1 開催日時 

令和5年11月9日(木)午後1時15分から午後5時20分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「2週に渡り公安委員会定例会が開催されなかったが、その間における委員会の活動について申し述べる。
まず、私は、10月26日に松浦警察署協議会に出席した。
松浦という地区は、隣が佐賀県警察伊万里警察署の管内であるため同県警察との協力体制がなければ日常業務に支障が出るといった話があり、また、その反対側が平戸警察署の管内で海岸線が非常に多いため、警備上の観点から一緒になって注意を払っているとの話もあり、同じ長崎県内でも、様々な、その土地特有の課題があるのだと感じた。
警察署協議会の開催日は神社のお祭りが行われていたのであるが、松浦は人口が減少している地区の一つであるにもかかわらず多くの子どもたちが参加する行列が続いている様子であり、協議会委員の方々からは、「非常に賑やかさのある町である」と町の特徴を教えていただいた。
次に、10月31日には、選考委員として保護司選考会に出席した。
警察業務と関係のある保護司という職務があり、そういった方々が活躍していることは承知していたが、昨今の高齢化の中、新しく保護司になる者を選ぶことは困難であると伺い、刑務所等に収容されている人の釈放後のサポートを行うという仕事については、再犯などを防ぐためにも非常に重要であると改めて感じた。
11月になり、昨日くらいから少し寒くなったが、行楽シーズンのためか非常に人出が多くなっていると感じる。
長崎駅界隈では今週末に新たな商業施設がオープンを迎えるため、それに伴う交通渋滞対策に関しても警察業務として尽力するものと思うが、このような人出の中において、県民の皆様が安心して買い物やイベントに参加できるよう、サポートしていただきたい。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「私は、11月6日に危険業務従事者勲章伝達式に出席した。
勲章を授与される23人の方々が非常に誇らしげに勲章を受けているのを見て、大変嬉しく思った。
次に、11月7日に県警察学校で執り行われた長崎県殉職警察職員慰霊祭に参列させていただいた。
長崎県警察における殉職者は103柱であり、式典は非常に厳かに執り行われた。
この二つの式典には県警察音楽隊が参加していたが、昨年の式典ではコロナ禍のために参加できていなかったことから、今年はとても格式高く感じられ、良い式典であると思った。
このように、長崎県のためにいろいろな形󠄀で尽くした方々に、きちんと感謝を捧げることができることは素晴らしい仕組みだと思っている。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「10月27日に全国警察本部長会議が開催され、同会議に出席した。
会議の内容のうち、警察庁長官の訓示要旨などは新聞等に掲載されているが、同会議ではこれらに加えていくつかの分科会も開催されており、私は、「多様な人材の確保に向けた取組」と題した採用活動に関する分科会に参加した。
「多様な人材」として想定しているのは、最近で言えば「サイバーの知見」に長けた者、あるいは「情報分析」や「科学捜査」、「財務捜査」に長けた者等といった様々な人材ということであるが、私も含め多くの警察本部長の実感としては、やはり今の時代に非常に必要とされているのは「サイバーに明るい人材」であり、苦労しながらもその確保のために強力に取り組んでいるということである。
他方、「多様な」ということの前の問題として、「人材の獲得」、一般的な採用活動そのものについて、各県とも厳しい状況のようであった。
採用活動についてはそれぞれの県警察において頑張っているところであり、本県警察においても他県警を参考にしながら良いアイデアがあれば取り入れるように進めているところであるが、更に何か良いアイデアがないか模索しながら取り組む所存である。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 犯罪被害者等給付金(遺族給付金)の支給裁定について

警察から、
「犯罪被害者等給付金(遺族給付金)の支給裁定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 保有個人情報開示決定に係る審査請求に対する裁決について

警察から、
「保有個人情報開示決定に係る審査請求に対する裁決(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 島原市有明町における殺人事件の発生・検挙について

