1 開催日時

令和6年3月14日(木)午後1時15分から午後5時15分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「サイバー犯罪捜査技術を競うコンテストで本県警察のチームが優勝したとのことであり、本当にめでたいことである。
長崎でも、詐欺グループに渡すために免許証の偽造をしていた夫婦や、マイナポイントを不正取得した者が検挙されたりと、インターネットを利用した犯罪が多くなってきたと感じている。
このように、犯罪の態様が変わってきている中で、サイバー犯罪の捜査技術がますます重要になってくると感じた。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「今週の出来事に関しては、暴力団工藤会に関する福岡高等裁判所の判決が印象的であった。
また、本日の新聞に、諫早市の男子中学生が、道路で転倒してけがをした80代の女性を介抱して警察に連絡したことで表彰されたという記事が掲載されていた。
女性については家族から行方不明届が出されていたということであるが、高齢者の増加に伴い、「認知症などを患っているが身体は元気」という方が出歩いて家に帰れなくなり、行方不明になるという事案が毎年増えてくると思われる。
こういった方々に、例えば、携帯電話を持たせたり、位置情報を発信する時計を付けさせたりなど、万一のときに居場所が分かるよう、デジタル技術を活用した社会全体の仕組みが必要になってくるのではないかと、この記事を読んで感じた。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「先日、高齢者が信号機のない道路を横断しており、周囲の車が皆止まっていたという場面に遭遇した。
私が降車して手助けをした方がいいのだろうかと思ったが、車を降りることもできず、そのうちその高齢者はそのまま立ち去った。
このような場合、なかなか車も止められない中で、御本人を手伝ったり、あるいは注意するなどどのようにすべきか考えさせられた。
また、春は新一年生が学校に通い始める季節であるが、学校近くの横断歩道で交通整理をしている方の姿をよく見かけるようになった。
このような時期には警察において交通安全教育などを実施すると思われるが、その際、反射材の着用についても広報していただき、「着用が当たり前」という気運を醸成していくことができれば夜間の事故が減っていくのではないかと、子供たちを見ながら感じた。」
との発言があった。

4 警察本部発言

警察本部長から、
「様々な犯罪にインターネットが利用されているが、犯行集団の拠点がある首都圏をはじめとした大都市圏から離れたところでも、仕事を請け負うという形で犯罪を行うということが現実に起こっており、この長崎でも起こり得るという前提で、例えば、「闇バイトに応募しない」というような広報を更に積極的に実施していかなければならないと考えている。
また、行方不明者に関してであるが、警察は届出がなされれば捜索するが、まずは行方不明にならないような取組について、市町、包括支援センター、NPO法人などの関係機関でも検討していると思われるので、連携していく必要があると考えている。」
との発言があった。
また、警察から、委員発言に関し、
「新小学一年生に対しては黄色いワッペンを贈呈する予定であり、交通安全協会などと連携しながら継続的に実施したいと考えている。
反射材については、高齢者が集まる交通安全教育の場において、その場で靴に貼るなどといった活動を実施している。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 「長崎県公安委員会の事務の専決に関する規程」の一部改正について

警察から、
「「長崎県公安委員会の事務の専決に関する規程」の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 「長崎県公安委員会の文書取扱いに関する規程」の一部改正について

警察から、
「「長崎県公安委員会の文書取扱いに関する規程」の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 保有個人情報不開示決定に対する審査請求に係る裁決について

警察から、
「保有個人情報不開示決定に対する審査請求に係る裁決(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 長崎県情報公開審査会への諮問について

警察から、
「長崎県情報公開審査会への諮問(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(5) 少年指導委員の委嘱について

警察から、
「少年指導委員の委嘱(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(6) 猟銃安全指導委員の委嘱について

警察から、
「猟銃安全指導委員の委嘱(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(7) 令和6年度不当要求防止責任者講習の委託契約について

警察から、
「令和6年度不当要求防止責任者講習の委託契約(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(8) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(9) 運転免許取消し処分の審査請求に対する弁明書の作成について

警察から、
「運転免許取消し処分の審査請求に対する弁明書の作成(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 令和6年全国優秀警察職員表彰の受章について

警察から、
「警察職員として多年にわたり職務に精励し、多くの業績をあげ、抜群の功労があった刑事部組織犯罪対策課所属の男性警部補が、全国優秀警察職員表彰(警察功労章)を受章した。
表彰式は令和6年3月4日(月)に東京都内で行われ、同年3月8日(金)、警察本部において、本部長に受章報告を行った。」
との報告があった。

(2) 令和5年度退職者表彰・辞令交付式の開催予定について

警察から、
「令和6年3月29日(金)、警察本部において「令和5年度退職者表彰・辞令交付式」を開催する。
式典終了後、本部長、各部長等による見送りを行う。」
との報告があった。

(3) 長崎県公安委員会宛て文書の受領について

警察から、
「長崎県公安委員会宛て文書の受領」
について報告があった。

(4) 保有個人情報不開示決定に係る審査請求についての諮問に対する答申の受理について

警察から、
「保有個人情報不開示決定に係る審査請求についての諮問に対する答申の受理」
について報告があった。

(5) 令和5年中における県内の自殺統計について

警察から、
「令和5年中における県内の自殺統計」
について報告があった。

(6) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令等の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令等の実施結果」
について報告があった。

(7) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等の実施結果」
について報告があった。

(8) (公財)長崎県暴力追放運動推進センターの事業計画・収支予算書の受理について

警察から、
「(公財)長崎県暴力追放運動推進センターの事業計画・収支予算書の受理」
について報告があった。

(9) 初任科生の入校式の挙行予定について

警察から、
「初任科生の入校式の挙行予定」
について報告があった。