1 開催日時
令和8年1月29日(木)午後1時15分から午後4時50分までの間
2 開催場所
長崎県公安委員会会議室
3 委員発言
(1) 委員から、
「前田本部長が先週赴任され、今回が初めての公安委員会となる。
遠藤前本部長の赴任期間には、国民文化祭等に伴う大規模な行幸啓警衛があったが、社会の耳目を引くような重大な事件・事故の発生はなく、治安情勢は比較的平穏だったと思う。
前田本部長の赴任期間も、平穏であるように願っている。」
との発言があった。
(2) 委員から、
「今朝、佐世保市内で交通死亡事故が発生した。
早朝に道路を横断していて車にはねられたということである。
車は走る凶器とも言われるので、本当に気を付けていただきたいと思う。
それと、昨日の新聞に「ナチュラル」という、スカウト集団のトップが逮捕されたという記事が出ていた。
独自のアプリを使い、組織を管理しており、このアプリを作るのに相当な金をかけたとのことである。
この手の事件は、主に首都圏など都市部で発生していて、今のところ本県は平穏と言えるが、過去には10年おきぐらいに重大な事件が起こっており、平穏なときこそ被害が発生しないように、拡大しないように気を付ける必要があると思っている。」
との発言があった。
(3) 委員から、
「新聞に、ニセ電話詐欺の容疑者を逮捕したという記事が載っていた。
受け子を逮捕したという、1段の小さな記事だったが、目立つ目立たないに関係なく、被害が発生している、捜査して逮捕したということを記事にしてもらうということを続けることが非常に重要であると思う。
今日も来庁するときに、街にある広報ビジョンで県警関連の広報を見かけた。
積極的に広報することで、県民の意識にとめてもらう、被害を防ぐための行動をしてもらうということが本当に大切だと広報ビジョンを眺めながら改めて思った。」
との発言があった。
4 警察本部長発言
警察本部長から、
「1月23日付けで、当県警察本部長として赴任した。
前本部長の取組を継承しながら、そして各委員の御指導賜りながら、ひとつでも課題を前に進めていくために全身全霊で頑張ってまいりたい。よろしくお願いする。
「ナチュラル」や特殊詐欺の件については、悪い意味でのビジネスモデルが非常に急速に進化してきているところである。
これについては匿名流動型犯罪対策ということで、全国警察を挙げて取り組んでいるところであり、上位組織まで確実に検挙していくために、関連する情報を全国でしっかりと共有して対峙(たいじ)していくことが大事であると考えている。
広報の件については、犯罪の被害を未然に防ぐ防犯意識の醸成には、広報啓発が欠かせない。
犯罪の検挙と被害の未然防止のための抑止対策は両輪であり、しっかり取り組んでまいりたい。」
との発言があった。
5 協議事項
(1) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について
警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
(2) 長崎県自転車防犯登録実施要領の改正について
警察から、
「長崎県自転車防犯登録実施要領の改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
(3) 運転免許の行政処分(取消し)について
警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
6 報告事項
(1) 令和7年中の犯罪被害者等給付金の裁定状況等について
警察から、
「令和7年中に実施した犯罪被害者等給付金の裁定状況等の状況は、
○ 裁定申請の受理
・重傷病給付金 1件
○ 裁定
・遺族給付金 2件(支給額合計 290万円)
○ 仮給付
・重傷病給付金 2件(支給額合計 33万3,400円)
であった。」
との報告があった。
委員から、
「犯罪の被害は、ないことが最善であるが、被害に苦しむ人に対しては速やかに必要な支援ができるようにお願いしたい。」
との発言があった。
(2) 令和7年中における自動車警ら隊の活動状況について
警察から、
「令和7年中における犯罪検挙実績については、
○ 刑法犯 137人
○ 特別法犯 20人
○ 交通法犯 2,026件
であり、職務質問による犯罪検挙好事例として、
