1 開催日時
令和7年10月2日(木)午後2時15分から午後4時30分までの間
2 開催場所
長崎県公安委員会会議室
3 委員発言
(1) 委員から、
「佐賀県警のDNA鑑定の不正事案が新聞等で大きく取り上げられているが、一番のポイントは、7年もの間、不正を見抜くことができなかったということだと思う。
130件に上る証拠としての鑑定結果が、裁判をしてきた事件の公判への影響はないというのが、県警の説明であり、公安委員会も第三者委員会等を設置する必要はないという見解であるが、それが今世間の批判を受けているという状況である。
究極のところ、公安委員会は第三者機能を有するのか、それとも飽くまで県警の管理組織であって、広く言えば、身内であるとするのか、どちらなのかというところに最終的につながる議論かと思うが、個人的にはどちらの側面もあるのだろうと思う。
ある専門家は、公安委員会は第三者機関ではなく、県警の管理組織であり、調査能力はないことから、第三者の調査が必要だ、というふうに述べている。
もちろん、公安委員会で独自の調査能力を有しているわけではないので、調査するにしても、警察内の担当者によるヒアリング等の調査結果の報告を基に、それに対する質問等で調査をするしかないと思うが、それは第三者委員会でも同じではないかと思う。
いずれにしても、公安委員会の役割とその限界といったテーマが、恐らく公安委員会同士の協議会の場でも今後継続的に議論されていくことと思うが、個人的に今一番大事なのは、7年間も不正が見過ごされてきたということであり、それをまず発見できるのは、警察内部の業務のチェックを担う部門ではないかと思う。
そこを見落としたのは何が抜けていたのか、盲点だったのか、チェックの在り方を見直して、それを報告してもらうというのが、取りあえず行うべき公安委員会としての役割ではないかと思いながら今回の報道に接している。
この問題については、しばらく関心を持って注視していきたい。」
との発言があった。
(2) 委員から、
「DNA鑑定の不正事案については、公安委員会の立場や役割が取り沙汰されているが、交通機関等の事故調査委員会や、医療分野での医療事故調査委員会など、様々な分野で不正事案を調査する自浄的な仕組みが存在する。その中で最近問題となっているのは、本来、委員会に付託すべき事案を付託しないケースが増えていることである。
そのような傾向が続くと事故被害者や患者の信頼を失っていくことから、自浄的な仕組みを作った初心に返ろうという向きもある。
公安委員会は難しい立場にあるが、警察を管理するという役割からすると、職員が伸び伸び働ける環境づくりを通じて自浄機能が正常に作用するように促し、襟を正していくという、そういう方向性で協力できればと思う。」
との発言があった。
(3) 委員から、
「危険運転致死傷罪の見直しがなされるということが報道されていたが、やはり悪質な事故に関しては、きちんと厳しい罰則を適用するべきだと以前から思っていたので、今後の動きを関心を持って見ていきたい。
それから、東京都町田市で70代の女性が40代の男性に殺害された事件は、全く関係のない者から身勝手な理由で突然買い物帰りに刺されて亡くなられたということで、いつ誰がどこでどういうふうな目に遭うかわからないという話を、身近な人たちと話をしたところである。
やはりこのような事件があると、自分の身を守るためにはどうしたらいいのかと考える。
このような事件が本当に増えないように、起こらないようにしなければいけないと思う。」
との発言があった。
4 警察本部長発言
警察本部長から、
「公安委員会の役割は、大綱方針を示して警察を民主的に管理する等と承知している。
過去の警察改革の際に、監察については個別具体的に指示ができる旨で法改正がなされており、個別の事案に立ち入って権限を行使できることが法律上想定されている。
警察としては必要な補佐をしっかりやって参りたい。
町田市の高齢女性の殺害事件に関連して申し上げれば、警察が不審者情報を情報提供して、警戒心を持っていただく、自主防犯につなげていただくのがまず大事だと思う。
人の目の行き届かないところがもしあれば、そういった物陰には極力入らないなどしていただくということが、まず必要なのだと思う。
いずれにしても御指導賜りながら進めて参りたい。」
との発言があった。
5 協議事項
(1) 遺失物法施行規則で定める指定特例施設占有者の指定について
警察から、
「遺失物法施行規則で定める指定特例施設占有者の指定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
(2) 遊泳者、プレジャーボート利用者等の事故防止に関する条例の一部改正について
警察から、
「遊泳者、プレジャーボート利用者等の事故防止に関する条例の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
(3) 運転免許の行政処分(取消し)について
警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
6 報告事項
(1) ツール・ド・九州2025佐世保クリテリウムに伴う交通対策について
警察から、
「本大会は、九州の経済団体のトップと各県知事で構成される九州地域戦略会議において開催を決定したUCI(国際自転車競技連合)公認のサイクルロードレースである。
第3回となる今回は、10月10日(金)から同月13日(月)までの4日間の日程で、九州5県において開催され、長崎県での開催は初めてである。
本県開催の競技については、
○ 競技時間
令和7年10月10日(金)午後1時00分から午後2時10分までの間
(交通規制時間:午前11時00分から午後3時00分まで)
○ 開催場所
佐世保市させぼ五番街周辺
○ 競技内容
クリテリウム(小周回サーキットレース)
約45km(1周約1.5km×30周)
○ 参加チーム
国内外18チーム
(1チーム選手6名、監督1名、メカ1名、マネージャー1名)
である。
交通対策として、事前に
○ 主催者による事前の広報活動
○ 警察による交通情報板による広報、県警ホームページ、SNSによる周知
を実施し、開催当日は、
○ 交通規制
車両通行止め 7か所(総規制距離1,625メートル)
を実施する。
開催当日の雑踏対策、交通整理・誘導に係る警備体制は、
○ 主催者
警備員、自主整理員等約200人
○ 警察
佐世保警察署長以下29名
(佐世保警察署22名、交通機動隊4名、交通規制課3名)
を予定している。」
との報告があった。
(2) 警護の実施結果について
警察から、
「警護の実施結果」
について報告があった。
(3) 令和7年長崎県警察職員30年勤続表彰式の開催予定について
警察から、
「令和7年10月10日(金)、県警察本部において「令和7年長崎県警察職員30年勤続表彰式」を開催する。
本年の受賞者は、警察官32人、一般職員9人の計41人であり、本部長賞詞を授与する。」
との報告があった。
(4) 公安委員会宛て苦情申出の受理について
警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理」
について報告があった。
(5) 公安委員会宛て文書の受領について
警察から、
「公安委員会宛て文書の受領」
について報告があった。



