1 開催日時
令和7年2月27日(木) 午後1時15分から午後5時07分までの間
2 開催場所
長崎県公安委員会会議室
3 委員発言
(1) 委員から、
先日、長崎県警の異動について新聞などで報道されていた。
女性の警察署副署長が初めて2人出たということで、これは非常にいいことだと思っている。是非正式着任した後、マスメディアなどで素顔などを紹介してもらい、PRしてもらうことで、警察も女性が活躍できる職場になってきたということが広く知れ渡るのではないかと思っている
との発言があった。
(2) 委員から、
現在、一時的かもしれないが、いわゆる闇バイトによる傷害事件と思われる事件がなくなっていると報道されているのを目にした。
これまで検挙しているのは末端の者ばかりであるが、その中に中枢につながる人がいるのではないかと思っている。中枢は捕まっていないかもしれないが、いずれ中枢までたどり着き、首謀者を捕まえることができるよう期待している
との発言があった。
(3) 委員から、
今朝、4台の車が絡む玉突き事故が発生していた。事故現場を通過した際は、前方が潰れた車などが道路脇に止まっており、事故処理がされているところであった。
ほんのちょっとの油断があのような事故に結びつくということが本当に怖いと思った。
昨日、今日と報道されていたが、60代の女性が詐欺の被害に遭い、995万円をだまし取られたとのことであった。本当にいたたまれない気持ちになった。一生懸命働いて、老後のために蓄えていたのだと思う。同じ世代なので、何とかできないものかと常日頃思っているが、自分の周りでそのような話があれば、いろいろなところで話していきたいと思っている
との発言があった。
4 本部長発言
警察本部長から、
女性活躍の関係で着任後にPRを、という点についてであるが、御指摘のとおり、警察は男社会というイメージがあり、最近かなり変わってはきたと思うが、なかなかそのイメージが払拭できていないと思う。女性が活躍する姿を広く広報することで新しい姿を世間にアピールしていきたいと思っている。
闇バイト等の関係については、抑止と検挙の両面でしっかりと取り組んでいきたい。また、この春の異動で、匿名・流動型犯罪グループ対策関係の体制を強化するので、しっかり対応していきたい。
詐欺の関係については、抑止と検挙をどのように有機的に連携させていくのかがポイントになると思う。また、金融機関との連携もさらに進めることで、そもそも被害が発生しないよう、しっかり取り組んでいきたい。
詐欺については大変悩ましい課題ではあるが、知恵を絞って対応していきたい
との発言があった。
5 協議事項
(1) 聴聞及び弁明の機会の付与に関する規則の一部改正について
警察から、
「聴聞及び弁明の機会の付与に関する規則の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
(2) 長崎県情報公開審査会への諮問について
警察から、
「長崎県情報公開審査会への諮問(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
(3) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について
警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
(4) 長崎県道路交通法施行細則の一部改正について
警察から、
「長崎県道路交通法施行細則の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
(5) 公安委員会規則の改正について
警察から、
「公安委員会規則の改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
(6) 運転免許の行政処分(取消し)について
警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
6 報告事項
(1) 令和7年度採用募集活動の推進について
警察から、
近年、採用試験受験者の減少が顕著であり、県警察全体でその危機感を共有した上で、採用活動を組織的に行うため、本年度は
○ 採用活動の基本方針
・警察志望者の獲得(若年時からの獲得含む)
・警察志望者へのサポート
・組織の魅力発信
を3本柱とし、具体的な対策として
○ リクルーター制度の見直し
○ 魅力ある職場(受皿)の構築
○ 対象者(特に潜在層)へのアプローチ
を推進することとした
との報告があった。
委員から、
採用の厳しさは民間も同様であるが、これだけ応募者が数年間で激減していることには驚いた。採用自体も厳しいと思うが、中途で退職する人も増えているのか
との発言があり、
警察から、
中途退職自体は横ばいである
との説明があった。
委員から、
新卒ではなく、中途採用の門戸も開いているのか
との発言があり、
警察から、
例えば民間企業に務めていた30歳の人も、大学卒業したばかりの22歳の人と同じステージで受けている。いわゆる中途採用も少しは進めているが、まだ大々的にはなっていないので、もっと広げていく余地はあるのではないかと思っている
との説明があった。
