1 開催日時

令和5年9月14日(木)午後1時15分から午後4時までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「今朝(9月14日)も大変な大雨だったが、私は、今週月曜日(9月11日)に佐賀県から長崎県に向かう途中の嬉野市を出たところで、驚くような土砂降りに遭った。
その時は、高速道路ではなく一般道路を進んでいたのであるが、路肩の線などが見えにくいところもあり、「走行しづらい」と感じながらも、事故を起こさないように気をつけて走行した。
警察の方々は常々気を付けているのだろうと思うが、雨の日や夜間は白線などが運転する際の頼りとなるので、これからまだ台風が来ることも考えると、交通事故が起こらないための予防的なことの一つとして、積極的な対応をお願いしたいと思った。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「報道記事に性犯罪についての特集があったが、性犯罪の被害者は子どもだったり女性だったりと非常に弱い人たちであり、被害者に対してどのようにケアを行い、カバーするかということが大変重要なのだと思った。
初動時における被害者への対応やアフターケアといったものを担当する職員、あるいは、被害者が子どもであれば、例えば児童相談所や学校などとの連携を担当する職員の能力というものが重要ではないかということを強く考えさせられた。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「プロ野球北海道日本ハムファイターズの本拠地であるエスコンフィールド北海道について、今年、札幌方面から同所に行くための新しい道路もできたらしいが、そこにはラウンドアバウトが設けられているとのことである。
ラウンドアバウトというのは、信号のない四叉路か三叉路の交差点で、ロータリーのような作りをしており、徐行してその中に入って行き、進みたい方向に曲がるというものである。
普通の交差点の感覚であると、赤信号で止まり、青信号で右折か左折をするというものだが、それは止まることなく進むこととなるので、「なるほど、このようなやり方もいいな」と思った。
北海道では、そこに設けられる数年前に、別の場所にもラウンドアバウトが作られているそうであるが、これまで交通事故は発生していないという話であり、このような方法というのがあるのだと初めて知り、感心した。
また、長崎であれば、信号は、青色、黄色、赤色の灯火が横に並んでいるが、北海道は縦に並んでいるとのことである。
最初は驚いたが、積雪を考えて縦に並んでいるのだと聞いて、地域によっていろいろと違うのだと思った。」
との発言があった。
委員から、
「長崎のスタジアムシティについて、今、私たちの間では、「完成後の渋滞はどうなるのだろう」と大変心配している。
おそらく警察の方々もこのことについては考えていると思うが、「警察から強く言わないと、誰が動くのだろう」ということを思っている。
昨年、ブルーインパルスが長崎市上空を飛んだ時でさえ大変な渋滞であったので、それから考えると、スタジアムシティについて「駐車場は足りるのだろうか」と感じたりもしている。」
との発言があった。
委員から
「エスコンフィールドは、ものすごく広く、駐車場も多くあるが、それでも足りないということらしい。
大型バスなども並べて駐めることができるらしいが、スタジアムシティにおいては、そのようなスペースを確保するのは難しいのではないかと感じるところもある。」
との発言があった。
委員から
「アメリカなどの大きなスタジアムであれば、周りが全部駐車場というぐらいに駐車場がたくさんあるので、それと比べると「大丈夫だろうか」と大変気になるところである。
警察からも、どんどん意見を言う必要があるのではないかと思う。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「委員のお話のとおり、様々な大規模プロジェクトが行われる際に、その交通対策について意見を申し上げ、交通事故と交通渋滞を防止し、交通の安全と円滑を守るということは、警察の大きな役割だと思っている。
それにより、時にはプロジェクトを進める側にとっての経済的な負担がより多くなってしまうかもしれないが、プロジェクトに伴って交通事故が発生したり、交通渋滞が酷くなったりすることは、そのプロジェクトにとってマイナスであるので、警察としては、それを進める側の方たちと、お互いが「Win-win」となるために、しっかりと物を申していかなければいけないのではないかと思っている。
私自身の経験で申し上げると、20年程前に愛知県警察の交通部門で勤務をしていたが、愛知万博が開催され、それに伴って中部国際空港や高速道路など様々な施設ができていく中で、県警察一体となって 関係事業者と様々な協議を行った。
蓋を開けてみればトラブルもあったが、警察と事業者両方のためにも良い協議だったのではないかと思っている。
また、委員から性犯罪の話があったが、長崎県警察に着任する前、私は警察庁で性犯罪捜査などの担当をしていたことから、刑法の一部改正に伴い、全国の都道府県警察の担当者を集めた会議において、「性犯罪の被害を受けた方は心身に非常に重い傷を負っており、そのような中で警察に来ているのだから、本当に被害者の方には寄り添わなければいけないが、注意すべきは、警察側が寄り添っているつもりであっても、認識のギャップというか、被害者のために一所懸命やっていると思っていても、それがうまく伝わらないことがある。本当に被害者の身になるということは難しいことではあるが、被害者から警察を見た場合に、自分の姿がどのように映っているかということを考えながら、できる限りコミュニケーションギャップが起きないように接していただきたい」とお願いしていた。
これは大変難しい問題であるが、性犯罪のほか、様々な事件や事故に対応する際に、警察として今後も考えていかなければならないことではないかと思っている。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 鹿児島県公安委員会からの援助の要求について

