1 開催日時

令和7年1月30日(木)午後1時15分から午後4時40分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

先日の新聞を見ていたところ、警視庁の警視総監に、以前長崎県警察本部長であった迫田氏が就任したというニュースを見た。迫田氏とは一度ならず話したこともあり、懐かしい思いで記事を見ていた。
昨日からランタンフェスティバルが始まり、点灯式に行った。寒かったが天気もそう悪くなく、人通りは非常に多かった。中華街のメインストリートは、通行できないくらい人が多く、大変だなと思ったが、警備に従事している警察官の姿も目にし、寒い中大変お疲れ様だなと思いながら見ていた。
開催期間は長いので、期間中、事件や事故が起こらないよう、警備には万全を期してもらいたい
との発言があった。

(2) 委員から、

昨日の新聞に、昨年度の自殺者数について掲載されていた。
全国では2万人を超えているが、過去2番目に少なかったとのことである。
長崎県は204人であり、その前年と比較すると22人減少したとのことであるが、児童生徒の自殺者は逆に増えているとのことである。全国では、小学生15人、中学生163人、高校生349人であり、小中高とも増加し、問題になっていると言われている。
長崎県の担当者などによると、いじめが発生しても、それが重大事件、最悪の場合では自殺などにつながらないよう、いろいろと考えているようであるが、課題とのことであった。
昔は、小学生に自殺はない、と言われていたが、最近は精神的に成長するのが早いので、自殺者が出てきてるのではないかと思っている。
これをどうやって減らすのかということを皆で考えていく必要があると思っている
との発言があった。

(3)  委員から、

自殺の件で、小・中・高校生が増えているということを目にした。
子供の数が減っていると言いながら、そういう貴重な子供たちが自分の命を絶つということは本当に大きな問題だと思っている。教育も行政もであるが、全体で考えていかなければならない。
前回の会議後に帰宅し、留守電を聞いたところ、2時間以内に電話が使えなくなります、という総務省からの電話が入っていた。これは、毎日ではないが夕方のテレビ番組で、「その電話詐欺ばい」というコーナーがあり、それを時々見ていたので、これは詐欺だと気付いたが、見ていない人にとっては不安になる電話だと思う。
ほかにも、私の家族のスマホに、「アルバイトしませんか。1日1万円から5万円」というメッセージが何通も来ている。
何も知らない人にとっては、1万円から5万円という報酬を提示されると、正規のアルバイトの時給である1,500円程度と比較したときに、金額だけ見ると高額である方が良いに決まっている。しかし、うまい話は絶対にないので、それをどこでどう判断できるようにするのか、そのようなことを考えながら過ごしていた。
いろいろな犯罪や事故が起こっているので、大変だと思うが、よろしくお願いする
との発言があった。

4 本部長発言

本部長から、
ランタンフェスティバルについては、所要の体制で、不測の事態が起きないよう、しっかりやって参りたい。
自殺の関係については、警察としてどこまでできるのかという話はあるが、当方としては、例えば子供がいなくなったというケースでは、警察署を挙げて捜索するなど、しっかり対応しなければならないし、いじめについても、子供たちが自ら命を絶つという事態は大変重く受けとめなければならないということで、教育委員会とも連携しながらしっかり対応していきたい。
不審な電話やメールについては、もちろん警察としてはしっかり捜査を行うが、まずもって被害を発生させないということが大事であるので、被害防止のための広報を充実強化していきたいと考えている
との発言があった。

5 協議事項

(1) 警察署協議会委員の辞職の承認について

警察から、
「警察署協議会委員の辞職の承認(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 令和6年中の犯罪被害者等給付金の裁定状況について