委員から、
色覚で不合格になった人はいるのか
との発言があり、
警察から、
数名いる
との説明があった。
委員から、
今は学校で色覚検査をしていないので、色覚に問題があると認識しないまま、警察や自衛官を志す人もいる。そのような例をなくすためにも、早期に検査を行った方がいいのではないかと思っている
との発言があった。
委員から、
以前、生徒募集で奔走していたが、当時から子供の数が減っていたので、本当に苦労した。採用活動は大変だと思うが、かっこいい先輩を見せるということはいいことではないかと思っている。女性警察官にしても、男性警察官にしても、子供たちの気持ちの中には、こういう人に憧れて警察官を目指す、という気持ちがあることも多い。そのため、もうやっているかとは思うが、広報活動の中で、このような観点も取り入れてみてはどうかと思う
との発言があった。
(2) 令和6年中におけるニセ電話詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺被害の情勢について
警察から、
令和6年中におけるニセ電話詐欺の認知状況については、暫定値であるが
○ 認知件数 182件(前年比+38件)
○ 被害総額 約3億895万円(前年比-約6,847万円)
であり、被害の実態としては、
○ 「簡単にもうかる」などをうたったSNS広告やダイレクトメッセージをきっかけとした副業名目詐欺被害が多発
○ 警察官を名乗るオレオレ詐欺被害が急増
○ 電子マネーカードによる支払額は約3,000万円
などの特徴があった。
また、SNS型投資・ロマンス詐欺の認知状況については、暫定値であるが
○ 認知件数 168件
○ 被害総額 約11億758万円
であり、被害の実態としては、
○ SNSを通じた投資や交際話をきっかけとした被害
○ 被害者の多くが長期間にわたり複数回送金したことで被害が高額化
○ 送金方法として、窓口やATMだけでなく、インターネットバンキングを利用した送金が増加
などの特徴があった。
検挙状況については、
○ ニセ電話詐欺 9件4人
○ SNS型投資・ロマンス詐欺 3件2人
であり、特殊詐欺連合捜査班の活用状況は、
○ 嘱託依頼件数 45件
○ 嘱託受理件数 2件
であった。
被害の未然防止状況については、
○ 未然防止件数が199件、未然防止額は約5,200万円
○ 金融機関による未然防止が42件で、前年より16件増加
などの特徴があった。
令和7年中は、
○ SNS上による詐欺被害防止の広告の実施
○ 被害防止コールセンターによる注意喚起
○ 広報大使前川清氏と連携した広報啓発
○ 金融機関、コンビニエンスストアとの更なる連携強化
などに取り組む予定である
との報告があった。
委員から、
以前は、携帯電話を持って、ATMコーナーで戸惑っている高齢者を見かけたら声をかけて、というのが決まり文句だったが、最近は犯人の方が、ATMコーナーに携帯電話を持っていくな、などと指示をしたりするようで、イタチごっこの様相を呈している。地域の方には、常に最新の事案を勉強してほしいと思う。事案を聞くと、どうして引っかかったのだろう、おかしいと思わなかったのだろうか、と思うが、その状況に置かれた人は、そこまで疑う余裕がないのだろうとも思う。お金を振り込まないといけないという最後の最後に、どこかに相談できるようなものがあればいいのかとも思うが、なかなか難しいだろうとも思う
との発言があり、
警察から、
被害者に対し、犯人に対して不信感を抱かなかったかアンケートを取っているが、6割の人は全く疑わなかったという統計結果が出ている。巧みに攻めてこられていると思われる
との説明があった。
委員から、
以前、還付金詐欺では、還付金を受領するための操作をしているつもりで、知らない間に、逆に送金していたというケースが多かった。今は自分で送ったという認識はあるのか
との発言があり、
警察から、
送金したという認識はある
との説明があった。
(3) 令和6年中におけるサイバー戦略の推進状況について
警察から、
令和6年中におけるサイバー犯罪検挙状況については、
検挙件数 113件(前年比+36件)
検挙人員 69人(前年比+17人)
であり、主な検挙事件として、
○ 後払い決済サービスを利用した電子計算機使用詐欺等事件(長崎県警察・茨城県警察合同捜査・長崎警察署)
○ クレジットカードの不正利用に係る電子計算機使用詐欺等事件(佐世保警察署)
があった。
サイバー事案に関する相談受理状況については、
相談受理件数 3,358件(前年比+10件)
であり、前年と比べて微増となり、令和3年以降3,000件を超えている。
サイバーセキュリティ対策の主な取組状況としては、
○ 県民全体の意識向上方策
・広報啓発活動の推進
・サイバーセキュリティボランティア事業の推進
・サイバーテクニカルボランティア事業の推進
○ 人的基盤・組織基盤強化
・全国サイバーコンテストへの参加(令和5年度大会で長崎県チーム初優勝)
・県下サイバーセキュリティ競技大会及びサイバー事案対処能力検定の実施
・サイバー犯罪上級捜査官等制度の運用
・サイバー事案対処能力向上のための巡回教養の実施
を推進した
との報告があった。
委員から、
