1 開催日時

令和4年7月7日(木)午後1時15分から午後5時15分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

委員から、
「先日、委員が全国公安委員会連絡会議に出席したので、その報告をお願いする。」
との発言があった。
委員から、
「7月4日(月)、東京都で開催された全国公安委員会連絡会議に出席した。
講演の後に自由討議が行われ、警察組織の在り方と公安委員会に係る課題について議論が行われたが、各都道府県警察の様子と公安委員会とのつながり方、各都道府県の公安委員会が一般市民として警察の在り方をどのように見ていくのか、という点について努力をしていることがわかり、興味深く感じた。
そして、公安委員会の視点をいかに警察活動に反映させていくか、加えて、警察の活動が公安委員会に対してしっかりと伝わるような仕組みについて、更なる取組が必要であると感じたところである。
発表のあった事例として、愛知県警察においては、児童相談所との連携を強化するため、試みとして県警察職員を1つの児童相談所に派遣したところ、効果的であったことから、翌年からは県内の他の児童相談所にも警察職員を派遣する取組を行ったとのことである。
これら一連の取組については、愛知県公安委員会からの提言によるものであったとのことであり、そうした提言、提案の必要性や、警察組織に働きかけてより良く変革していく実現力について、考えさせられるところがあった。
また、長崎県警察においても働きやすい職場環境の創出に努力しているところとは思うが、発表のあった県においては、子育てをどのように考えるかということを記載させるシートを運用していて、出産・育児を控えている職員がこれを作成することでかなりの成果を挙げているとのことであり、対象職員の周囲の者がそうした情報を共有し、理解できるようになるという点で非常に良いのではないかと感じた。
加えて、先日の九州管区内公安委員会連絡会議でお会いした各県の公安委員の方々と、今秋本県で開催予定の同会議について話すこともでき、直接対面して話をすることの必要性も感じた次第である。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「委員から全国公安委員会連絡会議の結果をお聞きしたが、県警察としても勉強していく必要があると感じた。
委員御指摘のとおり、対面の重要性は同じく感じるところであり、コロナ禍により長く対面での会議などを行うことができなかった訳であるが、そうした対面での会議等が少しずつ復活してきていることは非常に良いことであると思う。
委員には九州のみならず、全国の公安委員の方々との意見交換を行っていただき、また様々なアイデアも持ち帰っていただいたとのことであるので、そうしたアイデアや御意見を踏まえ、県警察として業務改善に向けて一層の努力を図りたい。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 「被爆77周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」警護警備に伴う援助の要求について

警察から、
「「被爆77周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」警護警備に伴う援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 運転免許取消処分に係る審査請求の裁決について

警察から、
「運転免許取消処分に係る審査請求の裁決(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 県議会「令和4年6月定例会」の開催結果について

警察から、
「令和4年6月定例会は、令和4年6月6日(月)から同年7月1日(金)までの26日間を会期として開催され、警察関係では議案2件(総務委員会関係)を提出したほか、専決処分3件についての報告を行い、7月1日(金)の本会議で可決・承認された。
警察本部に関しては、
○ 一般質問においては、本県警察における情報発信の取組に関する質問
○ 予算決算委員会(総務分科会)においては、
・一般施設整備費
・交通安全施設整備費
・公舎の活用、交通指導取締費
などに関する質疑
○ 総務委員会においては、
・職員の交通事故
・ニセ電話詐欺、交通事故防止等
・警察署の建替計画
などに関する質疑
があり、それぞれ答弁を行った。」
との報告があった。

(2) 令和4年夏の交通安全週間の実施について

警察から、
「令和4年7月14日(木)から同月20日(水)までの7日間、「令和4年夏の交通安全週間」を実施する。
週間の重点は、
○ 子供と高齢者の交通事故防止
○ ヘルメットを着用するなど自転車の安全利用の推進
○ 飲酒運転の根絶
であり、主要な行事として、
○ 夏の交通安全週間出動式
○ 諫早署員の自転車部隊による広報活動
○ 道路情報板等を活用した広報啓発活動
○ SNSを活用した情報発信活動
を実施するほか、県下一斉飲酒運転取締り、自転車一斉交通指導取締りなどを実施する。」
との報告があった。
委員から、
「今回、諫早警察署の自転車部隊による広報活動を行うとのことであるが、自転車部隊というのはいずれの警察署にもあるものか。」
との発言があり、
警察から、
「今回の交通安全週間のために、諫早警察署において初めて組織したものであり、広報活動等に従事することとしている。」
との説明があった。
委員から、
「非常に良い取組であると思うので、自転車部隊の活躍を楽しみにしたい。
また、今回の議題とは異なるが、広報活動に関して言えば、佐世保警察署において20歳の女性警察職員が描いたニセ電話詐欺被害防止の啓発看板を署玄関外壁に掲示したとのことであるが、これも非常に良い取組であると感じているところである。」
との発言があった。

