1 開催日時

令和5年4月6日(木)午後1時15分から午後4時までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「先日、退職者表彰・辞令交付式に出席させていただいたが、退職される方々を見て「長崎県警察をしっかりと支えてくださった方たちなのだ」と改めて感じた。
退職されることは寂しくて残念なことであるが、この方々と一緒にいることができたということがとても嬉しく、誇りに感じた。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「年度が変わり、新たな気持ちで警察の方々と向き合っていきたいと考えている。
今年度もよろしくお願いする。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「昨日、警察学校の入校式に出席させていただいたが、一般の入社式と違い、陪席している我々も背筋が伸びるような緊張した雰囲気を味わい、「これこそが警察学校なのだな」と思った。
特に国歌斉唱が印象的で、入校生が皆、声を張り上げて唱歌する「君が代」を聴いたのは生まれて初めての経験であった。
また、思っていたよりも女性の入校生が多いと感じた。
話は変わるが、小学生に対する「将来なりたい職業」のアンケートで、男児の第1位は警察官で、しかも3年連続とのことであった。
女児も第4位と人気が高く、今後も警察官が子どもたちの憧れの職業であり続けてほしいと願っている。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「各式典に対し、委員に出席していただいたことに感謝申し上げる。
年度が変わったが事件事故は発生しており、適切に対応していく。
引き続き、よろしくお願いする。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 遺失物取扱状況について

警察から、
「令和4年中における拾得受理件数は約150,000件(前年比約8.6パーセント増)、遺失受理件数は約32,000件(前年比約8.8パーセント増)であり、過去5年間の推移としては新型コロナウイルス感染症の影響からか一時的に減少していたが、遺失届、拾得物の届出件数・点数は、共に増加傾向にある。
拾得物品の内容としては、財布に入れて持ち歩く会員証やキャッシュカード等のカード類が受理件数の上位にあり、遺失届についても同様の傾向となっている。
これらのカード類を始め、個人情報を含む物件については、カードの発行会社に照会するなどして遺失者への速やかな返還に努めており、遠方の遺失者に係る拾得物については、宅配便による送付サービス(費用は遺失者負担)により返還に努めている。
なお、本県警察では、令和5年3月1日から警察庁が構築した遺失物管理業務システムに移行して運用中であり、遺失届など一部の業務についてはインターネットでの手続が可能となっている。
引き続き、利用者の利便性と業務従事者の業務効率の向上に取り組む。」
との報告があった。
委員から、
「どこで無くしたのか分からない物を探すことも簡単にできるようになったということか。」
との発言があり、
警察から、
「そのとおりである。
拾得場所は警察のデータベースで管理しているので、どこで無くしたか分からなくても、遺失物の特徴で検索をし、合致するものが抽出される。」
との説明があった。
警察本部長から、
「「遺失した場所を管轄する警察署でなければ拾得されているかどうか分からない」ということであれば、市民としては「どこに遺失届を出していいか分からない」ということになってしまうが、そのような状況にも対応できるようになっている。
また、拾得受理件数が約150,000件で返還件数が約22,000件であるため、その割合を計算すると約15パーセントであるが、遺失受理件数が約32,000件であることから考えると、遺失届が出されたうち3分の2くらいは返還されているという見方もでき、遺失物管理は機能していると言うこともできるだろう。
ただし、相当な手間がかかっていることも事実なので、例えば大型商業施設などでは、拾得物を一元的に管理してもらい、警察への連絡も一元的に行っていただくといった合理化を進める必要があると思う。」
との説明があった。

(2) 令和5年度(第28期)捜査特別研修の開講について

警察から、
「令和5年4月3日(月)、警察本部において、令和5年度(第28期)捜査特別研修に係る開講式を開催した。
今年度の捜査特別研修においては、刑事部から選抜された捜査特別研修員3人に対し、令和5年4月3日(月)から約1年間を研修期間として、
○ 捜査関係の部内講義、検察官等による部外講義
○ 本部事件主管課等における業務研修
○ 重要事件捜査本部等への随時投入
などを通じ、各種捜査技能・捜査指揮・捜査運営等の習得を図る。」
との報告があった。
委員から、
「素晴らしい捜査員に育っていくように、協力体制をとって育成いただくようお願いする。」
との発言があった。
委員から、
「研修員の方々は、自ら手を挙げて参加を申し出たのか。」
との発言があり、
警察本部長から、
「そのとおりである。
ただし、勤務成績や、素養を身に付けるだけの適格性があるかといった厳格な選考基準を設けている。」
との説明があった。

(3) 公安委員会宛て苦情申出の受理について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理」
について報告があった。

(4) 長崎県監査委員監査の結果について

警察から、
「長崎県監査委員監査の結果」
について報告があった。

(5) 長崎市内における死体遺棄容疑事件の発生について

警察から、
「長崎市内における死体遺棄容疑事件の発生」
について報告があった。

7 委員発言

委員から、
「夜間、降雨の中車を運転したところ、道路の白線がかなり消えており、見にくい状況であった。
このような道路の白線の補修などはどのように行っているのか。」
との発言があり、
警察から、
「警察が実施すべきものについては、各警察署から管内の道路標示・標識に係る更新の要望を集約し、年間計画予算の範囲内で塗装の塗り直しや取替えを行っている。
令和4年度については、更新等の要望があった箇所についてはほぼ補修等を終了しており、残っている箇所については令和5年度の早い段階で作業を行う手続きを行っている。
警察署からの要望もかなりの数があるため、優先順位を検討のうえ適宜対応している。」
との説明があった。
委員から、
「確かに、見えにくいと思っていた白線などがいつの間にか補修されていることもある。
対応すべき箇所が多く大変だと思うが、よろしくお願いする。」
との発言があり、
警察から、
「補修等の実施に関しては二つのポイントがあり、一つは「我々が気付いているか」という点で、もう一つは「予算が足りているか」という点である。
昨年度は若干予算が足りず、全ての箇所は対応できなかったということである。
補修等の要望があった箇所については継続案件として対応していく。」
との説明があった。