1 開催日時
令和7年2月20日(木)午後1時15分から午後4時40分までの間
2 開催場所
長崎県公安委員会会議室
3 委員発言
委員から、
「先日、専門紙を読んでいたところ、警察庁長官が交代になったと掲載されていた。その挨拶の中で、社会の治安情勢を今一番揺るがせているのは、匿名・流動型犯罪グループの問題であり、それに対処していこう、と言っていた。
警察全体として、業務の合理化・効率化を3年計画で推進しており、真ん中の年になるということである。
一番大事なこととしてもう一点は、実際に仕事をする職員の問題であると言っていた。時代の変化について行くことと、自己研鑽(けんさん)をし、高い職業倫理を持つ、ということである。
警察も非常に職業倫理が高く、不祥事が少ない。銀行も、貸金庫の関係で問題になっているが、銀行員は職業倫理を高く保つために、生活が安定していないといけない、ということで給料が高いと聞いていた。それでも長く経つと、ほころびが出てくる可能性がある。
長崎県警も、不祥事が発生しないようにしてもらいたい。」
との発言があった。
委員から、
「現在、卒業証書を書いている。一人一人の名前を書いている時に、この若い子供たちが、これからの生活を安全・安心に送ってもらいたいと願いを込めながら書いている。
少子化について教育関係者と話をする際、世の中が悪い方に向かっている部分もあり、これでは子供は増えないだろうという話になることもある。
一方、高齢者の交通事故も多い。先日身内が、停車した車に乗っていた際、80代の高齢者が軽トラックにぶつかり、ぶつかった反動で軽トラックが身内の車にぶつかるという事故に遭った。
幸い大きなけがはなかったが、技術職であるため、腕を動かすことができず、しばらく仕事ができなくなった。
事故が発生した際、ぶつかってきた高齢者は、動転していたのだと思うが、ぼんやりしていたとのことであった。その高齢者の身内が、免許を返納させます、と言ってきたそうであるが、その人は田舎の方に住んでいるので、車が運転できないと、生活が大変なのだろうとも感じた。
これは警察だけの問題ではなく、行政や地域社会も含めた問題である。」
との発言があった。
4 警察本部長発言
警察本部長から、
「職業倫理については、高い倫理が求められる警察の仕事を行う中で、職務倫理について、繰り返し、腹落ちするような教養をしていくということが大事であると日々強く感じている。
特効薬はなかなかない状況であるが、地道な活動を積み上げていくことが一番大事なことかと思っている。
高齢者の交通事故については、どうしても高齢者の人口が増えていくと、高齢者の事故は比例して増えるものだと思っている。
免許返納については、確かに出口の一つとしては考えられるが、現実問題として、車がないと生活できないところに住んでいる人もいるので、そのバランスをどう取っていくのか、ということが社会全体で一番大事なポイントだと思っている。
警察の観点だけではなく、その人がどのように生きていくのかも含め、例えばバスに乗りやすくするために運輸関係に働きかけるなど、警察としてできる取組をさらに継続していきたいと思っている。」
との発言があった。
5 協議事項
(1) 警察署協議会委員の解嘱について
警察から、
「警察署協議会委員の解嘱(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
6 報告事項
(1) 県議会「令和7年2月定例会」の会期等について
警察から、
「令和7年2月定例会は、本年2月21日(金)から同年3月19日(水)までの27日間を会期として開催される予定である。
警察本部関係の提出議案等(総務委員会関係)は、
○ 議案 1件
・職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例
○ 議案外の報告事項(知事専決事項関係) 1件
である。」
との報告があった。
(2) 令和6年中における人身安全関連事案の受理・対応結果について
警察から、
「恋愛感情等のもつれに起因する暴力的事案の受理・検挙状況については、
○ 受理件数 1,179件(前年比-70件)
○ 検挙件数 122件(前年比+12件)
であった。
児童・高齢者・障害者虐待事案の認知・対応状況については、
○ 児童虐待事案
・認知件数 633件(前年比-90件)
・通告児童数 864人(前年比-111人)
○ 高齢者虐待事案
・認知件数 166件(前年比+47件)
・通報件数 158件(前年比+48件)
○ 障害者虐待事案
・認知件数 14件(前年比-8件)
・通報件数 12件(前年比-4件)
であった。
行方不明事案の受理状況については、
受理件数 682件(前年比-160件)
うち特異行方不明者 495件(前年比-70件)
であった。」
との報告があった。