警察から、
令和6年中、犯罪被害者等給付金の支給裁定件数は遺族給付金1件であり、支給額の合計は1,100,000円であった
との報告があった。
委員から、
犯罪被害者等給付金については、公安委員会が速やかに支給又は不支給の裁定をするが、その際、事実関係をきちんと認定できるようになれば裁定するということになるのか
との発言があり、
警察から、
支給要件に合致しているのかどうかなどは、警察で精査している。昨年裁定した件で、事件発生から時間がかかったのは、この給付金制度に合致するか、様々な検討が必要であったためである。よって、要件に合致するかどうかが出発点となる。
との説明があった
委員から、
以前と比較して大幅に給付金額が引き上げられたのは、何かきっかけがあったのか
との発言があり、
警察から、
被害者の年齢や収入の有無により給付金の額が異なり、それを本当に被害者の救済として良いのか、などの議論の高まりがあったと認識している
との説明があり、
本部長から、
被害者支援については様々な声が寄せられているが、給付金以外の論点でも、議論がなされているところである
との説明があった。
委員から、
社会を安定させるためには、犯罪者を減らすことである。日本は明治以来厳罰主義になっているが、犯罪者は再犯する人が多いので、西洋では、再犯する人を減らしていくという方針になっており、加害者をいかにまた社会復帰させるかという観点を持っている。そのためにはまず、被害者に補償しなければならない。日本はそれが遅れている。もっと被害者に補償する、そうして初めて加害者を社会復帰の方に持っていける、という社会的なコンセンサスが得られるのではないか、ということが本に書いてあった。これは5年や10年でできることではない。ヨーロッパでは100年、200年という長い時間をかけて、皆の気持ちというものを作ってきた。日本も今からそのようにしていかなければならないのではないか。
補償の額も、どこからその原資を持ってくるかであるが、税金ばかりではなく、払えるところがあれば、そこから取っていくことが大事だと思った
との発言があった。

(2) 令和7年春の主な組織改正案について

警察から、
「令和7年春の組織改正案」
について報告があった。
委員から、
いずれも大事な分野で体制の強化を図るべきところだと思うが、一方で、人員の余裕はない。強化すべき分野に人を重点的に配置するということにおいて、どのように人材を捻出するかという人員体制について、何か具体的な方針はあるのか
との発言があり、
警察から、
実際のところ、定員や実際にいる職員数が増えることはないので、必要な部門に、縮小していく部門、或いは見直しができる部門から人員を割り振るということを進めている。今回は、各部門から必ず人員を捻出してもらい、それにより不必要なものをなくしていく、縮小していくよう働きかけている。
世の中の動きが早く、犯罪情勢も変わっていくので、このようなことはこれからも続け、根付かせていきたいと思っている
との説明があった。

(3) 令和6年中における自動車警ら隊の活動状況について

警察から、
令和6年中における犯罪検挙実績については、
○ 刑法犯    110人(前年同期比 +17人)
○ 特別法犯    22人(  同   +8人)
○ 交通法犯  1,996件(  同   -35件)
○ 少年補導   854件(  同   +189件)
であり、職務質問による犯罪検挙好事例として、大麻取締法違反(所持)事件被疑者の逮捕等があった。
検挙以外の活動では、
○ 警察署に対する育児休業支援要員の派遣
○ 特別自動車警ら部隊員としての活動
○ 管区機動隊員による各種警備活動
○ 闇バイトに絡む強盗事件に対する夜間の住宅街を中心とした警ら活動、登下校時見守りパトロールへの応援、体制が不足する警察署への補完的なパトロール活動
○ 自動車運転技能指導員による運転訓練
に取り組んだ。
今後の活動は、
○ 犯罪の抑止と検挙に資する「職務質問」の技能向上による現場執行力の強化
○ 育児休業支援要員の派遣など警察署との連携の強化
を推進する方針である
との報告があった。
委員から、
テレビでよく警察密着、という番組があり、気がけて見ている。その中で、警ら隊員が、隣の車の人が何かおかしい、と見抜き、その感性をもって職質を行い、その職質の技能が高ければ、薬物など何か見つける、という場面をテレビで見ていた。職務質問に関する技能についてもぜひ高めてもらい、犯罪抑止力を高めてもらいたい
との発言があり、
警察から、
検挙という成功体験が、警察官を成長させる。検挙に成功した警察官から他の隊員に、その技術、こういうことがよかった、こういうところが悪かったというふうな教訓を伝え、その技術が隊員全体に共有できるよう、研修会等も行っていきたいと考えている
との説明があった。
委員から、
パトカー乗務員の女性警察官は本隊に1人だけなのか
との発言があり、
警察から、
本来3人いるが、育児休業で休んでいるので、現在は1人である
との説明があった。
委員から、
少年補導が大幅に増えているが、この理由は何か
との発言があり、
警察から、
はっきりした理由は不明であるが、コロナ禍が明け、人の動きが活発になったので、我々としても声かけ、職務質問などを積極的に行うようになったことなど、様々なことが相まって、数が増えたのかと考えている
との説明があった。