サイバー関連の人材は、引く手あまたである。高校生や大学生のボランティアの人たちが、自分の特技を警察官になって生かしたいと思ってくれる人が増えてくるといいと思っている
との発言があり、
警察から、
採用活動にもつながるので、警察からも働きかけているが、民間の方でも引く手あまたであり、民間の方に流れているのが現状である
との説明があった。
委員から、
現在は、取引はインターネット上で動いている。私も一度クレジットカードを不正利用された。そのときは、クレジット会社から確認の連絡があり、不正利用に気付いた。犯人側も、特定の誰かを狙っているのではなく、不特定多数を狙って、使えた番号を利用しているようだ。よって、クレジットカードをいつどこで使ったかを皆が確認すれば、このような犯罪は減ってくるのではないかと思うが、確認しない人が多い。確認を習慣づけるよう、学校にいる頃から教育していく必要があるのではないかと思っている
との発言があり、
委員から、
高校生をボランティアとして委嘱することは大変良いことである。これをもう少し進められないか、例えば使命感などを抱くことができるような持って行き方がないか、と思っている
との説明があった。
(4) 令和6年中における検視業務の状況について
警察から、
令和6年中における長崎県内の死体取扱状況については、
○ 死体取扱総数 1,848体(前年比+96体)
・司法(代行)検視 347体(前年比-70体)
・検証・見分 4体(前年比+2体)
・死体調査 1,497体(前年比+164体)
○ 検視官臨場数
・臨場数 1,550件(前年比+143件)
・臨場率 約83.9パーセント(前年比+約3.6ポイント)
・離島を除く本土地区の臨場率 約94.7パーセント(前年比+約5.3ポイ ント)
であった。
死体取扱業務の主な課題としては、
○ 犯罪死体の見逃し防止
○ 捜査員等の負担軽減
が挙げられる
との報告があった。
委員から、
検視業務は決して楽しい仕事ではないと思うが、この業務に従事する人は、ずっとこの業務に従事するのか
との発言があり、
警察から、
検視官は通常2年である。検視官には巡査部長や警部補をペアとしてつけているが、これを経験した人は、知識や経験があるため、もう一度検視業務に従事することはある。そうなると、警察人生約40年のうち、5年から8年程度従事する人もおり、人によって偏りはある
との説明があった。
委員から、
長崎の場合、長崎大学の法医学教室が独自にCTを所有しており、そのCTを読影する放射線科医が助教授で入っているので、かなり積極的に死後CTを撮っていると思う。そこまでしても、犯罪死を見逃す可能性はある。長崎でも、ある医師が検視して異常なしと判断していたところ、10年ほど経過して、別の事件で逮捕された人が、その案件について殺人を自供した、という例もあった。
これは法医解剖をしたとしても出てくる可能性はあり、法医の教授も、絶対ではないということをきちんと言うと思う。
警察の嘱託医という制度があるが、そのほかに、主治医が検視に携わることができれば一番いいのではないかということで、講習会が開かれている。しかし、出席者が少なく、この方法が広がっていないことは残念である
との説明があった。
(5) 令和6年中の機動捜査隊の活動状況について
警察から、
令和6年中における機動捜査隊の犯罪検挙実績については、
検挙件数 648件(前年比+71件)
(内訳)刑法犯 582件(前年比+64件)
特別法犯 60件(前年比+11件)
交通法犯 6件(前年比-4件)
であり、主な検挙事例は、
○ 指名手配詐欺事件被疑者の検挙(諫早署管内)
○ 不同意性行等致傷事件被疑者の検挙(大浦署管内)
○ 強盗・不同意性行等事件被疑者の検挙(長崎署管内)
などがあった。
各警察署に対する検視業務支援については、
○ 臨場数 703件 (前年比-51件)
うち診断書扱い件数 115件
○ 臨場率 43.04パーセント(前年比-5.66ポイント)
(離島署を除く取扱合計 1,633件中)
であり、育児休業支援に関する捜査員派遣については、
○ 8警察署14件16人
(派遣期間延べ328日、1派遣当たり平均約20.5日間派遣)
であった。
そのほか各種取組として
○ 受傷事故防止対策
○ 公用車事故防止対策
を実施した
との報告があった。
(7) 公安委員会宛て苦情申出の受理について(3件)
警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理(3件)」
について報告があった。
(8) 公安委員会宛て文書の受領について
警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理」
について報告があった。
(9) 令和6年第4四半期(10~12月)における「街頭防犯カメラシステム」の記録データ活用状況について
警察から、
「令和6年第4四半期(10~12月)における「街頭防犯カメラシステム」の記録データ活用状況」
について報告があった。
(10) 令和6年下半期における運転免許管理課関係の専決状況について
警察から、
「令和6年下半期における運転免許管理課関係の専決状況」
について報告があった。