(3) 令和4年度安全運転管理者等講習の実施予定について

警察から、
「安全運転管理者等講習については、令和3年度から会場における対面形式ではなく原則としてオンラインによる講習を実施しており、令和4年度も同様に実施する。
講習対象者は、令和4年5月末現在で
○ 安全運転管理者   4,809人(講習時間6時間)
○ 副安全運転管理者   861人(講習時間4時間)
であり、講習実施期間は令和4年9月7日(水)から同年11月15日(火)までとする。
講習は、原則として、インターネット回線が利用可能な警察本部の「交通部会議室」において実施する講習を、オンラインで配信する方法により行う。
オンライン講習時間中における個別の質疑等には電話等により対応し、オンライン講習に参加できない事業者に対しては、必要に応じて会場における対面形式による講習も検討する。
なお、令和5年度は、警察庁が実施するオンライン講習の実証実験対象県に本県が指定されており、令和6年度からは全国で本格運用予定である。」
との報告があった。
委員から、
「講習の配信に使用するソフトはどのようなものか。
また、講習中、そのソフトを使用してチャット等による質問はできないのか。」
との発言があり、
警察から、
「使用ソフトは「Cisco Webex Meetings」である。
受講者は、講習中にチャット機能による質問を行うことができるが、その回答については受講配信の終了後に行うこととしている。」
との説明があった。

(4) 第26回参議院議員通常選挙における警護結果について(中間報告)

警察から、
「第26回参議院議員通常選挙における警護結果」
について報告があった。

(5) 令和4年第2四半期(4月~6月)における処分等について

警察から、
「令和4年第2四半期(4月~6月)における被処分者等数(懲戒処分及び監督上の措置)は9人(前年同期間比+5人)であった。
また、同期間中、警察職員18人及び2警察署に対する本部長表彰を行った。
今後は、令和4年7月12日(火)から同年10月26日(水)の間における全警察署に対する計画監察の実施を予定している。」
との報告があった。
委員から、
「各処分については逐次、公安委員会において報告を受けているが、中には常識の問題ではないかと感じるものがある。
モラルの問題であり、人間教育をしっかりと行っていただきたい。
こうした非違事案については各部幹部の間においても情報共有を行っているのか。」
との発言があり、
警察から、
「組織内において情報共有を図っている。」
との説明があった。
委員から、
「長崎県警察は、他の都道府県警察、特に九州各県の警察と比べて処分数は多いのか。」
との発言があり、
警察から、
「一概には言えないところがあるが、飛び抜けて多い、または少ないということはない。」
との説明があった。
委員から、
「監察を行うにあたっては、上から目線ではなく、下から意見を吸い上げて指導していくようにお願いしたい。
また、本部長表彰については賞金はあるのか。」
との発言があり、
警察から、
「現金の授受はないが、副賞として記念品を渡している。」
との説明があった。
警察本部長から、
「本部長表彰を行うにあたっては、できるだけ私自身から対象職員に賞状等を渡すようにしている。
また、表彰後には受賞者と懇談をし、併せて激励をするようにしている。
加えて、所属に対する表彰についても、対象所属に赴く予定がある場合には、自ら赴いて、その所属の職員各位とともにお祝いするよう配意しているところである。
モチベーションを上げるということも含め、表彰には様々な意義があるので、今後もより良い形で行っていきたいと思っている。」
との説明があった。
委員から、
「職員の励みになることであり、大事なことである。
昨年来、報告を受けて、情けないと感じるような非違事案もあったが、そうしたことがないよう頑張っていただきたい。」
との発言があった。

(6) 令和4年度九州管区内警察柔道・剣道大会の結果について

警察から、
「令和4年度九州管区内警察柔道・剣道大会の結果」
について報告があった。

(7) 長崎県二輪車自転車商協同組合に係る令和3年度事業報告等の受理について

警察から、
「長崎県二輪車自転車商協同組合に係る令和3年度事業報告等の受理」
について報告があった。

(8) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果について(3件)

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果(3件)」
について報告があった。

(9) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果について(2件)

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果(2件)」
について報告があった。

(10) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等有効期間延長処分の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等有効期間延長処分の実施結果」
について報告があった。