1 開催日時

令和4年8月4日(木)午後1時15分から午後5時40分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「猛暑が続いており、加えて、新型コロナウイルス感染症も猛威を振るっているなか、8月3日(水)、長崎警察署において開催される警察署協議会に出席する予定であった。
同協議会については、出席予定の委員から新型コロナウイルス感染が確認されたとのことで、残念ながら書面開催となったが、せっかくの機会であるので、長崎警察署に赴き、同協議会で予定されていた議題等について長崎警察署長から説明を受け、さらに、市民の安全・安心を守るために署員に対してどのような指導教養を行っているのかについて説明を受けた。
そのなかで、丸山交番の勤務員が防犯のための音楽を作成したり、イラストを作成したり、署長が署員に対して文書を書いて励ましたり、YouTube動画等を作成したりするなど、様々なアイデアをもって取組を行っていることが分かり、業務に対する強い熱意を感じた。
本部長は、常日頃から「現場のモチベーション」をいかに高めるかなど、明るく楽しい職場づくりについてよく言及しているが、長崎警察署においては、そうした考えに沿って、ハード面とソフト面を併せて実践しており、非常にバランスが取れているのではないかと感じた。
加えて、前回の会議で説明があった今月9日(火)の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典について申し上げるが、酷暑の中大変とは思うが、警護警備について誤りのないよう、しっかりと取り組んでいただきたい。
また、他県の事例ではあるが、福岡県の警察職員が暴力団員に情報を漏えいしたとの報道や、警視庁湾岸警察署に留置されていた被留置者が自殺したとの報道を目にしており、本県においてこうした事案がないよう充分留意していただきたい。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「7月29日(金)に開催された西海警察署協議会に出席した。
同協議会でも司会進行を予定していた会長が体調不良とのことで、会長代理の方が進行されたが、同協議会委員5人のうち、3人が女性の委員であった。
同協議会の会長は同署管内の寺院の住職が務められているそうであるが、別の委員のお一人は別寺院の住職の配偶者の方ということであり、そうした地域のなかでは、寺社という存在がひとつのキーになっているのではないかと感じた。
また、同協議会で防災に関する議題が話されたが、委員に示された避難所一覧表に関し、ある委員が、同一覧表内に掲載された現在廃校になっている小学校施設について、「子どもが同学校の敷地でサッカーの練習をしているが、同学校の体育館は天井が破れていて雨漏りしており、雨天の際は使用できない。しかし、同資料では防災避難所になっており、おかしいのではないか。」との意見を出された。
こうした生活に即した指摘があり、実際に暮らしている方々の視点や意見をいかに吸い上げるかについて考えながら、興味深く視察させていただいた。
署長も各委員の意見を聞き、いかに業務に生かしていくかについて話していた。
意義のある会議であったと思う。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「県警察の警察官募集についてのパンフレットを拝見し、同パンフレットに掲載されているQRコードから警察官のリアルボイスや体験型動画などを視聴した。
こうした動画などを若い人たちが見て、警察官になりたいと思ってもらえるような広報宣伝のあり方をこれから考えていく必要があると感じた。
現在、若年人口が減少しているが、そうしたなかでも、多くの優秀な人材が警察官を志望してくれるように、警察職員の採用活動については引き続きしっかりと取り組んでいただきたい。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「委員には長崎警察署の視察において、同署に対して様々な有益な御意見をいただいたと伺っており、感謝申し上げる。
西海警察署協議会も御視察いただいたが、同署の協議会では女性の委員が多いとのことであり、先進的で様々なアイデアが出されたとのことであるので、県警察としても参考としていきたい。
また、御指摘のあった警察職員の募集に関しては、採用希望者をいかに増やすかについて大変深刻な問題であると考えている。
採用活動のパンフレットのデザインひとつとっても印象が変わるものであり、どのようなデザインであれば若者に訴えかける効果が高いのか、についても研究を行っているところであるので、今後ともしっかりと取り組んでいきたい。
原爆犠牲者慰霊平和祈念式典や、今月15日(月)の精霊流しについて、職員各位に対し、新型コロナウイルス感染防止のため、気を緩めることのないよう特段の配意をお願いしたところである。
あわせて、そうした行事等への対応が一段落した際には、職員各位において積極的な休暇取得ができるよう言及したところである。
難しいところであるが、メリハリをつけた仕事をするよう取り組んでいきたい。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 警察署協議会委員の委嘱について

警察から、
「警察署協議会委員の委嘱(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 信号機の新設及び廃止(5か所)について

警察から、
「信号機の新設及び廃止(5か所)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 運転免許の行政処分(取消し・事後取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し・事後取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 捜査用似顔絵講習会の開催結果について