○ 麻薬及び向精神薬取締法違反(所持)被疑者の逮捕等
○ 不同意わいせつ事件被疑者の検挙
○ 公然わいせつ事件被疑者の検挙
などがあった。
犯罪検挙以外の活動では、
○ 各警察署に対する育児休業支援要員の派遣
○ 管区機動隊員による各種警備活動
○ 匿名・流動型犯罪グループによるものと思われる手交型の詐欺や強盗事案等に照準を合わせた住宅街等における警戒活動、体制が弱い警察署管内への補完的なパトロール活動
○ 自動車運転技能指導員による運転訓練
などに取り組んだ。
今後の活動方針として、
○ 犯罪の抑止と検挙に資する「職務質問」の技能向上による現場執行力の強化
○ 育児休業支援要員の派遣など各警察署との連携の強化
などに積極的に取り組む。」
との報告があった。
委員それぞれから、
「活動実績に関して、少年補導の件数が増えているというのは、コロナ禍後で社会活動が活発化した影響もあると思うが、積極的に巡回、声かけをしてくれている現れとも思う。
職務質問に関しては、人を相手にする場合には特に最初の言葉の発し方が重要になってくるので、技術の向上に一層努めていただきたい。」
「十分な人員とは言えない中で、精力的にパトロールしていただいており、有り難く思う。
職務質問については、技能の向上は、一朝一夕ではいかないものかもしれないが、頑張っていただきたい。」
との発言があった。
(3) 令和7年中における犯罪情勢について
警察から、
「それぞれの数値は暫定値であるが、令和7年中における全国、九州管区の犯罪情勢は
○ 全国
・刑法犯認知件数 774,276件(前年比 +36,597件)
・刑法犯検挙件数 301,086件(前年比 +13,813件)
・刑法犯検挙率 38.9パーセント(前年比+0ポイント)
○ 九州管区内
・刑法犯認知件数 82,474件(前年比 +6,056件)
・刑法犯検挙数 35,233件(前年比 +3,537件)
・刑法犯検挙率 42.7パーセント(前年比+1.2ポイント)
であった。
本県の概況については、
・刑法犯認知件数 4,209件(前年比+200件)
全国で少ない方から第13位(管区第3位)
・刑法犯検挙件数 2,485件(前年比+210件)
・刑法犯検挙率 59.0パーセント(前年比+2.3ポイント)
全国で高い方から第6位(管区第1位)
・犯罪率(人口10万人当たりの認知件数) 336.2件
全国で低い方から第4位(管区第1位)
であり、罪種別の認知件数は、前年と比較して
・凶悪犯 5件
・粗暴犯 37件
・知能犯 156件
・風俗犯 41件
がそれぞれ増加した。」
との報告があった。
委員それぞれから、
「凶悪犯などの目立った増加はないが、詐欺などの知能犯が大きく増加しているということは、注意しなければいけないと思う。
本県では、前川清さんが出演して詐欺被害防止のテレビコマーシャルをしたり、10年以上前から「犯罪なく3ば運動」にも取り組んでいるが、もっと県民に普及するように、地域や職域などあらゆるところと連携して進めていかなければならないと思う。」
「検挙率が高いということは、地道に努力されてきたことの現れだと思う。
一方で気にかかるのは、詐欺などの知能犯の被害が増えているということである。
やはり手を変え品を変え、いろいろなものを活用し、広報啓発に力を入れるしかないと思う。
それと、一般の方から広く情報を集めることも重要と思う。
そのためには、各警察署、交番などと地域の方との良好な関係性が基礎になると思うので、話をしやすい聞きやすい関係性を築けるよう一工夫をお願いしたい。」
「検挙率は高く、犯罪発生率は低く、ということで、これは日頃から緊張感を持って捜査に取り組んでいる結果だと思う。
知能犯の検挙率が他の罪種と比べて低いというのは、犯人側が全国規模の組織になっているので仕方のないところもあると思う。
まずは被害を防ぐ、だまされないということが、県民それぞれの立場でできることなので、広報が大事になってくると思う。
特に判断力に乏しい高齢者の被害をいかにストップさせるかというのが課題だと思う。
引き続き効果的な広報をお願いしたい。」
との発言があった。
(4) 令和7年中における交通部執行隊の活動状況について
警察から、
「令和7年中における交通機動隊の活動状況については、
○ 取締り総件数 5,281件(前年比-851件)
