1 開催日時

令和7年7月10日(木)午後1時15分から午後4時40分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「今朝、長崎市内で、子供を保育園に送ろうとしていた母親が、自分の幼い子供をひいてしまうという交通死亡事故が発生したが、取締りや広報啓発など警察の取組では防ぐことが難しい事故であり、大変痛ましく思う。
もうひとつは詐欺の関係で、昨日の新聞に県内の80代の女性が、電子マネーと現金50万円を騙(だま)し取られるというSNS型ロマンス詐欺の被害に遭ったとの記事があったが、80代という高齢の方が、インスタグラムなどのSNSを使いこなし、見ず知らずの人物と交流できるということや、電子マネーをスムーズに取り扱えるということに驚いてしまった。
スマートフォンもSNSもそれなりに使いこなせて好奇心もある、アクティブな高齢者が、案外このような詐欺被害に遭いやすいのかもしれないと感じた。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「現在選挙運動期間中であるが、今回の選挙に限らず、これから先の選挙ではSNSを使った選挙運動が増えてくるだろうと思う。
そうなると心配なのは、有権者と有権者ではない人がいる高校生くらいの年代の人たちのことである。
18歳未満の者は選挙運動が禁止されているなど、選挙運動には様々な制約があるが、大人がどんどんSNSを駆使して選挙運動をしていく中で、法に触れるような行為をしたときに、高校生くらいの年代の人たちが巻き込まれて、ひょっとすると逮捕されるような事案が出てくるのではないかと心配になる。
そういう視点からの広報啓発も必要ではないかと思う。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「先日、警察学校で学生に対して講話をさせていただいた。
学校は、とても明るい雰囲気で、先生方が一生懸命心を砕いて教育されているという感じがした。
学生も明るく元気に振る舞っていたが、中には、悩みを抱えている学生もいるようだった。
警察官の仕事を一生の仕事にしようと思ったら、特に高校を卒業してすぐに警察学校に入った学生などは、相当な覚悟が必要だろうと想像する。
警察官に限らず、どの世界でも当てはまることであるが、学校での教育や研修を終えて実際の現場に入ってからが本当の学びだと思う。
その際、やはり先輩たちの姿というのが学生たちの将来に最も影響してくると思うので、幹部の皆さんも直接的にも間接的にも、しっかり育成に努めていただきたい。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「交通事故の件については、今回のような事故も起こりうるということを、警察としてもかねてから注意喚起してきたところであるが、いずれにしてもこういった痛ましい事故が起きないように、やり方について工夫して参りたい。
SNS関連については、御指摘のとおり、SNSを使える高齢者もいるので、警察としても注意喚起をしているところであるが、高齢者に限らず若年層も含め、なかなか響かないというのが悩ましいところである。
他機関のやり方なども踏まえて、どういうやり方がより響くのかについて研究して参りたい。
SNSによる選挙運動に関する高校生への注意喚起についても考えていかなければと思っている。
初任科生の教育については、御指摘のとおり、現場への配置後が本当の学びとなる。
警察署への配置後も初任教養は続くので、指導員としてしっかりした人物を人選し、しっかりとした教育がされるように、今後とも配慮して参りたい。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 「被爆80周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」警護に伴う援助の要求について

警察から、
「「被爆80周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」警護に伴う援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」(2件)
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 損害賠償等請求控訴事件に係る控訴状の受理及び応訴方針について

警察から、
「損害賠償等請求控訴事件に係る控訴状の受理及び応訴方針(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 令和7年夏の定期人事異動の日程等について

警察から、
「令和7年度夏の定期人事異動の日程等」
について報告があった。

(2) 夏期(7月~8月)における水難事故防止対策の推進について

警察から、
「令和6年夏期(7月及び8月)における県内の水難事故発生状況は、
○ 発生件数 17件
○ 水難者数 17人(被救助者9人、死者8人)
で、前年から発生件数、水難者数ともに増加している。
また、発生状況の特徴として
○ 夏期に発生した事故は年間の約3割(年間55件56人、夏期17件17人)
○ 原因別では魚取り・釣り中の事故が最多(5件5人)
○ 場所別では、海での発生が最多(15件15人)
○ 中学生以下の子供が当事者となる事故が2年連続で発生(2件2人)
が挙げられる。
本年は、16警察署管内51か所の海水浴場が開設予定であり、そのうち6警察署管内14か所について遊泳区域の指定を行う。
水難事故防止対策として、
○ 警察官による海水浴場等への立ち寄り警戒
○ 警察用航空機(ヘリコプター)や警察用船舶を活用した警戒及び広報啓発活動
○ 各種広報媒体(SNS、ミニ広報紙等)を活用した広報啓発活動
○ 各自治体、海水浴場開設者及び関係機関との連携強化
などを推進する。」
との報告があった。
委員から、
「経験上、小学校高学年から中学生ぐらいの年代は、近所の川のちょっとした滝つぼなど、危険な場所で子供たちだけで川遊びをするということがよくある。
痛ましい子供の水難事故を防ぐため、パトロールの際に海水浴場以外でも危険な場所で川遊びをしていないかという視点で警戒していただければ有り難い。」
との発言があった。

(3) 令和7年夏の交通安全週間の実施予定について

警察から、
「令和7年7月12日(土)から同月18日(金)までの7日間、「令和7年夏の交通安全週間」を実施する。
今回の重点は、
○ こどもを始めとする歩行者の安全の確保
○ 高齢運転者の交通事故防止
○ 飲酒運転等の悪質危険な運転の根絶
である。
また、歩行者の安全確保のための施策として実施中である、
○ 「横断歩道「止まらんば運動」」「安全横断「手のひら運動」」の推進
を特別広報としており、
○ ◇(ダイヤ)の先に守りたい💚命(ハート)あり ♠(スピード)落として
をキャッチフレーズとして定め、止まらんば運動等の広報の際に活用する。
期間中は、街頭活動として
○ 通学路、交差点等における見守り活動及び交通指導取締り
○ 交差点関連違反に特化した街頭活動
○ 県下一斉自転車取締り及び飲酒運転取締り
を実施し、広報啓発活動として
○ 懸垂幕、横断幕、ポスター等の掲示
○ 交通情報板、SNS、ラジオ等の各種媒体を活用した交通マナーに関する広報啓発活動
を実施する予定である。
各警察署においては、市町、交通関係団体等と連携した取組として
○ 交通安全啓発パレード及び街頭キャンペーン
○ 飲酒運転根絶のための酒類提供飲食店訪問活動
○ 学校や企業における交通安全講話
などを実施する予定である。」
との報告があった。
委員から、
「猛暑が続く中での活動となり大変ではあるが、しっかりとした取組をお願いしたい。」
「運転免許の行政処分についての報告を受けるたびに、飲酒運転による処分の多さに驚くとともに腹立たしさも感じている。
飲酒運転の根絶に向けた取組をしっかりとお願いしたい。」
との発言があった。

(4) 公安委員会宛て苦情申出の受理について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理」
について報告があった。

(5) 公安委員会宛て申出に対する調査結果の報告について

警察から、
「公安委員会宛て申出に対する調査結果の報告」
について報告があった。

(6) 令和7年度九州管区内警察柔道・剣道大会の開催結果について

警察から、
「令和7年度九州管区内警察柔道・剣道大会の開催結果」
について報告があった。

(7) 令和7年上半期における暴力団対策法等に基づく公安委員会の事務に係る専決状況について

警察から、
「令和7年上半期における暴力団対策法等に基づく公安委員会の事務に係る専決状況」
について報告があった。