1 開催日時

令和5年9月7日(木)午後2時15分から午後5時35分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「「暑い日が続いていることから、長崎県では水難事故や夏の事故が多くはなかったのだろうか」と、最近、気になることが数多くあった。
また、警察官の選挙違反の報道から、警察官は、例えしがらみがあったとしても、遵守すべき物事は遵守しなければならないという難しい立場があり、そういう立場を大事にしなくてはならないのだと感じることもあった。
全国に目を向けると「子供が親を殺す」といった恐ろしい事件、理解することが難しい事件が続いているが、これからも安全・安心で、住みよい長崎県を作るために、私たちが感じたことを伝えながら、新しい本部長・警務部長と一緒に取り組みたいと思っている。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「8月は、観測史上最も猛暑日が多かったと聞いているが、それに応じてか、長崎県も暑かったと感じている。
長い夏休みが終わる9月になり、子どもたちの問題として、学校に行かない不登校であるとか、自殺などが顕在化してくるためか、「無理して学校に行かないでいいよ」といったキャンペーンなどをテレビなどで毎日見かけたのが印象的であった。
また、中学生が母親を殺害したという事件も発生している。
15歳未満の子どもが総人口に占める割合は11、12パーセントくらいであり、高齢者と比べると本当に小さな層であるが、子どもを取り巻く問題に関しては、ある意味特殊な領域であり、広く捉えるならば、それこそ闇バイトといった話にもなるので、児童保護や子どもの犯罪などに関心を持ち、警察と、関連機関である学校や児童相談所、病院等と連携して取り組まなければならないと感じている。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「先日(9月1日)、首席監察官に同行して諫早警察署の監察の視察を行った。
初めて諫早警察署に行ったが、建物は非常に老朽化しており、留置施設も拝見したが、やはり古いと感じた。
いずれ建替えが必要になると思うが、諫早警察署は管轄区域が広く、交番や駐在所の数も多いことから、建替えを現地で行うのか、どこかに移転するのかなどといった、拠点の整理を含めてどうするかという問題があるのだと思った。
これは、前回、雲仙警察署に行ったときも同じで、同署も管轄区域が広く、警察署があるのが南の端であることから非常に非効率的であり、「将来は移転建替えを考えなければいけないのではないか」と感じていたところであった。
また、視察の後、職員10人程と「職場のあり方」についての意見交換会があった。
参加した署員からは「一所懸命に当番勤務をした宿直の後は、残業することなく帰っている」であるとか、「休暇を取れている」といった意見があり、一方で、課題として、若い職員からは「係間の連携や情報の共有というのが更に必要」といった意見があった。
例えば、「刑事課と生活安全課で、結局は一緒にやったほうがよかった」というようなことがあり、「係間でもっと連携して、警察署が一つのチームとして一体感を持って業務を行うということについては、まだまだ課題がある」といった話があった。
この話について意見を求められたので、私の職場における話を含めて、「今回のような係を越えたメンバーで定期的に意見交換会を行い「これを変えていったらいいのではないか」などの意見を署長や副署長に提案する」ということ、そして、「これを一つのルーティンとして構築すること」といった意見を述べた。
当番制󠄀の導入も切っ掛けになったのかもしれないが、私個人としては、「警察は、想像以上に、働き方改革とそれに関連する分野において進んだ取組を行っている」という印象を持った。」
との発言があった。
委員から、
確かに、男女共同参画の立場からも男性育休については警察の方がしっかり取っており、本当に頑張ってシステムを作ろうとしていることに感心させられる
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「まだまだ私も挨拶回りも終わっていないような状況であるが、そのような中、訪問した先々で、県内出身の方、あるいは県外から私と同じように転勤で来られた方、どちらの方も、同じように「長崎県は事件事故が少なくて、平穏なところでしょう」というような話をされる。
県内・県外いずれの方もそのように話されるということは、やはりそういう所なのだろうと思うし、さらに、皆さんが「県民性がとても穏やかなところがあるからだと思いますよ」というように話されるのであるが、私も同じように感じているところである。
ただ、警察は、そうだからと安穏としてはいられないし、現場はやらなければいけない仕事を多く抱えているので、しっかりとやっていかなければいけないと思っている。
先程、委員から話があった「働き方改革」の感想について、大変感謝申し上げる。
他方で、やはり民間の企業に比べれば、まだまだという面もある。
今の職員が仕事をしやすいようにするのが最優先だと思うが、将来を見据えて人材を確保する、魅力のある働き口であると感じてもらうためにも、働き方改革を進めていかなければいけないと思っている。
やはり、公務員、警察も含め、公務員離れというのは顕著に見られる傾向であり、また、公務員になった後も、結局は「やはり民間の企業に勤め直そう」という人も多いので、そういった観点からも、更に頑張っていきたいと思っている。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 飲食店営業の停止命令について

警察から、
「飲食店営業の停止命令(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 運転免許の行政処分(事後取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(事後取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 県議会「令和5年9月定例会」の会期等について

警察から、
「令和5年9月定例会は、本年9月12日(火)から10月6日(金)までの25日間を会期として開催される予定である。
警察本部関係の提出議案等(総務委員会関係)は、
○ 議案 1件
少年による性風俗関連特殊営業の利用の防止に関する条例の一部を改正する条例
○ 議案外の報告事項(知事専決事項関係) 4件
である。」
との報告があった。

(2) 警護の実施結果について

警察から、
「警護の実施結果」
について報告があった。

(3) 公安委員会宛て苦情申出の受理について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理」
について報告があった。

(4) 公安委員会宛て文書の受理について

警察から、
「公安委員会宛て文書の受理」
について報告があった。

(5) 長崎県警察AI議事録作成支援システムの運用開始について

警察から、
「長崎県警察AI議事録作成支援システムの運用開始」
について報告があった。

(6) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令等の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令等の実施結果」
について報告があった。

(7) 地域警察部門において勤務する警察職員の街頭活動等におけるサングラス着用について

警察から、
「地域警察部門において勤務する警察職員の街頭活動等におけるサングラス着用」
について報告があった。