1 開催日時

令和7年12月18日(木)午後1時15分から午後4時30分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「先日、職場で県警から講師を招いてサイバーセキュリティの講習会があった。
不正アクセスによる遠隔操作や、ファイルを開いた瞬間にコンピュータに感染し、システムが暗号化されるなど動作不能にさせ、復元と引き換えに身代金を要求するランサムウェアの話は理解できたが、その前段階のVPNの話などは、情報通信技術に詳しくない立場からすると理解の難しいものだった。
それでも、講習をきっかけに自分で調べたりして、VPNは情報を暗号化するだけで、それだけでセキュリティが向上するというものではなく、セキュリティを高めるにはセキュリティソフトをきちんと入れる必要があること、ウイルスは、セキュリティの弱いVPNから侵入されることが多いことなどが分かったことは良かった。
聴講する側の知識レベルに合わせて、シナリオに一工夫を加えてもらえると、更に良い講習になると思う。
いずれにしても、こういう出前講習はサイバー犯罪の被害を防ぐ良い取組なので、是非積極的に進めてもらいたい。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「公安委員として最近つくづく思うのは、警察官の皆さんが本当に一生懸命仕事されているということである。
改めて、感謝の気持ちをお伝えしたい。
運転免許の行政処分の報告では、警察のパトロールによって発覚しているものがとても多く、そのおかげで、大きな事故にならなくて済んだのだと思う。
私たち県民は、何かあったら警察という意識が強いので、信頼に応えてくれる警察官であっていただきたい。
それから、今年の全国の特殊詐欺の被害が1,000億円を超えるという新聞記事があった。
その中で、オレオレ詐欺の被害が増えているということで、昔多かった手口なのにと少し驚いた。
あと、SNS型投資・ロマンス詐欺では、年代にかかわらず被害に遭っているとのことである。
先日は県内でも4億円相当のニセ電話詐欺被害が発生していた。
被害を防ぐための対策は、どうしても発生した被害の手口に応じての対策にならざるを得ないが、それでも新たな手口をも封じ込めるような、より効果的な対策がないものかと考えてしまう。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「今年も間もなく終わるが、改めて感じるのは、警察の仕事がいかに大変かということと、公安委員としての身の引き締まる思いである。
私も新聞記事を見て、オレオレ詐欺が増えているということに驚いている。
時代が進むにつれ、SNSなどを使った手口にシフトしていくのかなと思っていたら、オレオレ詐欺というどちらかと言うとアナログが手口が増えているというのである。
SNSに関係する被害も防がないといけないし、高齢者の被害も防がないといけないし、何もしないでいると被害はどんどん増えていくしということで、詐欺の被害を防ぐのは本当に大変な仕事だと感じている。
あと、冬場になって暗い夜道を帰るとき、パトカーが巡回しているのを見るととてもほっとして、感謝の気持ちが湧いてくる。
県民の皆様の多くも、安心感というのが最も警察に対して抱いている印象だと思うので、これからも県民の安全安心のために、頑張っていただきたい。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「サイバーセキュリティーの講習に関しては、いかに分かりやすくしていくのかが大事な視点だと思っている。
いろいろな方の意見を聞きながら、それをもっと仕事に反映させて、更に良いものにしていく、PDCAサイクルをいかに回していくかというのが一番大事だと思うので、いただいた御指摘も踏まえて、更に良いものにして参りたい。
信頼される警察官であってほしいという御指摘をいただいた。
職務倫理に立ち返り、我々が守るべき職務倫理にしっかり思いを致しながら、警察活動をしていくということが大事だと思う。
特殊詐欺に関しては、犯罪者側がどういう手口でくるのかを見定めつつ、それを抑止するために警察として必要な対策を打っていくが、情勢に合わせて警察も抑止のやり方を変えるというのが大事だと思っている。
県内でも4億円の被害という、ショッキングな事件があった。
機を敏に捉えて、金融機関への働きかけ、証券会社への働きかけ、タクシー会社その他関係の方面への働きかけなども行っているところである。
いずれしても、犯罪者側からの出方を見つつ、それに合わせた抑止対策を追求していきたいと思うので、また御指導賜りたい。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 遺失物法施行規則で定める指定特例施設占有者の指定について

警察から、
「遺失物法施行規則で定める指定特例施設占有者の指定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 飲食店営業者に対する飲食店営業の停止命令について

警察から、
「飲食店営業者に対する飲食店営業の停止命令(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(5) 指定自動車教習所における仮運転免許関係事務の委託に関する規則等の一部を改正する規則の制定について

警察から、
「指定自動車教習所における仮運転免許関係事務の委託に関する規則等の一部を改正する規則の制定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 令和7年度犯罪被害者週間・月間の実施結果について

