1 開催日時

令和6年3月7日(木)午後1時15分から午後5時までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「県警察の春の定期人事異動においては1,264人が異動すると聞いており、内示から約一月後には異動となる。
長崎県は地域の特性として離島への赴任等もあり、家族を伴う赴任だけでなく、単身で赴任される方も多くいると聞いている。
異動される皆様が、新しい赴任地、あるいは新しい仕事の中でも、これまで同様に警察業務に従事していただき、長崎県の治安を守っていただくようお願いする。
また、この春をもって定年退職される方も数多くいらっしゃるが、その方々の長年の御苦労に対して、心から御礼を申し上げたいと思う。
ありがとうございました。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「長崎ランタンフェスティバルの開催は無事に終わったが、期間中、県警察では多くの御苦労があったのではないかと思う。
皇帝パレード特別版に出演した福山雅治氏は、パレード開始の挨拶の中で「このようなパレードを開催することができることが、今、この長崎が平和であることの証しである」、「くれぐれも事故などないように、安全にできるように願っている。御協力をお願いする」といったことを話していたが、パレードの前にも「事故やトラブルなどがないように」と警備への配慮について話をされていたと聞いており、福山氏は、観客の安全を願い、観客にも協力を要請するなど、安全ということに対して、深く、多様な考えを持っておられるのだと感心した。
この挨拶のためか、パレードの観客のマナーは大変素晴らしく、また、県警察のきめ細やかな警備等もあったことから、パレードが無事に終わることができたのだと感じている。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「今週月曜日(3月11日)に、県警察航空隊の視察を行った。
視察の際には実際に航空機に搭乗したのであるが、島原半島方面に進行した際には、上空から雲仙普賢岳周辺を見て、火砕流が流れた周辺がいまだに木が生えていない状況であったことから、「再生はまだまだなのだ」と感じた。
また、長崎市内方面に進行した際には、香焼地区にある造船施設や諫早地区の工場群を見て、「長崎県は変わりつつある」という思いを新たに抱くことができた。
航空隊は、国境である対馬等から長崎市内の先端までを警戒範囲としていることなど、視察を通じて多くの物事を見直す機会となった。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「本日、警察庁が、令和5年中におけるSNSを利用した投資詐欺やロマンス詐欺の発生状況を広報している。
投資詐欺については、LINEなどのSNSを利用して投資話を持ちかけ、投資の顧問料やコンサルティング料という名目で金をだまし取ったりするもので、ロマンス詐欺については、マッチングアプリなどから始まり、その他、いろいろな手口があるが、恋愛関係を装って金をだまし取るというものである。
令和5年中、これらの犯罪により全国で約450億円の被害を認知しており、全国の特殊詐欺の被害額が約440億円なので、それを上回っていることになる。
本県の被害状況について見てみると、ニセ電話詐欺(特殊詐欺)は、昨年の認知件数が約140件で3億7,000万円ほどの被害であるところ、かたや、SNSを利用した投資詐欺やロマンス詐欺については約2億4,000万円の被害であり、やはり全国の被害状況と同様に大きな被害となっている。
これまでも被害防止のための注意喚起を行っており、また、被害の届出があった場合にはどのようなやりとりや通信があったかなどの捜査を行ってきたが、この種の事案については、今後もニセ電話詐欺と同様にしっかりと捜査と広報啓発を行っていきたいと思っている。
本日の警察庁からの広報がネットニュースなどで出始め、少しずつ反響が大きくなってくるものと思われるので、報告させていただく。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 警察署協議会委員の委嘱について(2件)

警察から、
「警察署協議会委員の委嘱(2件)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 警察署協議会委員の辞職の承認について

警察から、
「警察署協議会委員の辞職の承認(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(5) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(6) 犯罪被害者等給付金(遺族給付金)の支給裁定について

警察から、
「犯罪被害者等給付金(遺族給付金)の支給裁定(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(7) 警備業法及び探偵業の業務の適正化に関する法律に基づく行政処分の公表に関する規程の一部改正について

警察から、
「警備業法及び探偵業の業務の適正化に関する法律に基づく行政処分の公表に関する規程の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(8) 自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律に基づく認定等に関する規程の改正について

警察から、
「自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律に基づく認定等に関する規程の改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(9) 自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律に基づく行政処分の公表に関する規程の改正について

警察から、
「自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律に基づく行政処分の公表に関する規程の改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(10) 放置違反金の納付命令等に関する事務取扱規則及び放置違反金等の滞納処分に必要な書類の様式に関する規程の一部改正について

警察から、
「放置違反金の納付命令等に関する事務取扱規則及び放置違反金等の滞納処分に必要な書類の様式に関する規程の一部改正(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(11) 運転免許更新処分の審査請求に対する弁明書の作成について

警察から、
「運転免許更新処分の審査請求に対する弁明書の作成(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(12) 運転免許の行政処分(取消し)について

警察から、
「運転免許の行政処分(取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 第1回警察開発改善コンクールの開催結果について

警察から、
「令和5年12月4日(月)から同年12月22日(金)までの間、警察庁において、全国警察から応募された224作品の中から選出された25作品を対象として本審査が行われ、本県警察から出品した
作品名「多面番号札」(発案者 大浦警察署 男性警部補)
が、警察庁刑事局犯罪鑑識官賞を受賞した。
同作品は、捜査活動において証拠品の立証措置(写真撮影等)をする際に使用する番号札を改良したものであり、厚紙をラミネート加工した6面15枚を一組として構成し、既存の番号札の軽量化を実現、その携行性も向上させたものである。
なお、同作品に対しては、本コンクール副委員長(警察庁長官官房技術総括審議官)から、「数字、文字など複数の表示を可能にし、かつ携行性が非常に優れている」との評価を得ている。」
との報告があった。

(2) 警護の実施結果について

警察から、
「警護の実施結果」
について報告があった。

(3) 公安委員会宛て苦情申出の受理について(2件)

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理(2件)」
について報告があった。

(4) 運転免許取消し処分に係る審査請求の受付について

警察から、
「運転免許取消し処分に係る審査請求の受付」
について報告があった。

(5) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令等の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令等の実施結果」
について報告があった。