1 開催日時

令和5年12月21日(木)午後2時15分から午後5時45分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「本日(12月21日)は全国的に天候が大荒れということであり、長崎市内の山々は、午前中には既に雪化粧を施されている状態であったことから、今後、長崎県内でも大雪が降り、交通規制などがあるのではないかと心配している。
雪による交通障害や事故など、特に今夜から明日にかけて懸念されている様子であるので、警戒と対応をよろしくお願いする。
本日が今年最後の公安委委員会となる。
今年1年、いろいろなことがあったが、長崎県警察の皆様方の御努力により、無事に年を越せそうな感じがしている。
年末・年始の警戒等には一層の力を入れていただくことになるのだと思うが、どうか御家族とおそろいでの良い新年を迎えていただきたいと思っている。
今年1年、お世話になりました。
心より感謝申し上げる。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「私は、昨日(12月20日)、川棚警察署で開催された警察署協議会ブロック会議に出席した。
長崎県警察の警察署の中で県央地区とされている川棚警察署、諫早警察署、大村警察署の署長方から、今年の特徴的な取組事例等の紹介があり、それに関して各警察署協議会の委員の方々から質問や意見がなされ、これらを通して情報交換が行われるといった会議であった。
公安委員会委員に就任したことで、初めてそのような会議があることを知ったのであるが、各警察署協議会の委員の方々からは活発な意見がなされており、地域の警察署というものは、やはり管轄する地域住民の安全・安心を守るということが一番の使命であり、そのためには、地域の実情を隅々まで熟知しなければいけないのだと思った。
警察においても十分な人手があるわけではなく、ひょっとしたら手が回らないというような状況もあるのかもしれないが、そのような状況を補完する意味でも、地域の一般市民の視点での情報や意見というものを聞き取っていくことは、今後とも必要なことなのだと感じた。
次に、先日、長崎運転免許センターに初めて行ったのであるが、ここは大変システマティックであった。
ここには運転免許証の更新や変更などで多くの人が来場していたが、その方々を目的順に仕分けて窓口まで案内できており、スピーディーで効率的にやっているのだと思った。
私自身の用件も、すぐに済んでしまった。
このように、現場で割と手がかかるような仕事をセンターに集約して行うということは、やはり効率化するためには本当に大事なことだと感じた。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「急に寒くなってきたが、本日、長崎市内の山手に行ったところ、既に雪が積もっており、また、坂から下ってくる車がワイパー部分に雪を積んでいたので「今夜は雪になるに違いない」と思った。
降雪に限らず、最近は交通事故の現場に遭遇することが多く、また、年末の交通安全県民運動中であるからかパトカーを目にすることも多いため、職場では皆で「交通事故に遭わないように注意しなくてはいけない」と話している。
また、今後、年末にかけて普段お酒を飲まないような人たちも飲酒する機会が増えることとなるので、場合によっては「代行運転業者もいないし、タクシーもつかまらない」との理由で飲酒運転をしてしまう人もいるのではないかと心配している。
本年中、長崎県警察ではいろいろなことがあり、先日にも「「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議」警備があるなど大変であったところであるが、交通事故や飲酒運転の未然防止等のためにも年末の警戒も頑張っていただきたい。
本当に「お疲れ様」という気持ちであり、来年が良い年となるように願っている。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「先ほどの委員からのお話のとおり、本年最後の公安委員会であり、この1年、委員長を始め、委員の皆様には、御指導をいただき大変感謝申し上げる。
まだ本年は10日ほど残っており、また、年末・年始も、地域によっては各種行事が予定されていることから、警察署の各職員を始めとして、現場の第一線の職員は、年末・年始も含めて業務に従事することになろうかと思うが、引き続き緊張感を持って業務に取り組んでいきたいと思っている。
また、雪に関しては、警備部門や交通部門において警戒や交通規制の対応等を行っているが、交通規制自体は土木などの道路管理者が行うこともあるため、そのようなことも含めて関係機関と連携して対応しているところである。
そのほかにも、職員の移動手段、出勤に関することなど注意を要することがあるので、そのようなことも含め、年に数回しかない大雪であり、なかなか慣れない状況ではあるが、きちんと対応していく所存である。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 公安委員会宛て文書に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て文書に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 長崎県警察関係手数料条例の一部改正について

警察から、
「長崎県警察関係手数料条例の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 反論書に対する弁明書の作成について

警察から、
「反論書に対する弁明書の作成(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(5) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 県議会「令和5年11月定例会」の開催結果について

警察から、
「令和5年11月定例会は、11月27日(月)から12月21日(木)までの25日間を会期として開催され、警察関係では議案2件を提出したほか、知事専決事項関係6件についての報告を行い、12月21日(木)の本会議で可決・承認された。
警察関連では、一般質問において
○ 県内における交通事故の多発場所と発生原因
○ 石木ダム反対者の動き
○ 性被害防止
などに関する質問があり、総務委員会においては
○ 平戸大橋入口交差点の渋滞に伴う現状認識と改善策
○ 検挙率の低下要因、児童虐待対策、運転免許の自主返納
○ ニセ電話詐欺対策、少年非行対策、交通事故防止対策、損害賠償事案
○ 大麻取締りの現状と対策
○ 島原道路の一部開通に伴う渋滞対策
などに関する質疑があった。」
との報告があった。

(2) 令和6年「110番の日」の実施予定について

警察から、
「110番通報の適切な利用を図るため、令和6年1月10日(水)、女優・タレントの森あゆ氏を一日通信指令官に委嘱し、
○ 模擬110番通報の受理・指令
○ 一日通信指令官とポリスメイト(本県警察官のお笑いコンビ)による110番通報に関する広報
○ YouTubeを活用した広報活動
などの各種広報活動を実施する。
また、県下各警察署においても110番通報の適切な利用に関する街頭キャンペーン等を実施する。」
との報告があった。

(3) 警護の実施結果について

警察から、
「警護の実施結果」
について報告があった。

(4) 港湾危機管理コアメンバーによる令和5年度長崎三重式見港・松島港テロ対策合同訓練の実施結果について

警察から、
「令和5年12月12日(火)、長崎港松が枝岸壁及び松が枝国際ターミナル第2ビルにおいて、港湾危機管理コアメンバーによる「令和5年度長崎三重式見港・松島港テロ対策合同訓練」を実施した。
港湾危機管理コアメンバーとは、港湾危機管理の核(コア)をなすメンバーとして、関係機関(警察・入管・税関・海保等)の長等で構成され、保安の向上と入出国管理の強化のため、情報連絡や必要な調整業務により危機管理体制の強化を図るものである。
今回の訓練には、警察(外事課・機動隊・地域課・大浦署)のほか、長崎海上保安部・長崎税関・福岡出入国在留管理局長崎出張所など12機関140人が参加し、「長崎港松が枝岸壁に着岸した国際クルーズ船に対し「船に爆弾を仕掛けている」旨の爆破予告メールが届いた」との想定に基づき、情報伝達訓練・警戒区域設定訓練・船内検索訓練などの各種訓練を実施した。」
との報告があった。

(5) 公安委員会宛て文書の受領について

警察から、
「公安委員会宛て文書の受領」
について報告があった。

(6) 窓口業務における受付時間の短縮に係る本運用について

警察から、
「窓口業務における受付時間の短縮に係る本運用」
について報告があった。