1 開催日時

令和5年1月12日(木)午後1時15分から午後4時30分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「本年もよろしくお願いします。
年末年始の間、長崎県内においては大きな事件事故も無かったとのことであり、穏やかな正月を迎えられたものと思うが、警戒、警備など、休みの間も対応された警察職員にあっては大変お疲れ様でした。
昨年末の会合で、福岡県の元公安委員の方とお話しする機会があったが、その方から、長崎県に旅行で訪れた際、長崎県のドライバーが横断歩道できちんと止まってくれる姿を見て驚いた、との話を伺い、うれしく思った。
県民の皆さんの交通安全意識が高いということもあるが、県警察による交通安全指導が県民の皆さんにしっかりと伝わっている証(あか)しではないかと思う。
今後とも頑張っていただきたい。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「本年もよろしくお願いします。
令和元年11月から新型コロナウイルス感染症の影響が続いており、既に3年以上が経過しているところであるが、今年こそコロナ禍が終息することを願うばかりである。
最近、「グレートリセット」という言葉を耳にしたが、まさにコロナ禍以前には戻れないのではないかと考えている。
よく言われるのは、コロナ禍の中で、様々な体制が変わってきたものを、今後どのように変えていくかということであり、例えばDX化、AIの採用等ということになろうが、長崎県は若者が少ないということを、昨今非常に強く感じている。
長崎県の持続可能性を考えるとき、若い人を地元に戻していく、良い人材を育てていくということが非常に重要であると、成人の日の式典などを見ながら考えたところである。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「明けましておめでとうございます。
年末年始は天候にも恵まれ、穏やかな正月を迎えたが、こうした中でも警察職員の方々は治安維持に当たっているのだろうということにも思いをはせながら過ごしたところである。
三連休の間、単身赴任していた職場の職員が亡くなる非常に悲しい出来事があり、単身赴任者に対する対策、フォローを職場においてどのように行っていくべきか考えているところである。
例えば、単身赴任の職員に対しては、スマートフォンの通信アプリ等の機能を利用して、一日一回、安否確認を行うなども必要なのでないかなど、新型コロナウイルス感染症が終息しない中では、そうしたことも考えていかなければならないと感じたところである。」
との発言があった。
委員から、
「現実的に、脳梗塞や脳卒中で発見される際、居宅に家族が訪ねてくるなどの切っ掛けになるのは、電話に出ないことや電話での話し方がいつもと異なる、いつものメッセージの文章と異なるなどのことが多い。
単身赴任の方のみならず、今後は災害時の安否確認もどのように行うかということにも関わってくるものと思うので、自分自身の命をどう守るのか、それぞれが考えていく必要があると感じた。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
委員からお話のあった単身赴任者の安否確認については、我々県警察においても多くの単身赴任の職員がいる訳であり、それぞれ個々に家族間などでやり方を決めて行ってほしいということを伝えることも必要かもしれないと感じたところである。
本年は、長崎県にとっても、長崎県警察にとっても、非常に盛りだくさんの年となる。
既に決まっていることを挙げると、長崎ランタンフェスティバル、統一地方選挙、G7保健相会合、8月9日の平和祈念式典や精霊流しなどであるが、さらに、報道された米大統領の来県も実現されれば、非常に大きな案件となる。
したがって、準備できることは早め早めに準備し、関係機関、関係者同士の意思疎通と連携を図っていくこととしているが、現時点では体制作り、連携の仕組み作りなどを進め、しっかりと取り組んで参りたい。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 保有個人情報開示請求に係る全部開示決定について

警察から、
「保有個人情報開示請求に係る全部開示決定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 運転免許取消処分に係る審査請求の裁決について

警察から、
「運転免許取消処分に係る審査請求の裁決(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 長崎県暴力団排除条例の一部改正について

警察から、
「長崎県暴力団排除条例の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(5) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 令和4年中における機動捜査隊の活動状況について

警察から、
「令和4年中における機動捜査隊の犯罪検挙実績については、
検挙件数 712件(前年比+240件)
(内訳)
・刑法犯   629件(前年比+194件)
・特別法犯   71件(前年比+ 34件)
・交通法犯  12件(前年比+ 12件)
であり、主な検挙事例としては、
○ 江迎署管内における長崎県少年保護育成条例違反被疑事件
○ 大浦署管内における小学校教諭による住居侵入被疑事件
○ 時津署管内における広島県警察手配の指名手配被疑者(大麻所持)の検挙
などがあった。
各警察署への検視業務支援の状況については、
臨場数 691件(前年比+343件)、臨場率 50.3パーセント
であった。
また、令和4年春の定期人事異動から各係に女性警察官を配置し、女性が被害者となる性犯罪や配偶者からの暴力事案等の捜査、被害者支援等に従事している。」
との報告があった。

(2) 令和4年年末の交通安全県民運動の実施結果について

警察から、
「令和4年12月14日(水)から同月23日(金)までの10日間、「令和4年年末の交通安全県民運動」を実施した。
運動期間中における交通事故発生状況(暫定値)は、
○ 発生件数  97件(前年同期間比+1件)
○ 死者数   0人(前年同期間比-1人)
○ 負傷者数 122人(前年同期間比+5人)
であった。
期間中は、
○ 佐世保市体育文化館コミュニティセンターホールにおける「飲酒運転追放大会」の開催
○ 各警察署における関係機関・団体と連携した交通安全パレード・交通安全キャンペーン、通学路等における歩行者に対する安全な道路横断指導、高齢者を対象とした参加・体験型講習会など
○ 県下一斉飲酒運転取締り
○ 関係機関・団体と連携した広報啓発活動
などに取り組んだ。」
との報告があった。

(3) 公安委員会に対する保有個人情報開示請求書の受理について

警察から、
「公安委員会に対する保有個人情報開示請求書の受理」
について報告があった。

(4) 警察官の不法行為に対する損害賠償請求訴訟の判決結果について

警察から、
「警察官の不法行為に対する損害賠償請求訴訟の判決結果」
について報告があった。

(5) 令和4年下半期における暴力団対策法に基づく公安委員会の事務の専決事項及び暴追センターに係る専決事項の報告について

警察から、
「令和4年下半期における暴力団対策法に基づく公安委員会の事務の専決事項及び暴追センターに係る専決事項の報告」
について報告があった。

(6) 令和4年下半期における小型無人機等の飛行に関する通報の受理に係る専決状況について

警察から、
「令和4年下半期における小型無人機等の飛行に関する通報の受理に係る専決状況」
について報告があった。