1 開催日時

令和8年1月15日(木)午後1時15分から午後4時20分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「今年第1回目の定例会ということで、本年もよろしくお願いする。
全国的に、昨年はいろいろな事件があり、今年に入っても同様であるが、殺傷事件については昔は家族とか親戚など身近な関係で起こることが多かったような気がするが、最近は他人というか関係の薄い間柄で起こっているような印象がある。
今日のニュースでも、裁判所の執行官が、職務中に刃物で切られたという事件が報道されていた。
裁判所の執行官は、危険を伴う執行現場も少なくないので、危険が予想されるケースでは警察官の支援を要請することもあると聞いたことがあるが、今回の事件ではそういう要請がなされていたのかと少し気になった。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「先日の署長会議の後、今年度限りで定年となる幹部の挨拶があったが、思っていたよりも多くの方が定年されるということで少し驚いた。
多くの職員が退職する場合、次につなげる継承というのがすごく大きい問題になると思う。
今まで培われてきたノウハウは、変えてはいけないものもあれば、変えていかなければならないものもあると思う。
そういう継承をどのように行っていくのかというのは大きい課題ではないかと思っている。
それから、先日の新聞に、昨年のニセ電話詐欺被害が11億円超えたということと、警察官をかたる手口によって、70代の男性が全財産1,200万円の被害に遭ったという記事があった。
なぜ気付けなかったのか、という記述もあったが、正にここに尽きるのかなと思っている。
警察では、これまでいろいろな広報もしているが、まだまだ届いていない人たちがいるということも、心に刻んでおく必要があると思う。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「1月10日は110番の日ということで、いろいろな広報がされていたが、本来の趣旨に沿わない110番がたくさん掛かっているということや、#9110制度の利用について、あれだけ報道されれば、今年は少しでも減ってほしいと思った。
それから、実在の社長をかたる詐欺メールが急増という記事があったが、実は、新年明けてすぐに、自分の身近でもこの手のメールが届くということがあった。
実在の社長名で、社員に向けてグループ作成を促す内容だったが、先に注意喚起がなされていたので全員が詐欺メールだということが分かり、騒ぎにはならなかった。
その後も何回かメールが続いて、今はもう来ていないが、こういうことが実際にあるのだと身に染みて分かった。
この手の詐欺被害を防ぐためには、できる限り広く、繰り返し広報する必要があるということを新年早々に改めて思った。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

 警察本部長から、

「裁判所執行官被害の事件については、他県の事件であるため詳細は分からないが、少なくとも本県に関しては、裁判所から協力依頼があれば必要な対応はしており、今回の事例で、もし我々として学ぶべき点があればそれも反映させていくことになると考えている。
詐欺の関係は、警察としても最新の手口を含めて情報提供しているつもりであるが、なかなか届いていないというのは御指摘のとおりと思う。
引き続き、どういうやり方があるのかということを御指導いただきながら、しっかり取り組んで参りたい。
継承の件は、組織全体の中では、伝承官制度のように、ベテランから若手に対して、技能を伝承していくという取組があるが、それ以外にも今回のように所属長以上の幹部が辞めるに当たっての継承はどうするのかについては、しっかり必要な引継ぎをして、組織として漏れがないようにしていくということに尽きると思っている。
いずれにしても本年も御指導方よろしくお願いする。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 福島県公安委員会からの援助の要求について

警察から、
「福島県公安委員会からの援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 公安委員会宛て文書に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て文書に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 県議会「令和7年11月定例会」の開催結果について

警察から、
「令和7年11月定例会は、11月26日(水)から12月19日(金)までの24日間を会期として開催された。
警察関係では議案4件を提出したほか、知事専決事項関係4件についての報告を行った。
一般質問においては、SNSに関する質問があり、総務委員会においては、
○ 運転免許行政について
○ 信号機のない横断歩道について
○ 少年警察ボランティアについて
○ ニセ電話詐欺被害防止対策について
○ 信号機の設置について
○ 自転車の交通違反について
○ 犯罪の一般概況について
○ 新佐世保警察署建設工事について
○ 交通安全施設工事について
に関する質疑があった。」
との報告があった。
委員から、
「総務委員会で、自転車の交通違反についての質疑がなされているが、自転車の取締りをやるようになって、交通警察官がそちらに手を取られて、今までやっていた飲酒運転の取締りが減っているというようなことを、ある都市部の警察のこととして全国放送していた。
その中で、確かに自転車の交通違反も良くないが、事故が発生したときに、一般的に損害が大きいのは自動車事故の方なので、ある程度落ち着けばまた元のような取締りの体制に戻した方が良いのではないかというような意見があったが、本県ではどのような状況にあるのか。」
との発言があり、
警察から、
「取締りは、交通事故の抑止が目的であるが、各都道府県によって交通情勢は違うものと思う。
本県においては、高齢者、交差点、横断歩道上といったところでの交通事故が多いということで、昨年もそういったところに力を入れて取締り等を実施しており、飲酒運転についても多いということで、重点的に取締りを実施している。
自転車関係の反則切符制度が始まるが、やはりそれについても、自転車の通行が多い場所、自転車の事故が多い場所、そういったところにシフトして、警察官を配置して取締り等を実施していきたいと考えている。
交通事故の抑止のために、バランス良く対策を実施していきたい。」
との説明があった。

