1 開催日時

令和4年9月29日(木)午後1時20分から午後5時30分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「9月22日(木)に行われた「秋の全国交通安全運動広報パレード出発式」に出席したが、皆さん大変お疲れ様でした。
運動期間中の交通事故が、できる限り少なくなることを期待するところである。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「昨日、初任科短期課程第85期生37人の卒業式典に出席し、祝辞を述べさせていただいた。
今回は、3年ぶりに御家族の御臨席が可能になったとのことであり、また音楽隊の演奏も行われるなど、厳粛な中でも晴れやかな式典であった。
気付いたこととして、総代をはじめとして受賞者の多くが女性であったということである。
確認したところ、卒業生37人中、9人が女性警察官ということであり、その多くが優秀な結果を残したのだということに感心し、頼もしく感じた。
ただ、そうした女性警察官が、3年後、5年後、10年後にどのようなキャリアを描いていくかということについて、しっかりと育てていただきたいという思いを強くしたところである。
学校の成績等は女性の方が良いという傾向もあり、試験等でも、必ず女性の上位者が出てくるものであるが、その後にどのようにして職場で育てていくのかについては、警察組織のみでなく、一般企業や官公庁等においても、まだ未開拓の部分があるのではないかと感じるところがある。
昨日、卒業した皆さんが、男性、女性に関わらず、キャリアを描いて、立派な警察官になってくれることを期待する。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「初任科短期課程第85期生の卒業式典への御出席について感謝申し上げる。
委員御指摘の女性警察官の活躍については、私も同感であり、卒業式典当日夕方のテレビ報道等でもそうした視点からの報道がなされていて、心強く感じたところである。
確かに警察業務においては、体力を必要とする場面が多く、例えば、犯人追跡等の場面において男性の方が有利であるということについては事実かもしれないが、多様化している世の中において、人身安全事案や被害者支援など、女性が行うことが適切な警察業務も多く、女性が活躍できる場面は広がってきている。
警察の役割として、犯人と対峙して捕まえるためには力のある警察官でないと駄目ではないか、という観点のみで警察の業務を捉えるのは視野が狭すぎるということであり、県警察としても、そうした点について発信していく必要があると感じている。
ただ、警察においては業務の性質から、力を要するような仕事があることは事実である。
したがって、警察官の男女比率を同じにできるかということについては、他職種と違ってよく考えなければならないが、現在の女性警察官の比率が少ないという認識はもっと広まって良いのではないかと考えている。
また、秋の全国交通安全運動の出発式への御出席、感謝申し上げる。
当日は、天気も良く、出発式を滞りなく執り行うことができた。
残念ながら、江迎地区交通安全協会会長が運動初日に亡くなられ、その後も死亡事故の発生があり、死亡事故を根絶するということの難しさを感じているところである。
どのようにすれば交通安全につながるのかについては、今後も引き続きよく考えて取り組んでいきたい。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 警察署協議会委員の辞職の承認について

警察から、
「警察署協議会委員の辞職の承認(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 警備部サミット対策課新設に伴う組織関係規程の改正について

警察から、
「警備部サミット対策課新設に伴う組織関係規程の改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 令和4年全国地域安全運動の実施予定について

警察から、
「令和4年10月11日(火)から同月20日(木)までの10日間、「令和4年全国地域安全運動」が実施される。
本県においては、「ニセ電話詐欺の被害防止」及び「子供と女性の犯罪被害防止」
を運動重点として、
○ 令和4年地域安全・暴力追放運動功労表彰式の開催(10月11日)
○ 長崎バスココウォークバスセンターにおける防犯ポスター展示会の開催(10月12日~10月19日)
○ ニセ電話詐欺等被害防止広報大使の前川清氏を起用したラッピングバスによるニセ電話詐欺被害防止広報
○ 関係機関、団体等と連携した年金支給日キャンペーンの実施(10月14日)
○ 各警察署における関係団体等と連携した青パト広報パレードの実施
○ 各小学校、幼稚園等と連携した不審者対応訓練の実施
○ SNS等の活用によるニセ電話詐欺被害防止対策を始めとした各種情報発信活動
などの行事・取組を実施する。」
との報告があった。

 (2) 長崎市内における準強制わいせつ事件の発生・検挙について

警察から、
「令和4年9月15日(木)、長崎市居住の被疑者(37歳男性)を、準強制わいせつの罪で通常逮捕した。
被疑者は、令和4年7月9日(土)及び同月18日(月)、長崎市内において、心神喪失状態の被害者(16歳女性)にわいせつな行為をしたものである。
同被疑者については、令和4年8月25日(木)、長崎市内における住居侵入事件の被疑者として大浦警察署が通常逮捕していたが、所要の捜査の結果、本件犯行が明らかとなったため、逮捕したものである。」
との報告があった。
委員から、
「許せない犯罪である。
捜査を尽くしていただきたい。」
との発言があった。

(3) 110番映像通報システムの試行運用について

警察から、
「令和4年10月1日(土)から、「110番映像通報システム」の試行運用が開始される。
同システムは、110番通報を受理した通信指令室の受理担当者が、事件・事故等に対する初動的な措置のために必要と判断した場合に、110番通報者に対してスマートフォン又はタブレット端末から映像又は画像の送信を求め、その映像等を初動警察活動に活用するシステムである。
同システムの本運用開始日は、令和5年4月1日(土)を予定している。」
との報告があった。
委員から、
「通報者が送信する映像についての著作権はどうなるのか。」
との発言があり、
警察から、
「通報者から送信される映像、画像については、送信を依頼する時点で著作権の放棄をお願いすることとなり、通報者が同意した場合に送信してもらうこととなる。」
との説明があった。
委員から、
「システムが充分活用されることを期待したい。」
との発言があった。

(4) 西九州新幹線開業記念式典に伴う雑踏警備の実施結果について

警察から、
「令和4年9月23日(金)、JR長崎駅・JR諫早駅・JR新大村駅において、西九州新幹線開業記念式典に伴う雑踏警備を実施した。
警察本部地域課に「雑踏警備連絡室」を設置し、地域部長以下122人体制で警備を行った結果、事件・事故等の発生はなかった。」
との報告があった。

(5) 警護警備の実施結果について

警察から、
「警護警備の実施結果」
について報告があった。

(6) 公安委員会宛て苦情申出の受理について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理」
について報告があった。

(7) 公文書部分開示決定に対する審査請求の受付について

警察から、
「公文書部分開示決定に対する審査請求の受付」
について報告があった。

(8) 令和4年度九州管区内警察拳銃射撃競技大会の開催結果について

警察から、
「令和4年度九州管区内警察拳銃射撃競技大会の開催結果」
について報告があった。

(9) 運転免許取消処分にかかる審査請求の受付について

警察から、
「運転免許取消処分にかかる審査請求の受付」
について報告があった。

(10) 公文書開示請求に係る不開示決定について

警察から、
「公文書開示請求に係る不開示決定」
について報告があった。

(11) 「新・警護要則」の制定・施行について

警察から、
「「新・警護要則」の制定・施行」
について報告があった。