警察から、
「本件は、令和5年10月26日(木)、島原市有明町湯江乙居住の被疑者(37歳男性)が、同居の弟である被害者(31歳男性)の胸部などを包丁で複数回刺すなどして殺害したものであり、所要の捜査の結果、被疑者の犯行が明らかとなったことから、同日、緊急逮捕したものである。」
との報告があった。

(2) 衆議院議員長崎4区補欠選挙等に伴う警護の実施結果について

警察から、
「衆議院議員長崎4区補欠選挙等に伴う警護の実施結果」
について報告があった。
委員から、
「補欠選挙において、今回のように要人が数多く来県するのだと初めて認識した。
特に、選挙に関しては、人々の中に要人が入っていく場合もあるため、非常に大変であったのではないかと思う。
本当にお疲れさまでした。」
との発言があった。

(3) 緊急事態を想定した訓練への参加結果について

警察から、
「令和5年10月23日(月)、長崎県と五島市の主催により、五島市内において、ミサイル破片落下を想定した「長崎県国民保護訓練」が実施された。
同訓練には、本県警察のほか、内閣官房、長崎県、五島市、五島市消防本部、自衛隊など15機関、510人(うち住民参加470人)が参加し、警察関係では、実動訓練(学校施設内及び緊急一時避難施設での避難誘導訓練)、図上訓練(破片落下に伴う情報収集などの初動対応)を実施した。
また、令和5年10月31日(火)には、長崎県の主催により、南松浦郡新上五島町等において、石油コンビナート等特別防災区域(上五島地区)に係る地震の発生を想定した「長崎県石油コンビナート等総合防災訓練」が実施された。
同訓練には、本県警察のほか、長崎県、陸上自衛隊、海上自衛隊、長崎海上保安部、新上五島町、新上五島町消防本部、長崎県上五島病院、上五島石油備蓄株式会社上五島事務所など15機関、265人が参加し、警察関係では、緊急出動訓練、被害情報収集・映像送信訓練、交通規制・警戒広報・避難誘導訓練、現地本部設置・運営訓練を実施した。」
との報告があった。
委員から、
「緊急事態と言ってもいろいろな事態があるのだと認識した。
以前、「熊本地震の際、長崎県警察は良く準備がなされ、支援県としてうまく現場に入ることができた」という話を聞いたが、他の都道府県でもっと大きな災害が発生し、長崎県が支援県となった場合に、どこから情報を得て、どのように現場に行くのかということに特化した訓練についても必要ではないかと感じた。」
との発言があった。

(4) 令和5年第3四半期における警察職員の職務執行に関する警察宛て苦情の取扱状況について

警察から、
「令和5年第3四半期における警察職員の職務執行に関する警察宛て苦情の取扱状況」
について報告があった。

(5) 令和5年度普通会計定期監査(前期)の結果について

警察から、
「令和5年度普通会計定期監査(前期)の結果」
について報告があった。

(6) 令和5年度全国警察柔道・剣道大会の開催結果について

警察から、
「令和5年度全国警察柔道・剣道大会の開催結果」
について報告があった。

(7) 令和5年第3四半期における「街頭防犯カメラシステム」の記録データ活用状況について

警察から、
「令和5年第3四半期における「街頭防犯カメラシステム」の記録データ活用状況」
について報告があった。

(8) 令和5年第3四半期における「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令・警告等の実施結果について

警察から、
「令和5年第3四半期における「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る
禁止命令・警告等の実施結果」
について報告があった。

(9) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令の実施結果」
について報告があった。

(10) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令の実施結果」
について報告があった。

(11) 令和5年度上半期における少年指導委員に関する専決状況について

警察から、
「令和5年度上半期における少年指導委員に関する専決状況」
について報告があった。

(12) 令和5年度上半期におけるインターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律施行令の一部改正に伴う処分基準の改正に関する専決状況について

警察から、
「令和5年度上半期におけるインターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律施行令の一部改正に伴う処分基準の改正に関する専決状況」
について報告があった。