1 開催日時

令和6年3月28日(木)午後1時15分から午後4時10分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「新しい体制の人事について紹介を受けたが、いよいよ令和6年度が始まる。引き続き長崎県の治安維持のため、県民の安全・安心を確保するための活動を継続していただきたい。
新年度、新学期の開始に伴い、人々の移動が多い時期になる。最近、交通事故等の発生について報道されているが、治安と安全を守るという点については、引き続き警戒が必要であると感じている。
新年度もよろしくお願いする。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「新体制のもと、引き続きよろしくお願いする。
いわゆる架空請求詐欺は後を絶たない状況であるが、自分の身に降りかかった経験がないため、どのようにだまされるのかと思っていたところ、先日私にも架空請求詐欺の電話が掛かってきた。あらかじめ録音されたような音声で、あなたの携帯電話料金に一部未納があり、このままだと法的手続に入ることになるため、オペレーターにつないでほしい方は何番を押してください、というような電話だった。
未納未払があったとしても、請求もせず、督促もなく、いきなり法的手続に入るわけがない、これはおかしいと思い、電話を切ったが、このような事情に疎い高齢者の方などは、法的手続と言われた段階で驚いてしまうのかもしれないなと感じた。 長崎県警察では、こういう被害を防止するために、以前から報道機関と連携して広報を実施しているが、内容をアップデートして積極的に広報活動をしていくことが一番の防衛策になるのではないかと思った。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「先日テレビを見ていたら、五島市の中学校が閉校に伴い最後の卒業式になるという報道がなされており、その中で子供たちに、将来の夢についてインタビューしていたが、警察官になります、と答えた子供がいて、自分のことのようにうれしく思った。
安全・安心な長崎県を作るために、これからも頑張ってほしい。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「新年度が始まろうとしており、人事異動もあって多くの人が入れ替わったが、業務に間隙を生じさせない、業務の継続性ということを第一に進めていくようにと改めて指示をしたところである。
他方で、ただ漫然と継続だけを求めるのではなく、新たな視点で、改善を必要とするものがあれば、改善を進めてもらいたいと考えているところである。
県警察職員は意識高く業務を推進しているところではあるが、引き続きしっかりと仕事をしていきたいと思っている。
ニセ電話詐欺については、日々刻々と形やパターンを変化させるので、時々の情勢に応じ、犯行の形態に応じた形での注意喚起をしっかりとやっていきたい。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 石川県公安委員会からの援助の要求について

警察から、
「石川県公安委員会からの援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。
委員から、
「もう6次派遣ということで、現地の様子も変わりつつあるのではないかと思われるが、パトカーで警らする姿を見せていくことも大事なことである。」
との発言があり、
警察から、
「部隊はまだ水道等が復旧していない中で活動している。長崎から来ているということで、地元の方からは非常に感謝されていると聞き及んでいる。」
との説明があった。
委員から、
「地元の方と交流し、その置かれた状況の大変さを理解しつつ、活動を推進していただきたい。」
との発言があった。

(2) 福島県公安委員会からの援助の要求について

警察から、
「福島県公安委員会からの援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 岡山県公安委員会からの援助の要求について

警察から、
「岡山県公安委員会からの援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 警察署協議会委員の委嘱について

警察から、
「警察署協議会委員の委嘱(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(5) 警察署協議会委員の辞職の承認について

警察から、
「警察署協議会委員の辞職の承認(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(6) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 県議会「令和6年2月定例会」の開催結果について

警察から、
「令和6年2月定例会は、2月20日(火)から3月15日(金)までの25日間を会期として開催され、警察関係では議案2件を提出したほか、知事専決事項関係2件についての報告を行い、3月15日(金)の本会議で可決・承認された。
警察本部に対して、
○ 一般質問においては、
・いじめ被害者に対する対応
・認知症行方不明者の発見活動
・横断歩道における安全対策
に関する質問
○ 予算決算委員会(総務分科会)においては、
・交通安全施設整備費
・サイバー犯罪対策推進事業費
・人身安全関連事案対策
などに関する質疑
○ 総務委員会においては、
・パワハラ対策
・ニセ電話詐欺対策
・時間外勤務の現状
などに関する質疑
があり、それぞれ答弁を行った。」
との報告があった。

(2) 令和5年中における警察安全相談受理状況について

警察から、
「令和5年中における警察安全相談の取扱件数は25,678件(前年比+3,149件)であり、受理件数は警察本部、長崎署、佐世保署の順に多かった。
取扱いが多かった相談内容と、総取扱件数に占める割合については、
○ 家事問題 3,349件(前年比+399件、13.0パーセント)
○ サイバー関係 3,348件(前年比-46件、13.0パーセント)
○ 犯罪等の被害防止 3,330件(前年比+503件、12.9パーセント)
○ 防犯その他 2,453件(前年比+220件、9.5パーセント)
○ 悪質商法 2,326件(前年比+1,236件、9.0パーセント)
となっている。」
との報告があった。

(3) 令和6年能登半島地震に伴う特別生活安全部隊の派遣結果について

警察から、
「令和6年能登半島地震に伴う特別生活安全部隊が、避難所において被災者から相談や困りごとの聴取を行うとともに、長崎県警察音楽隊からの派遣者においては、被災者に対して音楽演奏を行うなど、被災者に寄り添った活動を行った。」
との報告があった。
委員から、
「この派遣はいつ頃まで継続するのか、その時期についてどのように決めているのか。」
との発言があり、
本部長から、
「具体的な方針は分かりかねるが、被災地の安心・安全の確保とともに、被災され た方々に安心して二次避難をしていただくためにもという目的で、被災地のパトロ ールを強化するものと承知しており、被災された方々の避難に関する動向等を踏ま えながらということかと思う。」
との説明があった。

(4) 令和6年能登半島地震に伴う緊急災害警備隊の派遣結果について

警察から、
「令和6年能登半島地震に伴う緊急災害警備隊が、無人区域の警戒及び警らを行い、治安維持に努めた。」
との報告があった。
委員から、
「現地では犯罪は発生しているのか。」
との発言があり、
警察から
「実際に派遣されて警ら活動に従事していた隊員によると、犯罪は発生していると のことである。」
との説明があった。
委員から、
「各県が協力し交代で警察官を派遣している。いつまで派遣が続くか分からない中 ではあるが、引き続き、要請を受けたら現地の被災者のために力を発揮してもらい たい。」
との発言があった。

(5) 警護の実施結果について

警察から、
「警護の実施結果」
について報告があった。

(6) 警護の実施結果について

警察から、
「警護の実施結果」
について報告があった。

(7) 警戒の空白を生じさせないための組織運営について

警察から、
「警戒の空白を生じさせないための組織運営」
について報告があった。

(8) 逮捕状及び逮捕状に代わるもの等請求に係る指定司法警察員の指定について

警察から、
「逮捕状及び逮捕状に代わるもの等請求に係る指定司法警察員の指定」
について報告があった。