○ 行事等派遣状況
・派遣日数 642日(同+203日)
・延べ出動人員 1,303人(同+405人)
であり、そのほか、殉職・受傷事故防止及び運転技能向上のための訓練を実施した。
令和7年中における高速道路交通警察隊の活動状況については、
○ 高速道路等における交通事故発生状況
・発生件数 33件(前年比-2件)
・死者数 0人( 同 ±0人)
・負傷者数 47人( 同 -9人)
・物損事故 594件( 同 -29件)
○ 交通指導取締り総件数 4,637件( 同 -45件)
であり、航空隊ヘリを使用したあおり運転取締りを実施した。
そのほか、
○ SNSを活用した交通安全情報の発信
○ 道路管理者と連携した各種訓練
などに取り組んだ。
各隊においては、今後も
○ 交通事故情勢を踏まえた効果的な交通死亡事故等の抑止対策
○ 殉職・受傷事故防止等に向けた教養・訓練
を推進する方針である。」
との報告があった。
委員それぞれから、
「後部座席のシートベルト着用については、ふだんから家族間で注意していたおかげで、ある時家族が乗っていたタクシーが大きな事故に巻き込まれたときに、骨折はしたものの最悪の事態を免れたという経験があり、非常に大事なことだと実感として分かっている。
後部座席のシートベルト着用は、今後も是非普及に努めていただきたい。」
「交通事故防止に、本当に努力されていることがよく分かる。
また、殉職事故が絶対ないように、訓練にはしっかりと取り組んでいただきたい。
SNSを通じた広報も、若い人たちへのアピールになり、採用活動にも有効だと思うので、積極的に取り組んでいただきたい。」
との発言があった。
(5) 令和7年中における機動隊の活動状況について
警察から、
「令和7年下半期における機動隊の県内出動状況は、
○ 水難 16回(前年比+4回)
○ レスキュー 6回( 同 +2回)
○ 雑踏警備 1回( 同 ±0回)
○ 警衛・警護 15回( 同 +7回)
○ その他 5回( 同 -4回)
であった。
主な出動内容としては、
○ 水難
・行方不明者捜索に伴う出動
・海中転落車両引上げに伴う出動
○ 警衛・警護
・参議院議員通常選挙に伴う警護
・平和祈念式典に伴う警護
・ながさきピース文化祭2025行幸啓警衛
などに従事した。
県外への特別派遣としては、
○ 原子力関連施設警戒に伴う福井県特別派遣
○ 原子力関連施設警戒に伴う福島県特別派遣
○ 沖縄県行幸啓警衛に伴う特別派遣
○ 沖縄全戦没者追悼式警護警備に伴う特別派遣
○ 国民スポーツ大会に伴う滋賀県特別派遣
○ 全国豊かな海づくり大会警衛に伴う三重県特別派遣
があった。
術科大会に関する成績については、
○ 令和7年度九州管区内警察柔道・剣道大会
・柔道男子団体 準優勝
・柔道女子個人 坂口巡査長 優勝
○ 令和7年度全国警察柔道・剣道選手権大会
・柔道女子個人 坂口巡査長 第3位
があった。
そのほか、警察本部、各警察署が実施する各施策に参加し、施策への支援活動を実施した。」
との報告があった。
委員から、
「長崎県は海岸線が長く、離島も多いので、水難事故への対応も比較的多いのではないかと思う。
いずれにしても、相当の体力を要する活動が多いと思うので、日頃の訓練に励んでいただきたい。」
との発言があった。
(6) 女性職員本部業務研修の実施結果について
警察から、
「女性職員本部業務研修の実施結果」
について報告があった。
(7) 令和7年下半期における交通企画課関係の専決状況について
警察から、
「令和7年下半期における交通企画課関係の専決状況」
について報告があった。
(8) 令和7年下半期における小型無人機等の飛行に関する通報の受理に係る専決状況について
警察から、
「令和7年下半期における小型無人機等の飛行に関する通報の受理に係る専決状況」
について報告があった。
(9) 国家賠償請求事件の判決について
警察から、
「国家賠償請求事件の判決」
について報告があった。
(10) 保有個人情報部分開示決定処分に係る審査請求の受付について
警察から、
「保有個人情報部分開示決定処分に係る審査請求の受付」
について報告があった。
(11) 運転免許更新処分に係る審査請求の受付について
警察から、
「運転免許更新処分に係る審査請求の受付」
について報告があった。



