1 開催日時

令和5年8月17日(木)午後2時から午後5時30分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「8月9日に予定されていた平和祈念式典は内容が変更されたため、その対応を行うのに警察も大変ではなかったかと思う。
当日は多くの警察官を見かけ、「この台風の中を大変だ」と感じた。
また、8月15日に行われた精霊流しでも、たくさんの警察官が交通整理等をしており、「お疲れ様」と思いながらその様子を見ていたところ、現場の警察官から「こんにちは」と声を掛けられた。
声を掛けてくれた警察官をよく見ると、確かに知っている方だったが、私はマスクをしているのに「どうしてわかるのだろう」と思っていると、更に何人もの警察官から挨拶をされて驚いた。
交通整理等をしていても周りをしっかり見て警戒しているのだと分かり、「これなら警備は大丈夫だ」と思った。
精霊流しで爆竹の音を聞きながら、本当に長崎の夏がかえってきたという気がした。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「お盆前後に日本を襲った2つの台風について、全国的には、直撃を受けたことに伴う大きな被害が発生している。
報道等によると、台風は毎年3回は日本に上陸するとのことなので、今後8月後半から9月にかけて台風等による大きな災害が発生することも考えられることから、それらの対応が大変になるのではないかと思っている。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「8月4日に、警察学校の学生に対して訓育を行った。
学校の施設を見せてもらい、また、学生の通常点検の模様も視察させてもらったが、入校式で見た学生が随分とたくましくなってきたと感じた。
訓育では1時間程度話をさせてもらったが、学生は皆、メモを取りながら一所懸命聞いていたので、話をした甲斐があり、少しは役に立てたのかと思った。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「2年間お世話になりました。
ありがとうございました。
先程も、離任記者会見の冒頭で申し上げたが、警察の仕事はやはり大変で、重要で、かつ終わりがないわけであり、「明日、飛行機に乗るまで頑張ろう」と思っている。
こういうときは、例えば「この2年間、大きなこともなく、無事に過ごせて安堵(ど)している」といったことを言いがちであるが、私は、そのようなことを言わないことにしている。
それは、たとえ発生件数が少なくても犯罪や交通事故があれば被害者がいるので、「少なくて良かった」という言い方は良くないといつも思っており、それが、最後の日を迎えての私の感想である。
この2週間はいろいろとあり、8月9日の平和祈念式典についても、完全に仕事がなくなったわけではなく、様々な形󠄀で必要な業務があった。
同日、台風対策を必死で行った職員もおり、このように、県警察としてきちんと対応できたことは良かったと思っている。
新型コロナウイルス感染症の罹(り)患者が増えてきたことに対する心配もあったが、しっかりと必要な人員を確保して対応することができた。
8月15日の精霊流しについても、今年は4年前と同様のかなり大きな規模となり、「コロナ禍がやっと終わった」といった人出であったと思うが、長崎警察署を始めとして、皆がしっかりと対応したおかげで、いくつか事案は発生したものの、それをうまく処理することができたと思っている。
これらは、県民の皆様の御協力が大きかったと思う。
この2年間を考えてみると、県警察も頑張ったが、県民の皆様も、警察に対して極めて協力的で、いろいろな場面において通報したり、協力したり、長崎の安全と安心を守るということに共に参画していただいたと感じている。
今、治安状況が確保できているということについて、改めて、県民の皆様への感謝の念を禁じえない。
明日、飛行機に搭乗して以降は、私にはもう警察情報は入ってこなくなる。
従って、現在、県警察が対応しているいろいろな事案も、その後どのようになったかについては一般市民の目線でしか追えないことになるが、後は後任の本部長と県警察の皆様方に全て託すので、しっかりと対応していただきたい。
委員長を始め、公安委員会委員の皆様方におかれては、変わらぬ御指導をいただければと思う。
2年間、本当にありがとうございました。」
との発言があった。
委員から、
外務省という組織の異なるところから着任された本部長を迎えて思ったことは、外務省という仕事柄かもしれないが、人と人をつなぐこと、職場の中の人と人だけではなく、警察を超えた数多くの組織と意識をつなぐこと、そして、単につなぐことだけで終わらずにつなげていくことに尽力されたと感じている。
様々な組織が、組織の中だけでなく、組織の外においてもいろいろな人をつなげ、更にそれを広げることによって、できることがたくさんあるのだということを教えていただいたと思う。
それは、今後、人口が減っていく長崎県において、とても大切なことだと感じている。
警察は、一般の市民にとっては少し遠い存在であるが、本部長はそれを乗り越えてつなぐことができる存在であったと感じている。
これは、私たちにとって大いなる財産となるものであり、このつながったものを、本部長が離任された後も大事にしていただきたいと思う
との発言があった。

5 協議事項

(1) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 公安委員会宛て文書に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て文書に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 第45回交通安全子供自転車長崎県大会の開催結果について

警察から、
「令和5年8月1日(火)、長崎市油木町所在「長崎県立総合体育館」において、長崎県警察、一般財団法人長崎県交通安全協会、各地区(市)交通安全協会の主催により、「第45回交通安全子供自転車長崎県大会」を開催した。
同大会には県内の小学生10チーム39人が参加し、交通法規、道路標識・標示及び自転車の安全な乗り方に関する学科テストや、法規に従った自転車走行とその熟練度に関する実技テストなどの競技に取り組んだ。
競技の結果、団体の部では西海市立大崎小学校、個人の部では同小学校6年生の女子がそれぞれ優勝した。
なお、団体の部で優勝した西海市立大崎小学校については、同年8月9日(水)に東京都内で開催された「第55回交通安全子供自転車全国大会」に出場し、全44チーム中40位の成績を収めた。」
との報告があった。

(2) 公安委員会に対する公文書開示請求書の受理について

警察から、
「公安委員会に対する公文書開示請求書の受理」
について報告があった。

(3) 公安委員会宛て文書の受理について

警察から、
「公安委員会宛て文書の受理」
について報告があった。

(4) 「被爆78周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」警護に伴う援助の要求の中止について

警察から、
「「被爆78周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」警護に伴う援助の要求の中止」
について報告があった。