1 開催日時

令和5年10月19日(木)午後1時15分から午後5時15分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「秋晴れの良い天気が続いている中、今週火曜日(10月17日)に、平戸警察署に対する監察を視察した。
平戸警察署は、県下22警察署の中ではそれほど規模が大きな警察署ではないが、12の駐在所があり、平戸島と田平町等を管轄している。
同署について様々な説明を受けた中で特に印象に残ったことは、年齢の若い者と署を管理・運営する立場の者の間で意見交換やコミュニケーションがとてもよくなされており、例えば「平戸警察署の将来構想に関する検討会」を立ち上げるなど、職場の風通しを良くするための取組がなされているということであった。
また、若い警察官をどのように育てていくかということは警察署あるいは県警察全体として非常に大事な課題であり、もちろん当番制󠄀などを活用してなるべく働きやすい職場にするということも大事なのであるが、そのような制度的なものに加えて、やはり職員の方々のコミュニケーションが非常に大事になるのではないかと感じた。
次に、犯罪認知件数等の統計を見て感じることとして、子ども、女性、高齢者が被害にあった認知件数が出されているものの、例えば「子どもへの虐待」や「女性の性被害」というものは、認知件数以上に認知されないものがかなりあるのではないかと思っている。
そのため、認知された事案を解決するということは大事であるが、それをいかに予防していくかということを考えなければ、弱者と言われる「子ども」、「女性」、「高齢者」の方々の安全や安心は守れないのではないかと感じた。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「先週(10月13日)、警察職員の永年勤続表彰式に出席した。
表彰を受けられるお一人お一人の顔を拝見すると、これまで積み重ねてきた経験や苦労が年輪のように顔に出てきているようで、30年間、警察職員として全うしてきたという「誇り」を感じた次第である。
先日、警察学校初任科生の卒業式に出席したためか、「あの卒業生たちも、30年経つとこのようになるのだろうか」と感じながら、誰一人欠けることなく、彼らも永年勤続表彰を迎えてほしいと思った。
今回表彰を受けられた方々には定年までは相応に時間があるので、これからも警察職員としての仕事を全うしていただきたいと願うと同時に、警察職員になりたての方々を指導育成するということに、今後も注力していただきたいと思った。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「委員の話にあった「警察署内での上司・部下、あるいはベテラン・若手との意見交換についてであるが、これらの間でのコミュニケーションの活発化ということは大変重要なことだと思っている。
私も職員と意見交換する場を持つと、わかっているつもりでも「はっ」とさせられるようなことが少なくない。
マンパワーが重要な組織である以上、「職員にどのように活き活きと働いてもらうか」という視点が大事になるので、引き続き、そのような取組を活性化させたいと思っている。
次に、統計に関することであるが、委員のお話のとおり、まず、犯罪の認知件数というのは警察に届け出があったり、警察官が現場などで犯罪を知ったことの件数でもある。
よって、そのようなところに出てこない、あるいは、そのようになる前の部分で、犯罪という形で現出しないように抑止する取組を、生活安全部門を中心に引き続き取り組んでまいりたい。
次に、永年勤続表彰に関することであるが、委員の表彰式への出席に感謝申し上げる。
30年という一つの区切りの表彰式ではあるが、私自身も「職員一人一人がみんな本当に長年頑張ってきたのだ」と実感した。
引き続き、表彰式に出席した職員だけでなく、ベテランが若手の指導をしっかりと行うことができるように取り組む所存である。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 審査請求に対する弁明書の作成について

警察から、
「審査請求に対する弁明書の作成(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 運転免許の行政処分(拒否)について

警察から、
「運転免許の行政処分(拒否)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 令和5年長崎県殉職警察職員慰霊祭の挙行について

警察から、
「令和5年11月7日(火)、県警察学校において、殉職警察職員の遺族、来賓、警友会会員、警察関係者等が参列し、「令和5年長崎県殉職警察職員慰霊祭」を挙行する。
同慰霊祭では、明治10年以降に殉職された103柱を慰霊する。」
との報告があった。
委員から、
「殉職された103の御霊に、改めて哀悼の意ををささげたい。
御冥福をお祈りする。」
との発言があった。

(2) 第41回危険業務従事者叙勲受章者に対する勲章伝達式の実施について

警察から、
「令和5年11月6日(月)、警察本部において、第41回危険業務従事者叙勲受章者に対する勲章伝達式を実施する。今回の受章者は、元長崎県警察官26人(瑞宝双光章13人、瑞宝単光章13人)であり、伝達式では、本部長が勲記及び勲章を伝達する。」
との報告があった。

(3) 令和5年第3四半期における処分等及び本部長表彰について

警察から、
「令和5年第3四半期(7月~9月)における被処分者等数(懲戒処分及び監督上の措置)は7人(前年同期間比+4人)であり、令和5年1月から9月における被処分者等数の累計は14人(前年同期比-3人)となっている。
また、同期間中、
○ 事件検挙関係で2部署に賞状、16人及び8部署に賞誉
○ 学業関係で2人に賞誉
○ サイバーセキュリティ分野における資格取得功労で2人に賞誉
○ 退職時表彰で1人に賞誉
の本部長表彰を行った。」
との報告があった。
委員から、
「処分ということについて、警察では非常に重要であるのだと感じた。
表彰は、事件解決への功績があった者や成績優秀者に対して行うものであるが、表彰よりも処分を先に報告するこの順番からも、不適切なことをした者に対しては厳しいものがあるのだと思った。
このような処分者を出さないためにどのような方法があるかということを考え続けなければならない。
県警察に3,500人ほどの者が在職する中で、不適切なことで処分をされる者を1人でも少なくするということがとても大事であると思っているので、今後ともよろしくお願いする。」
との発言があった。

(4) 長崎県個人情報保護審査会への諮問に対する答申の受理について

警察から、
「長崎県個人情報保護審査会への諮問に対する答申の受理」
について報告があった。

(5) 長崎県個人情報保護審査会への諮問に対する答申の受理について

警察から、
「長崎県個人情報保護審査会への諮問に対する答申の受理」
について報告があった。

(6) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等の実施結果」
について報告があった。

(7) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令等の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令等の実施結果」
について報告があった。