委員から、
「恋愛感情のもつれ関係事案に関して122件検挙したということであるが、検挙すると事態は収まる方向に向かうのか。」
との発言があり、
警察から、
「基本的にこの種事案は、警察が中に入って指導・警告等を行えば、一旦収まるというような状況にある。検挙すると収まる部分はかなりある。」
との説明があった。
委員から、
「高齢者の行方不明については、時々テレビなどで取り上げられている。今も長崎市内では、行方不明者が出たら、医療関係や介護関係にファックスで手配しているのか。」
との発言があり、
警察から、
「関係行政機関とは連携をしている。先般、長崎市内の4警察署と消防で協定を結んだ。情報共有、情報交換については、より強化をしている状況である。」
との説明があった。
委員から、
「歩き回る人は近所で見つかるが、時折バスなどに乗る人もおり、遠方で発見されることもあるようだ。」
との発言があり、
警察から、
「タクシーやバスなどには手配している。」
との説明があった。
委員から、
「タクシー乗務員はよく見つけると聞いたことがある。乗客を探しているので、様子がおかしい人にも気付くことができるのかもしれない。」
との発言があった。
(3) 令和6年中における少年非行の概要及び子供の性被害の状況について
警察から、
「令和6年中における少年非行の概要については、
○ 刑法犯少年 226人(前年比+35人)
○ 特別法犯少年 14人(前年比-17人)
○ 不良行為少年 2,413人(前年比-11人)
であり、特徴として
○ 刑法犯少年が前年に続き増加、特別法犯少年及び不良行為少年は減少
○ 刑法犯少年の増加は、性的姿態撮影事件や万引き等の増加が要因
が挙げられる。
子供の性被害の状況については、
○ 児童買春等事件の被害者 11人(前年比±0人)
○ 児童ポルノ事件の被害者 6人(前年比-17人)
○ 性的姿態撮影事件の被害者 21人
○ SNS等の利用に起因する被害者 13人(前年比-5人)
うちフィルタリング利用者3人(前年比±0人)
であり、特徴として、
○ 児童ポルノ被害の減少
○ SNS利用起因性被害児童の約77パーセントがフィルタリングを利用していない
ことが挙げられる。
今後は、
○ 少年の年齢や学年に応じた非行・被害防止教室の実施
○ 少年サポートセンターを中心とした立ち直り支援活動等、非行少年を生まない社会づくりの推進
○ SNSを活用した児童の性被害防止のための注意喚起・警告活動の推進
に取り組む。」
との報告があった。
委員から、
「非行少年については、急に増えているが、一般的に言われる生活困窮などが関係しているのか。」
との発言があり、
警察から、
「若干関係はしていると思われる。コロナ禍が明け、子供たちも活動が活発になっているということかと思われる。」
との説明があった。
委員から、
「子供たちの非行や被害に遭うということに関しては、教育の面からも、やはりリテラシー教育が本当に必要だと思う。
SNSに関しても、ニュースを聞いていて、高校生であろうと中学生であろうと、やっていいこと悪いことの区別がどうしてつかないのだろうと思うこともある。家庭はどうだったのだろうか、学校ではどの程度教育していたのだろうか、と思うが、なかなかそれだけでは難しいとも思う。
フィルタリングのこともそうであるが、親はもう少し熱心に子供の様子を見ることが必要である。最近は自己責任はどこに行ったのだろうと思う。何かあるとすぐ警察がこれを言ってなかった、などと言うが、そちらの方に憤りを覚えている。
公安委員会委員として会議に出席していると、警察がこれだけ一生懸命やっているのに、どこで漏れてしまうのだろうか、と感じる。教育関係者ともよく話をするが、このままではいけない、一つの組織だけではなく、様々な組織で協力していかないといけない、と感じている。」
との発言があった。
(4) 環状交差点の社会実験の実施について
警察から、
「環状交差点とは、車両の通行する部分が環状の交差点であって、道路標識により車両がその部分を右回り(時計回り)に通行することが指定されているものと定義されている。
環状交差点は、令和6年3月末現在で、全国40都道府県161か所で整備されており本県では整備されていなかったが、令和7年2月14日(金)午後0時から諫早市破籠井町所在の十字路交差点(市道)において社会実験を開始した。」
との報告があった。
委員から、
「どちらかというとヨーロッパに多いイメージがある。日本人やアメリカ人は、車に乗ったらスピードを出すが、ヨーロッパでは割とゆったり運転しているような印象である。日本人やアメリカ人は、乗った瞬間にスピード出す人が目につくことから、そういうところから直していかなければならない。一番は自動車学校などで、車の乗り方や考え方を、自分たちもそうであるが、改めていかなければならないと思いながら見ていた。」