(4) 令和6年中における犯罪情勢について

警察から、
それぞれの数値は暫定値であるが、令和6年中における全国の刑法犯認知件数は、737,829件で前年と比べて34,478件増加し、率にして4.9パーセントの増加となった。
刑法犯検挙件数・検挙人員についても前年と比べて増加しており、検挙率は38.9パーセントで、前年と比べて0.6ポイント上昇した。
九州管区の刑法犯認知件数は76,438件で、前年と比べて6,392件増加し、率にして9.1パーセントの増加となった。
刑法犯検挙件数・検挙人員についても前年と比べて増加しているが、検挙率は41.5パーセントで、前年と比べて1.0ポイント低下した。
本県の概況については、
○ 刑法犯認知件数は4,009件で、全国で少ない方から第12位(管区第3位)
○ 検挙率は56.7パーセントで、全国で高い方から第10位(管区第1位)
○ 犯罪率(人口10万人当たりの認知件数)は316.4件で、全国で低い方から第5位(管区第2位)
であり、罪種別認知件数の前年比では、知能犯が186件(35.8パーセント)、風俗犯が56件(71.8パーセント)、粗暴犯が31件(7.7パーセント)、窃盗犯が3件(0.1パーセント)、凶悪犯が1件(2.1パーセント)それぞれ増加した
との報告があった。
委員から、
数字を見ても一目瞭然であるが、ニセ電話詐欺の認知件数が大きく増加し、検挙件数や検挙率は逆に下がっている。どんどん新手の詐欺が出てきて、犯罪自体は増えているが、それになかなか追いついていないという現状がそのまま出ていると思う。やはりこれは県単位では限界があるので、全国的な対策が必要だろうと思う
との発言があった。

(5) 道路交通法(共同危険行為等の禁止)違反被疑者の検挙について

警察から、
令和5年10月31日午後10時10分頃、長崎市江戸町所在の四差路交差点において発生した道路交通法(共同危険行為等の禁止)違反被疑事件について、令和6年11月19日、暴走族グループ「天煌」総長、犯行当時16歳の男性ほか5人を逮捕するとともに、後日、犯行当時18歳の男性ほか4人を任意送致した。
総長等から「解散」の誓約書の提出を受け、暴走族グループ「天煌」を解散させるに至り、県内の暴走族グループは「ゼロ」となった。
本件検挙に併せ、県内唯一の暴走族を解散させたことにより、報道等で取り上げられ各方面から大きな反響があった
との報告があった。
委員から、
先週たまたま帰宅途中、爆音走行している人が一人いた。暴走族は解散したが、爆音走行する者はまだいるのか
との発言があり、
警察から、
爆音走行はまだ時々発生している
との説明があった。
委員から、
暴走するようなバイクじゃないなと思った。また、こういう人たちをいかに普通の社会人に戻すかということも考えていかなければならないと思いながら聞いていた
との発言があった。