警察から、
「犯罪被害者等支援に対する国民の理解を増進し、社会全体で犯罪被害者等を支える気運の一層の醸成を図ることを目的に、犯罪被害者週間に加え、新たに月間を設定し広報啓発活動を強化した。
期間は、
○ 月間
令和7年11月1日(日)から同年12月1日(月)まで
○ 週間
令和7年11月25日から同年12月1日まで
であり、主な取組として
○ 犯罪被害者等支援講演会の開催
・本年11月23日(日)長崎原爆資料館ホールにおいて、佐世保市小6同級生殺害事件被害者の兄の講演
○ 犯罪被害者支援キャンペーン等の実施
・被害者遺族手記パネルの展示
・県警音楽隊コンサートの実施
・広報チラシの配布、広報のぼりの設置
・ひまわりの絆プロジェクト
○ ポスター等の掲示及びデジタルサイネージ、SNS等の各種媒体を活用した広報啓発活動
を実施した。」
との報告があった。
また、本年11月末現在の犯罪被害者等給付金の支給状況等についても報告があった。

(2) ストーカー行為等の規制等に関する法律の改正概要について

警察から、
「昨今、規制の対象外である「紛失防止タグ」を悪用して相手方の所在に関する情報を取得しようとするストーカー事案が増加したり、探偵業者等の第三者を介して被害者の所在等に関する情報を入手してストーカー行為を行う事案が発生したりするなど、被害者等の保護対策等を実施する上で、現行法では対処できない事態が生じてきたことから、令和7年12月10日、ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部を改正する法律が公布された。
改正の概要は、令和7年12月30日に施行されるものは
○ 「紛失防止タグ」を被害者の承諾を得ないで取り付けたり、その位置情報を取得したりする行為を規制対象に追加
○ 警察本部長等が、被害者から警告を求める旨の申出を受けていなくても、職権で警告することができる規定を追加
○ 警告又は禁止命令等をしたときは、被害者から申出を受けた場合以外でも、速やかに、被害者に通知をしなければならない規定を追加
○ ストーカー行為等の被害者への援助に係る努力義務の主体に、被害者の雇用先及び学校の長を追加
○ 禁止命令等を行うことができる機関に、被害を受けた当時の被害者の住所又は居所の所在地を管轄する都道府県公安委員会等を追加
であり、令和8年3月10日に施行されるものは
○ 警告等を実施した事案で、被害者の情報を保有し、又は保有しようとしている者に対して、加害者に被害者の氏名、住所等の情報を提供しないよう求めることができる規定を追加である。
今後の方針として、
○ 警察職員に対する指導教養
○ 県民に対する周知
○ 積極的な運用
を実施する。」
との報告があった。

(3) 令和8年「110番の日」の実施予定について

警察から、
「毎年1月10日を「110番の日」と定め、全国一斉に110番通報の適切な利用を図るための各種広報及び諸施策に取り組んでいる。
当県においては、サッカー男子日本代表監督森保一氏を一日通信指令課長に委嘱し、
○ 模擬110番通報の受理・指令
○ 広報用ポスターへの出演
○ SNS等を活用した広報活動
などを実施する。
また、県下各警察署においても、110番通報の適切な利用に関する街頭キャンペーン等を実施する。」
との報告があった。
委員から、
「30年近く前の話になるが、事件性が疑われるケースで、110番通報することを躊躇したことがあった。
今でも非常に反省している。
通報が必要な場面で、躊躇しないということも、110番の適正利用と言えるのではないかと思う。」
との発言があった。
委員から、
「緊急の対応を必要としない通報が、全体の20%余りを占めることに驚いた。
110番の日の取組で、110番の適正利用を広報することはとても重要だと思う。」
との発言があった。
委員から、
「個人的には、110番というのは、なかなかかけにくいものと思っていたので、これだけの緊急の対応必要としない通報があったことに、本当に驚いた。
今の風潮として、ちょっと扱いに困るような110番というのが、まん延しているのだろうかと想像してしまう。
そういうときに、こういう広報活動が一番大切になってくると思うので、森保監督の協力を得て110番の適正利用をアピールしていただきたい。」

(4) 第21回長崎県知事選挙違反取締本部の設置予定について

警察から、
「令和8年1月13日(火)、警察本部(捜査第二課内)に、警察本部長を取締本部長とする「第21回長崎県知事選挙違反取締本部」を設置し、同日、県下22署に警察署長を長とする同取締本部を設置する。」
との報告があった。

(5) 公安委員会宛て文書の受領について

警察から、
「公安委員会宛て文書の受領」
について報告があった。

(6) 令和7年全国警察逮捕術・拳銃射撃競技大会の開催結果について

警察から、
「令和7年全国警察逮捕術・拳銃射撃競技大会の開催結果」
について報告があった。

(7) 警察捜査の不適正に対する損害賠償請求控訴事件の判決結果について

警察から、
「警察捜査の不適正に対する損害賠償請求控訴事件の判決結果」
について報告があった。