日(月)、東京において全国警察本部長会議が開催される予定であり、長崎県の実情について、警察庁に理解を深めてもらうよう取り組んで参りたいと思っている。
2つ目は、現在行っている2度目の警察署巡視についてである。
多くの警察署においては、春の人事異動により署長以下、署員も入れ替わっており、また、今回の巡視においては、前回の巡視でも行った若手職員との意見交換に加えて、課長レベルの方々との意見交換も行っており、前回以上に幅広く職員の意見を聞いて参りたいと思っている。
公安委員会においても、順次、視察等の計画がなされているものと承知しているので、よろしくお願いしたい。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 令和4年度長崎県留置施設視察委員会委員の選考について

警察から、
「令和4年度長崎県留置施設視察委員会委員の選考(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 6月補正予算の計上について

警察から、
「令和4年度の当初予算は、長崎県知事選挙と予算編成時期の関係もあり骨格予算となっていたことから、当初予算で未計上となっている事業について、補正予算として6月の定例県議会に上程される予定である。
補正予算(案)の内容は、車両整備費、警察施設(庁舎、公舎)整備費、駐在所整備費など合計3億9,808万円であり、予算決算委員会(総括質疑)、総務分科会における審議を経て、本会議で議決される予定である。」
との報告があった。
委員から、
「今回の補正予算については、県警察として満額要求できたのか。」
との発言があり、
警察から、
「県と事前調整を行い、概ねそのとおりとなっている。」
との説明があった。
委員から、
「旧稲佐警察署の庁舎売却に係る補助金返還額はいくらか。」
との発言があり、
警察から、
「返還金額は、約4,386万円となっている。」
との説明があった。
委員から、
「旧稲佐警察署庁舎は、築何年なのか。」
との発言があり、
警察から、
「平成12年の建築となっている。」
との説明があった。
委員から、
「効率的に資産を運用する観点から、県が旧庁舎を賃貸して収益を上げるというようなことは検討しなかったのか。」
との発言があり、
警察から、
「検討した結果、売却が最も妥当との判断になったと承知している。」
との説明があった。

(2) 「ニセ電話詐欺対策官民合同会議」の開催予定等について

警察から、
「令和4年6月7日(火)、警察本部において、長崎県、財務省福岡財務支局、防犯関係機関・団体等合計53の機関・団体等が出席する「ニセ電話詐欺対策官民合同会議」を開催する。
同会議は、県民のニセ電話詐欺被害防止を図るため、行政機関、関係機関・団体、事業者の代表者が一堂に会し、ニセ電話詐欺対策への取組強化を図るものであり、
○ ニセ電話詐欺の現状及び対策に関する説明(警察本部)
○ ニセ電話詐欺被害防止のための取組事例発表(各事業者)
○ 「ニセ電話詐欺撲滅共同宣言」の宣誓(長崎県防犯協会連合会長)
などを行う予定である。
また、令和4年6月7日(火)から同月16日(木)までの10日間を「ニセ電話詐欺根絶旬間」と設定し、「だまされんばい!長崎」をスローガンに、自治体等の関係機関との協働による、県下一斉の広報啓発等を実施予定である。」
との報告があった。
委員から、
「県警察においては、ここ最近、テレビや新聞等を通じた広報活動について、よく頑張っていると感心している。
特に、交通安全運動の一環である「てのひら運動」については、近所の子どもたちが手を挙げて道路を横断している姿をよく見るようになった。
県警察の交通安全指導がよく徹底されていると思うところであり、敬意を表したい。」
との発言があった。
委員から、
「ニセ電話詐欺の件数が大きく増加した背景には、何か特徴的な点があるのか。」
との発言があり、
警察から、
「インターネット利用に関して、アダルトサイト利用料金名下や、ウイルスに感染したという表示を出して連絡を取らせた上で、元の状態に戻すなどと言って金銭をだまし取るような架空請求詐欺や、電話による還付金詐欺について多く発生している。」
との説明があった。
委員から、
「そうしたアダルトサイトについて利用料金を本当に支払わなければならないものもあるのか。」
との発言があり、
警察から、
「ほとんどないと認識している。」
との説明があった。
委員から、
「アダルトサイトにアクセスしたことによりこのような詐欺被害があるという具体的な事例を広報した方が良いのではないか。」
との発言があり、
警察から、
「個別の事案の発生を受けて、具体的な内容を広報することは難しい点もあるが、一般的な防犯広報などではアダルトサイトでの具体的な事例を示しながら行っているところである。
委員御指摘の広報のあり方については、受け取る側がよりわかりやすいよう検討して参りたい。」
との説明があった。

(3) 令和3年度中における警察署協議会の開催結果について

警察から、
「令和3年度中における警察署協議会の開催結果」
について報告があった。

(4) 令和3年度中における情報公開・個人情報保護制度の運用状況について

警察から、
「令和3年度中における情報公開・個人情報保護制度の運用状況」
について報告があった。

(5) 諫早外環状線の延伸に伴う佐賀県公安委員会との協定の締結について

警察から、
「諫早外環状線の延伸に伴う佐賀県公安委員会との協定の締結」
について報告があった。