(2) 令和7年年末の交通安全県民運動の実施結果等について

警察から、
「令和7年12月15日(月)から同月24日(水)までの10日間、「令和7年年末の交通安全県民運動」を実施した。
運動期間中における交通事故発生状況(暫定値)は、
○ 発生件数  92件(前年同期間比+11件)
○ 死者数   1人(前年同期間比-1人)
○ 負傷者数 114人(前年同期間比+28人)
うち重傷者数 9人(前年同期間比-5人)
であった。
期間中は、
○ 街頭活動
・県下一斉の飲酒運転取締り
・通学路、交差点等における見守り活動
・県警ヘリを活用した高速道路における交通取締り
○ 広報啓発活動
・路面電車内に警察署オリジナルポスターを掲示
・交通情報板、SNS、テレビ・ラジオ放送による広報
○ 各警察署の取組
・飲酒運転根絶のための酒類提供飲食店訪問指導活動、飲酒運転根絶宣言
・交通安全街頭キャンペーン、早め点灯キャンペーン
・交通安全啓発パレード
・高齢者宅訪問指導活動、出前型交通安全講習会
を実施した。」
との報告があった。
委員から、
「昨年は、交通事故死亡者数が、残念ながら前年より3人増えて29人であった。
今年に入り、ずっと0人であったが、先日1人自損横転事故で亡くなられたということである。
今回の事故のように、自損事故で亡くなったときに、その事故で亡くなったのか、その前に急に気を失い、亡くなったことで事故になったのかというのが、よく分からない場合があると思うが、どういうふうに判断するのか。」
との発言があり、
警察から、
「運転手に持病があるというのであれば、担当医に聞き込みをしたり、検視や、場合によっては解剖を実施したりして、死因を明確にした上で内因死によるものか、事故によるものかを判断している。」
との説明があった。
委員から、
「交通事故は、不可抗力という部分もあるのかもしれないが、本当に交通事故で亡くなるというのは、本人だけでなく、御家族も、大変な思いをされると思う。
警察も、これまでも十分に頑張ってもらっているが、少しでも交通事故を減るように今後もしっかり取り組んでもらいたい。
自分自身、公共の交通機関を使うことが多いが、その際にも信号無視などの交通違反が目に付く。
運転免許の取消処分では、飲酒運転によるものがほとんどで、よく大きい事故が発生しないものだという印象である。
飲酒運転は、パトロール中の警察官が発見し、発覚するというケースが多いようなので、やはり警察の取締りというのが、大きな抑止効果があるのだろうと思う。」
との発言があり、
委員から、
「統計的に微増ではあるものの、ブラスと聞くとあまり良い印象は持てないので、内容にもよるとは思うが取締りや広報にしっかり取り組んで、前年より少なくするということを目標にやっていただきたい。」
との発言があった。

(3) 警護の実施結果について

警察から、
「警護の実施結果」
について報告があった。

(4) 令和7年第4四半期における処分等及び本部長表彰について

警察から、
「令和7年第4四半期(10月~12月)における被処分者等数(懲戒処分及び監督上の措置)は15人であり、令和7年中における被処分者等数の累計は34人(前年比±0人)となっている。
また、同期間中、事件検挙・学業・術科その他の功労に対して
○ 賞詞 2人
○ 賞状 3部署
○ 賞誉 30人、6部署
の本部長表彰を行った。」
との報告があった。
委員それぞれから、
「懲戒処分や監督上の措置が行われるというのは残念なことであるが、一方でいろいろな件で表彰も行われており、中でも拳銃射撃の全国大会で個人2位の成績というのはすばらしかったと思う。」
「処分についての説明を聞いていると、警察官としてと言う前に、人としてどうなのかという事案も散見される。
最後は個人の資質によるのかもしれないが、組織としての綱紀粛正に努めていただきたい。
身近なところでも、警察に対する県民の関心は高く、非違事案の報道があったときなどは厳しい意見も聞こえてくるので、とにかく非違事案が起こらないように取り組んでいただきたい。」
「県民目線で言うと、警察は普通であることが当たり前、処分がないことが当たり前であると捉えられている職業だと思う。
厳しいことではあるが、こういう処分が出ないように、規律をしっかり守りながら職務に当たっていただきたい。」
との発言があった。

(5) 長崎県警察自動音声案内・通話録音システムの運用の拡大について

警察から、
「長崎県警察自動音声案内・通話録音システムの運用の拡大」
について報告があった。

(6) 長崎県警察特定事業主行動計画の改正について

警察から、
「長崎県警察特定事業主行動計画の改正」
について報告があった。

(7) 福島県公安委員会からの援助の要求の受諾について

警察から、
「福島県公安委員会からの援助の要求の受諾」
について報告があった。

(8) 初任科長期課程第515期卒業式の挙行について

警察から、
「初任科長期課程第515期卒業式の挙行」
について報告があった。