警察から、
「令和4年7月21日(木)、警察本部第1会議室において、捜査用似顔絵の作成技術の向上と作成者の底辺拡大、捜査用似顔絵のなお一層の効果的活用を目的として、「捜査用似顔絵講習会」を開催した。
講習会には各所属から選考された警察官37人が参加し、
○ 部外講師(画家・絵画教室講師)の指導による似顔絵作成の基本的な知識と技術の習得
○ 指導補助者(上級似顔絵捜査官・鑑識課資料管理補佐)による捜査用似顔絵作成に関する実践的教養
○ 仮想目撃者からの聞き取りによる実戦的な捜査用似顔絵作成
などに取り組んだ。
なお、鑑識専務員を除く受講者が作成した捜査用似顔絵については講師による選評を行い、捜査用似顔絵作成の能力が高く、今後の活躍が期待される3人に対して刑事部長賞(第1位)、鑑識課長内賞(第2位、第3位)をそれぞれ授与した。
また、本講習会については報道機関(新聞社)1社の取材があったほか、SNS(Twitter)による情報発信を行った。」
との報告があった。
委員から、
「最近、似顔絵を活用した捜査により犯人を検挙した、というような事例はあるのか。」
との発言があり、
警察から、
「昨年は、諫早警察署管内において年少者に対する強制わいせつ事件が発生し、作成された似顔絵を活用した捜査により検挙に至った事例など3件の検挙事例があるほか、本年も、時津警察署管内で年少者に対する強制わいせつ事件が発生し、被害者が目撃した犯人像等から似顔絵を作成し、検挙に至った事例など、毎年、数件は似顔絵を活用した捜査による検挙事例がある。」
との説明があった。

(2) 長崎県警察嘱託医会第41回研修会の開催結果について

警察から、
「令和4年7月26日(木)、長崎県警察嘱託医会会員の法医学研さん及び警察捜査に対する医学上の協力援助の円滑化を目的として、「長崎県警察嘱託医会第41回研修会」を開催した。
今回の研修会は、新型コロナウイルス感染症対策のためオンライン会議で開催し、
○ 日本医科大学大学院医学研究科法医学分野教授による講演
演題「孤独死とその実態~死体検案医に必要な知識として」
内容「孤独死とはそもそも一体何なのか」
「孤独死の何が問題なのか」
「孤独死が問題であるならば、その対策とは」
○ 「東京都区部の孤独死事例の地方との関連性」等に関する質疑応答
を実施した。」
との報告があった。

(3) 令和4年夏の交通安全週間の実施結果について

警察から、
「令和4年7月14日(木)から同月20日(水)までの7日間、「令和4年夏の交通安全週間」を実施した。
期間中における交通事故発生状況(暫定値)については、
○ 交通事故発生件数 34件(前年同期間比-24件)
○ 死者数      0人(前年同期間比-1人)
○ 負傷者数     40人(前年同期間比-33人)
となり、取締結果(暫定値)については、
総検挙数 706件(前年同期間比-871件)
となった。
期間中における主要な取組としては、
○ 夏の交通安全週間出動式
○ 諫早警察署員の自転車部隊による広報活動
○ 通学路における児童、生徒の交通安全対策
○ 高齢運転者の参加・体験型講習会
○ 県下一斉飲酒運転取締り
○ 自転車一斉交通指導取締り
○ 関係機関・団体と連携した広報啓発活動、交通情報板やSNSによる情報発信を実施した。」
との報告があった。

(4) 平和祈念式典警護警備の実施予定について

警察から、
「平和祈念式典警護警備の実施予定」
について報告があった。
委員から、
「安倍元総理の事件もあり、今回の平和祈念式典の警護警備については、非常に注目されるところとなると思うので、誤りのないようお願いしたい。」
との発言があった。

(5) 長崎県公安委員会宛て文書の受理について

警察から、
「長崎県公安委員会宛て文書の受理」
について報告があった。

(6) 自動音声案内・通話録音システムの試行運用について

警察から、
「自動音声案内・通話録音システムの試行運用」
について報告があった。

(7) 令和4年第2四半期における「街頭防犯カメラシステム」の記録データ活用状況について

警察から、
「令和4年第2四半期における「街頭防犯カメラシステム」の記録データ活用状況」
について報告があった。

(8)「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果について(3件)

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果(3件)」
について報告があった。

(9) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等有効期間延長処分の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等有効期間延長処分の実施結果」
について報告があった。

(10) 令和4年上半期における生活環境課関係の専決状況について

警察から、
「令和4年上半期における生活環境課関係の専決状況」
について報告があった。

(11) 令和4年上半期における交通規制課関係の専決状況について

警察から、
「令和4年上半期における交通規制課関係の専決状況」
について報告があった。

(12) 令和4年上半期における運転免許管理課関係の専決状況について

警察から、
「令和4年上半期における運転免許管理課関係の専決状況」
について報告があった。

(13) 援助の要求の受諾回答について

警察から、
「援助の要求の受諾回答」
について報告があった。