警察から、
「鹿児島県公安委員会からの援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 警察署協議会委員の委嘱について

警察から、
「警察署協議会委員の委嘱(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 「特別国民体育大会」警衛に伴う情報通信部職員の応援派遣について

警察から、
「「特別国民体育大会」警衛に伴う情報通信部職員の応援派遣」
について報告があった。

(2) 長崎県警察開発改善コンクールの開催結果について

警察から、
「警察職員による装備資機材の開発及び改善の意欲を啓発し、社会情勢の変化等に即応した装備資機材の充実及び発展を図り、警察活動の高度化・効率化を推進することを目的として、「長崎県警察開発改善コンクール」を開催した。
今回のコンクールでは、応募があった81作品の中から書類審査で選出した
○ 多面番号札
○ 女性警察官用サニタリーポーチ
○ サーモシート付き採尿カップ
○ 携帯用現場保存テープ収納・巻取器2
○ ハーネス型PⅢホルダー
○ 多機能画板
について、長崎県警察装備資機材開発改善委員会による本審査を実施し、「多面番号札」及び「女性警察官用サニタリーポーチ」の2作品を、警察庁主催「第1回警察開発改善コンクール」の出品作品とすることに決定した。」
との報告があった。

(3) 令和5年秋の全国交通安全運動の実施予定について

警察から、
「令和5年9月21日(木)から同月30日(土)までの10日間、「なれた街 いつもの道でも みぎひだり」をスローガンに、「令和5年秋の全国交通安全運動」が実施される。
今回の運動の重点は
○ こどもと高齢者を始めとする歩行者の安全の確保
○ 夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転等の根絶
○ 自転車等のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
であり、主な取組として、
○ 秋の全国交通安全運動開始式・出発式(大村市との共催により、シーハット大村で開催)
○ 街頭活動(通学路、交差点等における見守り活動及び交通指導取締り)
○ 広報啓発活動(懸垂幕、横断幕、ポスター等の掲示及び道路情報板、SNS、ラジオ等の各種媒体を活用した広報啓発)
○ 各警察署の取組(市町、交通関係団体等と連携した交通安全啓発パレード、交通安全街頭キャンペーン、高齢者関連事故防止のための高齢者宅訪問活動など)
を実施する。
また、県内統一行事として、
○ 街頭指導活動・広報活動強化の日(9月21日(木)及び9月29日(金))
○ 飲酒運転根絶強化の日(9月22日(金))
○ 交通事故死ゼロを目指す日(9月30日(土))
を実施する。」
との報告があった。

(4) 警護の実施結果について

警察から、
「警護の実施結果」
について報告があった。

(5) 令和5年度全国警察柔道・剣道選手権大会の開催結果について

警察から、
「令和5年度全国警察柔道・剣道選手権大会の開催結果」
について報告があった。

(6) 空調服インナーベストの試験運用について

警察から、
「空調服インナーベストの試験運用」
について報告があった。

(7) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等の実施結果」
について報告があった。

(8) 運転免許証とマイナンバーカードの一体化について

警察から、
「運転免許証とマイナンバーカードの一体化」
について報告があった。

(9) 初任科短期課程第86期卒業式の挙行予定について

警察から、
「初任科短期課程第86期卒業式の挙行予定」
について報告があった。