との発言があり、
委員から、
「環状交差点は旅行に行った際に通ったことが数回ある。
環状交差点のウインカーのあげ方が出ていたのでウインカーに関連して話をすると、ウインカーを直前にならないとあげない人が多い。急にあげて曲がるので、驚くことも多い。自動車学校でどのように指導しているのかと思っている。また、赤信号でも進行する人がいる。きちんとやっている人がものを言えなくなるのはおかしい。」
との発言があり、
委員から、
「環状交差点の実験がうまくいくといいと思っている。」
との説明があった。
(5) 警護の実施結果について
警察から、
「警護の実施結果」
について報告があった。
(6) 令和6年度九州管区広域緊急援助隊合同訓練参加結果について
警察から、
「令和7年2月13日(木)、熊本県八代市渡町所在、遙拝八の字広場付近球磨川河川敷等において開催された九州管区広域緊急援助隊合同訓練に参加した。
参加部隊は、
○ 警察関係
九州管区広域緊急援助隊、機動警察通信隊、広域警察航空隊、熊本県警察緊急災害警備隊等
○ 他機関
陸上自衛隊西部方面隊特科連隊、熊本県、八代市総務企画部危機管理課、八代広域行政事務組合消防本部、八代市消防団、熊本県DMAT、熊本県医師会等
約500人であり、熊本県下全域に大雨が継続的に降り続く中、県南部に線状降水帯が発生、八代市付近において大雨特別警報が発表され、平地では球磨川の氾濫による浸水被害や山間部では土砂崩れにより多数の家屋が巻き込まれるなど大規模な被害が発生したとの想定で行われた。
主な訓練内容は、
○ 警備部隊
部隊集結訓練、現地指揮所・合同調整所運営訓練、情報収集訓練、救出救助訓練、自活・野営訓練
○ 交通部隊
部隊輸送・集結訓練、信号滅灯対応訓練、緊急通行車両確認標章交付訓練、放置車両排除訓練、悪路走行訓練、夜間走行訓練、自活・野営訓練
○ 刑事部隊
部隊集結訓練、検視訓練、遺族対応訓練
○ 広域警察航空隊
情報収集訓練、部隊輸送訓練、ホイスト救助訓練
○ 機動警察通信隊
部隊集結訓練、通信機器設置訓練、映像配信訓練、自活・野営訓練
であった。」
との報告があった。
委員から、
「災害の救援活動であるが、他県に応援に行く場合、どこが指令を出してまとめるかということが一番大事だと思う。恐らく、主催した県の県庁が行い、警察はそこの県の県警が中心になっていると思うが、主催県の県警は、自分のところのみならず、全部の応援部隊もコントロールしないといけない。どこがコントロールするのかをしっかり決めておかないと、行ってから右往左往して、何をしていいか分からないということがあるようだ。
東日本大震災の時も結構大変だったということである。過去の災害の経験を、次に生かしていくつもりでやってもらいたい。」
との発言があり、
委員から、
「訓練は本当に大事である。何事においても準備をするということが大事だと思っている。」
との発言があった。
(7) 令和6年度計画監察の実施結果について
警察から、
「令和6年5月から11月にかけ、警察本部全所属及び全警察署に対する計画監察を実施した。
また、計画外監察として、
○ 本部所属に対し、監察課長による巡回指導(9月~10月)
を実施した。」
との報告があった。
委員から、
「監察実施結果については、各署員に共有されるのか。」
との発言があり、
警察から、
「各部から各所属に配信して対応している。」
との説明があった。
(8) 公安委員会に対する公文書開示請求書の受理について
警察から、
「公安委員会に対する公文書開示請求書の受理」
について報告があった。
(9) 令和6年下半期における生活安全企画課許可業務指導室関係の専決事項について
警察から、
「令和6年下半期における生活安全企画課許可業務指導室関係の専決事項」
について報告があった。
(10) 令和6年第4・四半期における「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等・警告の実施結果について
警察から、
「令和6年第4・四半期における「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等・警告の実施結果」
について報告があった。
(11) 令和6年下半期における交通企画課関係の専決状況について
警察から、
「令和6年下半期における交通企画課関係の専決状況」
について報告があった。
(12) 令和6年下半期における交通指導課関係の専決状況について
警察から、
「令和6年下半期における交通指導課関係の専決状況」
について報告があった。
(13) 令和6年下半期における交通規制課関係の専決状況について
警察から、
「令和6年下半期における交通規制課関係の専決状況」
について報告があった。



