1 開催日時

令和5年11月30日(木)午後1時15分から午後4時10分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「明日から師走となるが、11月の前半には真夏日があるなど不思議な気候であり、今後も気温については乱高下があるのではないかと思っている。
そのような中、県警察ではこれから年末の警備等で慌ただしくなると思う。
また、12月8日、9日には「「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議」が開催される予定であることから、それに伴う警備等の業務もあり、まだまだ大変な状況が続くのではないかと感じている。
ところで、11月20日、21日に東京都において全国公安委員会連絡会議が開催されたが、これに出席したので内容等についてお伝えする。
会議の内容は、まず特殊詐欺や闇バイトといった話につながる「匿名・流動型犯罪グループの取締りの強化」に関する講演があり、次に「公安委員会の在り方」に関する自由討議が行われ、苦情への対応や関係機関との連携に関して実例を含めた報告や意見交換が行われた。
「公安委員会の在り方」に関しては、各都道府県によって実情が異なるのであるが、例えば苦情の対応等については、全国で同じような悩み等を抱えているのだと感じた。
また、警察庁の附属機関として皇居にある皇宮警察の視察を行い、学校あるいは昔は枢密院と呼ばれていた本部庁舎等を見学するとともに、皇室等の要人や、皇室ゆかりの場所の警護を行うといった概況について説明を受け、理解を深める機会となった。
自由討議や視察等を通じて、全国各都道府県の公安委員との交流が行われた中で、長崎県ならではの特色を感じるところもあったが、警察に課せられている課題というものはどこも変わらないと感じた次第である。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「11月29日に開催された長崎県警察逮捕術大会に出席し、試合を観戦した。
「初めて見る新しい格闘技」という印象であり、どのようにすれば勝敗のポイントとなるのか分からない状態であったものの、実際に捜査現場等で犯人と対峙した場面を想定していると思われるいろいろなシチュエーション、例えば互いが素手である場合や、相手が刃物や長い棒を持っている場合で行われており、これらを見て「いざ、本当に犯人等と対峙した際は防具も着けていないのであるから、逮捕術というのは日頃から地道に訓練を重ねておかないといけないのだ」と興味深く拝見させていただいた。
もう一点、来年のランタンフェスティバルはフルバージョンで開催されることとなり、その中で福山雅治氏が皇帝パレードの皇帝役として出演されることが発表された。
県民としてランタンフェスティバルが賑わうことはとても嬉しいことではあるが、警備や渋滞対策等で県警察にも負担がかかるのではないかと思っている。
「嬉しいけど大変」ということになるのであるが、事故等がないようお願いする。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「11月22日に、優良地域警察官家族表彰式に出席した。
式典には、奥様と子ども、そして駐在所に勤務する警察官というように家族で出席されていて、「このようにして警察活動や駐在所は支えられているのだ」と強く感じた。
また、式典の途中で子どもが騒いだり、走り回ったりする光景があり、それが大変温かい気持ちにさせてくれた。
意見交換会では、家族の方々が話しづらそうなことでも話せるような雰囲気を警察本部長等がうまく作り出しており、「奥様方もこのような場で話すことで成長する面もあるのだろう」と感じるとともに、「このように意見を吸い上げることが組織を作っていく一翼となるのだ」と思った。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「「「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議」警備については、しっかりと対応したいと考えている。
また、年末という時期に入り、各警察署とも慌ただしくなってこようかと思うが、忙しいからこそ、できるだけメリハリをつけた業務ができるように心掛けていきたいと思っている。
ランタンフェスティバルの皇帝パレードに関しては、市民にとって注目の的で、また、とても楽しみで期待している内容であると思うので、長崎市や実行委員会、関係者と連携を密にするとともに、同じように多くの人が来られるような各種イベントを参考にしながら対応していきたいと思っている。
具体的には、昨年行われた「ぎふ信長まつり」の「信長公騎馬武者行列」において相当多くの方が集まったので、これらを参考として、岐阜県警察からも情報を得ながら対応していく所存である。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 「「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議」警備に伴う援助の要求について

警察から、
「「「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議」警備に伴う援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 第28回長崎県警察嘱託警察犬審査会の開催結果について

警察から、
「令和5年11月22日(水)、長崎市柿泊町所在「長崎市総合運動公園かきどまり運動広場」において、第28回嘱託警察犬審査会を開催した。
同審査会は、警察犬として活動する犬及びその指導手を委嘱するために、事前に応募された民間が飼育する犬に対して、定められた審査内容に従い審査を行うものであり、足跡追及審査(運動広場内に同一条件で設定したコースにおいて、臭気の追及状況や遺留品の発見状況を審査するもの)の結果、受審犬8頭、指導手7人が合格した。
今回合格した犬及び指導手に対する委嘱期間は、令和7年に実施する予定の次回審査会までの2年間となる。」
との報告があった。

(2) 広報イベント「道路・交通安全「さるく」」の実施について

警察から、
「令和5年12月3日(日)、長崎県警察本部(交通管制センター)、長崎県庁、長崎駅周辺等において、広報イベント「道路・交通安全「さるく」」を実施する。
本イベントは、現在、長崎駅周辺において再開発に伴う交通インフラの整備が進められているところ、徒歩で見学するイベントを実施することにより、交通安全施設の整備に関する取組について県民の理解を深め、交通安全意識の向上を図ることを目的としており、45人の参加を予定している。
本イベントでは、
○ 特定小型原動機付自転車に係る交通法規講習等
警察本部会議室において開式後、特定小型原動機付自転車に係る交通法規講習及び警察官によるデモンストレーション走行を実施
○ 交通安全施設見学等
参加者を約10人ずつ4班に分け、長崎駅周辺(12か所)を歩き(さるく)
・長崎駅周辺の道路開発及びバリアフリー施設の整備状況の説明
・既設の交通安全施設の整備目的や仕組み等の説明
・安全横断「手のひら運動」の実践指導
などを実施
することを予定している。
なお、長崎県福祉保健部の協力により、本イベントへの参加者に対し、長崎健康革命の取組の一環である健康づくりアプリ「歩こーで!」のポイント付与等の特典を準備している。」
との報告があった。

(3) 公安委員会宛て苦情申出の受理について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理」
について報告があった。

(4) 令和5年度九州管区内警察逮捕術大会の開催結果について

警察から、
「令和5年度九州管区内警察逮捕術大会の開催結果」
について報告があった。

(5) 令和5年度九州管区内警察拳銃射撃競技大会の開催結果について

警察から、
「令和5年度九州管区内警察拳銃射撃競技大会の開催結果」
について報告があった。

(6) 援助要求の受諾回答について

警察から、
「援助要求の受諾回答」
について報告があった。