1 開催日時

令和5年10月5日(木)午後1時20分から午後4時30分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「定例会議を開催するに当たり、始めに、私から皆様へお伝えしたいことがある。
私の公安委員長としての任期については、今年の10月11日に満了するため、今日が委員長として定例会に出席する最後の日となる。
また、委員長代理、監察員であった安部委員についても、同日付で任期満了となる。
そのため、先週の9月28日、次の委員長について互選を行ったところ、安部委員が次の公安委員長と決定した。
また、委員長代理及び監察委員については、新委員長の指名により、森委員に決定した。
任期は、いずれも本年の10月12日から1年間となる。
皆様、どうぞよろしくお願いする。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「先日(10月3日)、時津警察署の監察の視察を行った。
時津町は、今、長崎県で一番住みたい街と言われており、賑わいつつある。
時津警察署に入った際の印象は、賑やかで和気あいあいとした、親和的な感じがするというものであった。
留置施設の視察を行ったところ、留置場はしっかりと管理がなされていた。
その後、署員と意見交換会を行ったが、当初は皆、遠慮がちであったが、段々と発言が活発化する中、自分の職場と重ねながら話を聞かせてもらった。
その中で、当番制󠄀に関して、「当番制󠄀に伴い振り替えた週休日の取得はできているが、いわゆる有給休暇の取得が困難である」との問題がある様子で、それを今後どのように解決するかについての話があった。
また、当番制󠄀を行うことにより、日勤の時間帯に勤務に従事する者の数がこれまでよりも少なくなることについては、時津警察署内の各課が連携するのはもちろん、県警察本部から応援に来るということが非常にうまく機能しているとのことであった。
規模の大きな事件や事故が起こった場合は、巡査長の女性の方でも応援を要請することができるとのことであったし、刑事課の方によると「応援が来て欲しい」と思うときには、要請する前に応援に来てくれているとのことであり、非常にスムーズにいっているものと感じた。
これに関しては、思いやりと言うか、それぞれがお互いに配慮し合って活動しており、このように運営していくことで、今後、当番制󠄀をうまくやっていければ良いと強く思った。
もう一つ、ある課に配分されている車両のうち、緊急車両に指定されている1台の調子が悪いのであるが、「直近の上司に話してもすぐに何とかできるという事ではなさそうであり、困っている」との話があった。
このことについて、人の応援が思いやりでスムーズに行われているように、全体で使用できる車両や物の数は決まっているのだから、こちらがより優先であるのならば、スムーズに変えることができる仕組みを考えるべきではないかと思った。
そのような中でも、時津警察署はいろいろな工夫を行っており、風通しの良い、非常に働きやすい職場になりつつあると感じた。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「先日(9月30日)、警察学校の初任科短期課程の卒業式に出席した。
今回卒業された方々に関しては、入学式に出席し、さらには訓育も行ったことから、今回で会うのは3回目で、顔に覚えがある生徒が何人かいたが、皆、「いよいよ現場に出るんだ」という緊張感と高揚感にあふれて目を輝かせており「頼もしいな」と感じた。
最後に式典会場から退場される時は、感極まって涙を流している生徒もいて、「やはり警察学校の卒業式はいいな」と思った。
これとは別の話になるが、いよいよ「長崎くんち」が今週末に開催される。
3連休であるため、相当な人出もあり、前年よりも多いかもしれない。
交通規制など、いろいろな面で警察の警備は大変ではないかと思うが、事件・事故もなく無事に終わることを祈念している。」
との発言があった。
委員から、
「警察学校の卒業式があると、警察署では卒業したばかりの人たちが勤務を始めることとなるが、教育を担当する方が、「以前と比べると残業しないように努めているため、業務の経験を積む時間が減ったが、仕事が複雑化しているため、教養を充実させていく必要がある」と話していた。
確かに、時間が拘束された中で、「どのように経験を積ませるのか」ということは、非常に大きな問題なのだと思う。
現場での教育に関し、何か良い方法がないかと考える必要があるのだと感じた。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「「長崎くんち」については、長崎警察署を中心として、しっかりとやっていかなければいけないと思っている。
また、先般来、各委員からも話があったとおり、ここのところ、やはり交通死亡事故が増えている状況にある。
本日(10月5日)も朝方、浦上警察署管内で1人の方が交通事故で亡くなられている。
このような状況もあり、引き続きしっかりと危機意識を持って対応していかなければならないと思っている。
さらには、衆議院議員の補欠選挙が近づいている。
これに伴い、選挙の公正という観点から選挙違反に対して厳正に対処するとともに、要人が来県した際はしっかりと警護を行う必要があるので、その準備を整えているところである。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 大阪府公安委員会に対する援助の要求について

警察から、
「大阪府公安委員会に対する援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 公文書開示請求に係る開示決定について

警察から、
「公文書開示請求に係る開示決定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 令和5年長崎県警察職員30年勤続表彰式の開催予定について

警察から、
「令和5年10月13日(金)、県警察本部において「令和5年長崎県警察職員30年勤続表彰式」を開催し、警察官56人、一般職員16人の計72人に対して本部長賞詞を授与する。」
との報告があった。

(2) 公安委員会宛て苦情申出書の受理について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出書の受理」
について報告があった。

(3) 警戒の空白を生じさせないための組織運営について

警察から、
「警戒の空白を生じさせないための組織運営」
について報告があった。

(4) 延滞金の滞納処分に係る審査請求の受付について

警察から、
「延滞金の滞納処分に係る審査請求の受付」
について報告があった。

(5) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令等の実施結果について(2件)

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令等の実施結果」(2件)
について報告があった。