(6) 令和6年中における交通部執行隊の活動状況について

警察から、
令和6年中における交通機動隊の活動状況については、
○ 取締総件数 6,132件(前年比-517件)
○ 行事等派遣回数 246回(同+35回)、延べ出動人員 896人(同+58人)
であった。
そのほか、殉職・受傷事故防止及び運転技能向上のための訓練を実施した。
令和6年中における高速道路交通警察隊の活動状況については、
○ 高速道路等における交通事故発生状況
・発生件数  35件(前年比+ 2件)
・死者数   0人( 同 - 1人)
・負傷者数  56人( 同 + 3人)
・物損事故  604件( 同 +110件)
○ 交通指導取締り総件数 4,682件( 同 +1,723件)
であり、航空隊ヘリを使用したあおり運転取締りを実施した。
そのほか
○ 交通安全啓発活動
・高速道路利用者に対する参加・体験型の交通安全教育
・交通安全キャンペーンの実施
○ 高速道路の危険を排除する活動
○ 道路管理者と連携した交通安全対策
などに取り組んだ。
今後の活動は、
○ 交通事故情勢を踏まえた効果的な交通死亡事故等の抑止対策
○ 殉職・受傷事故防止等に向けた教養・訓練
を推進する方針である
との報告があった。
委員から、
見せる警戒ということは大事だと思う。赤信号に変わりそうなので停車したところ、後ろから赤信号なのに脇をすり抜けて走って行く車がいる。こんな車も、もし警察官がそばに立っていたらこんなことはしないだろうと思うので、見せる警戒は大事なことだと思った
との発言があった。
委員から、
交通機動隊の取締件数が減ったという点について、いわゆる抑止力が上がったと考えると、これは評価できる。一方で、高速道路でシートベルトに特化して取り締まると、1,700件も増えている。後部座席の人がシートベルトを着用してないということか
との発言があり、
警察から、
長崎県は全国と比べても着用率が若干悪く、この辺りの啓蒙(けいもう)に力を入れていきたいと思っている
との説明があった。

(7) 警護の実施結果について

警察から、
「警護の実施結果」
について報告があった。

(8) 令和6年下半期における機動隊の活動状況について

警察から、
令和6年下半期における機動隊の県内出動状況は、
○ 水難事故       8回(前年同期比+6回)
○ レスキュー      2回(  同  -1回)
○ 雑踏警備       1回(  同   ±0回)
○ 警護         4回(  同  -4回)
○ その他(捜査応援等) 7回(  同  -1回)
であった。
主な出動内容としては、
○ 海中転落車両引上げに伴う出動
○ 行方不明者捜索に伴う出動
○ 平和祈念式典に伴う警護
○ 衆議院解散総選挙に伴う警護
があった。
県外への特別派遣としては、
○ 原子力関連施設警戒に伴う福井県特別派遣
○ 国民スポーツ大会警衛に伴う佐賀県特別派遣
○ 国民文化祭警衛警備に伴う岐阜県特別派遣
○ 全国障害者スポーツ大会警衛に伴う佐賀県特別派遣
○ 豊かな海づくり大会警衛に伴う大分県特別派遣
があった。
術科大会に関する成績については、
○  令和6年度九州管区内警察柔道・剣道大会
・柔道 女子個人 坂口巡査長 優勝
・剣道 男子団体 第3位
○ 令和6年度全国警察柔道・剣道選手権大会
・柔道 女子個人 坂口巡査長 第3位
○ 令和6年度全国警察柔道・剣道大会
・柔道 男子団体 2部昇格
・剣道 男子団体 第3位、1部昇格
があった。
そのほか、警察本部や各警察署が実施する採用活動等の各種イベントに参加し、施策への支援活動を実施した
との報告があった。

(9) 公安委員会宛て苦情申出の受理について

警察から、
「公安委員会上げ苦情申出の受理」
について報告があった。

(10) 警察職員の職務執行に関する警察宛苦情の取扱状況(令和6年第4四半期)について

警察から
「警察職員の職務執行に関する警察宛て苦情の取扱い状況(令和6年第4四半期)」
について報告があった。

(11) 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の概要について

警察から、
「職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の概要」
について報告があった。

(12) 長崎県道路交通法施行細則の一部を改正する規則案に対する意見の募集の実施結果について

警察から、
「長崎県道路交通法施行細則の一部を改正する規則案に対する意見の募集の実施結果」
について報告があった。

(13) 令和6年下半期における小型無人機等の飛行に関する通報の受理に係る専決状況について

警察から、
「令和6年下半期における小型無人機等の飛行に関する通報の受理に係る専決状況」
について報告があった。