1 開催日時

令和4年11月24日(木)午後1時15分から午後5時5分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「11月18日(金)、県警察学校において執り行われた、警察業務に殉じて亡くなられた職員の方々の慰霊祭に出席した。
103柱の御(み)魂(たま)がまつられているとのことであり、多くの方々が職に殉じられたことについて考えさせられた。
また、11月21日(月)に警察署協議会島原ブロック会議を視察した。
同会議においてはニセ電話詐欺対策について議論が交わされたが、住民の意識をいかに高めるかについて様々な取組がなされており、有効に働いているのではないかと感じた。
そのなかで、公安委員会定例会でもこれまで何度も議論されているが、住民に対する情報の発信をどのように行っていくのかに関して、島原市、雲仙市、南島原市ではそれぞれどのように取り組まれているのかが説明された。
例えば、各家庭にある防災ラジオを活用し、同一地域で集中的に不審電話が掛かってきた場合などに、そうした情報を流すなどの試みや、地域のFM局、ケーブルテレビなどを活用した情報発信を積極的に行う取組が話されたが、各警察署管内における相談件数の割には、被害件数は比較的少ない状況であることを考えると、一定の効果があるのではないかと感じた。
県警察本部において様々に議論していることについて、各地域において、それぞれの特色を生かしつつ取り組んでいることを知ることができ、感銘を受けたところである。
もう一つ申し上げると、詐欺の種類、手口によって対策の種類が異なるということもあると思うので、自分に降りかかってくるおそれのある詐欺なのかどうかが分かれば、身近な犯罪であることを感じ、より用心することができると思う。
そうしたことがうまく伝われば、被害をより防止できることにつながるものと思う。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「雲仙市南串山町内にある十八親和銀行南串山出張所において、高齢者の方がネット利用料の振り込みを行わなければならないとのことで同所の行員が対応し、詐欺を疑って警察に通報したことにより、被害を未然防止することができた、との話を聞いた。
同地区は農業等を営む方が多く、また高齢者の多い地域で、平素は平穏な地域であるが、そうした地域でも犯罪に遭うおそれがあるわけであり、金融機関等においては、そうした被害を防ぐ最後のとりでとして、声掛けなどを行うことの重要性を感じたところである。
また、今週、長崎ベイサイドマラソンが開催されたが、多くの人が参集するこの種の行事において、事故がないように行事等が運営されることが重要であることを改めて感じたところである。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「間もなく12月に入り、明日(11月25日)からは県議会11月定例会も開会されることから、しっかりと対応するよう、本日の部長会議において指示を行ったところである。
11月21日(月)、警察庁における個別検討会に出席してきたが、警察庁においては「警戒の空白」という言葉をキーワードとして、警察組織及び業務における問題点等の研究を、今後、相当程度時間を掛けて行っていくということであり、本県警察においても貢献していきたいと考えている。
また、昨日(11月23日)にはサッカーワールドカップの「日本対ドイツ」戦が行われ、本県では同試合に関して、多数人の参集等は見られなかったが、今後、人の参集が見込まれる場合等、あらかじめ対応する必要があるかどうかを含め、しっかりと検討していくこととしている。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 「長崎県警察における基本姿勢及び令和5年運営指針」の策定について

警察から、
「「長崎県警察における基本姿勢及び令和5年運営指針」の策定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
委員から、
「新しい運営指針が現実的なものになるよう期待するところである。」
との発言があった。

(2) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 長崎県道路交通法施行細則の一部を改正する規則案に対する意見公募の実施結果の公示について

警察から、
「長崎県道路交通法施行細則の一部を改正する規則案に対する意見公募の実施結果の公示(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 長崎県道路交通法施行細則の一部を改正する規則の制定について

警察から、
「長崎県道路交通法施行細則の一部を改正する規則の制定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(5) 自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律に係る処分基準の一部改正について

警察から、
「自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律に係る処分基準の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(6) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(7) 教習指導員資格者証の返納命令について

警察から、
「教習指導員資格者証の返納命令(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 県議会「令和4年11月定例会」の会期等について

警察から、
「令和4年11月定例会は、本年11月25日(金)から同年12月20日(火)までの26日間を会期として開催される予定である。
警察本部関係の提出議案等(総務委員会関係)は、
○ 議案 2件
・警察職員の定員に関する条例の一部を改正する条例
・警察職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
○ 議案外の報告事項(知事専決事項関係) 5件
である。」
との報告があった。

(2) 令和4年年末の交通安全県民運動の実施予定について

警察から、
「令和4年12月14日(水)から同月23日(金)までの10日間、年末の交通安全県民運動が実施される。
今回の運動のスローガンは
「あぶないよ 青でもきちんと みぎひだり」
であり、運動の重点は、
○ 飲酒運転等の悪質危険な運転の根絶
○ 歩行者の道路横断時の交通事故防止
○ ヘルメットを着用するなど自転車の安全利用の推進
となっている。
期間中の主要行事としては、交通安全運動の初日である12月14日(水)に、佐世保市体育文化館コミュニティセンターホールにおいて「飲酒運転根絶大会」が行われるほか、各警察署では、
○ 関係機関団体と連携した交通安全パレード・交通安全キャンペーン
○ 通学路等における歩行者に対する安全な道路横断指導
○ 高齢者を対象とした参加・体験型講習会
○ 酒類提供店訪問活動など飲酒運転根絶対策
などに取り組む。
また、県内統一行事として、
○ 街頭指導活動・広報活動強化の日(12月14日(水)及び12月23日(金))
○ 飲酒運転根絶強化の日(12月16日(金))
が予定されている。」
との報告があった。
委員から、
「「飲んだら乗るな、飲むなら乗るな」のような、明確に心に響くキャッチフレーズがあると良い。
年末の交通安全運動について、大変だと思うが、いつも同じ取組ではなく、少しでも工夫し、変化をさせて、警察がいつもと違うことをやっているな、と県民に感じさせるような運動を行っていただきたい。」
との発言があった。

(3) 秋の叙勲受章者に対する勲章伝達式の開催予定について

警察から、
「令和4年11月30日(水)、警察本部において、秋の叙勲及び第39回危険業務従事者叙勲受章者に対する勲章伝達式を実施する。
伝達式では、本部長が受章者25人(瑞宝小綬󠄀章1人、瑞宝双光章12人、瑞宝単光章12人)に勲章及び勲記を伝達する。」
との報告があった。

(4) 公安委員会宛て苦情申出の受理について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理」
について報告があった。

(5) 令和4年度普通会計定期監査(前期)結果及び措置について

警察から、
「令和4年度普通会計定期監査(前期)結果及び措置」
について報告があった。

(6) 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の概要について

警察から、
「職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の概要」
について報告があった。

(7) 警察捜査の不適正に対する損害賠償請求訴訟の提起について

警察から、
「警察捜査の不適正に対する損害賠償請求訴訟の提起」
について報告があった。

(8) 長崎県二輪車自転車商協同組合に係る変更届出の受理について

警察から、
「長崎県二輪車自転車商協同組合に係る変更届出の受理」
について報告があった。

(9) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果」
について報告があった。