1 開催日時

令和6年4月12日(金)午後1時15分から午後4時30分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「本日は新委員を迎えた初回の公安委員会定例会である。よろしくお願いする。
数日前、前川清氏が引き続きニセ電話詐欺等被害防止広報大使を務めるとのことで、本部長が委嘱状を交付しているところが報道されていた。
3月に発行された専門紙にも、いわゆる投資詐欺やロマンス詐欺の被害件数が非常に多くなっており、警察庁も被害防止に力を入れていると掲載されていた。
オレオレ詐欺のような電話による詐欺かと思っていたが、現在は手口が変化しており、新手の手口の詐欺が次々に発生しているのだと感じた。
被害額についても、実際は統計上の金額以上になっているのではないかと思う。まずは予防が最も大事であると思われるので、長崎県では詐欺の被害に遭わないよう、前川さんなどの力を借りながら、銀行等において振込などで困っていそうな方には声かけをするなどの取組を推進しなければならないと改めて感じた。
知能犯をどう取り締まっていくかが新たな課題であると感じているので、よろしくお願いする。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「先週、警察学校の入校式及び春の全国交通安全運動開始式・出発式に参加した。
警察学校の入校式については、入校生は数日前に入寮したばかりであろうが、キリッと引き締まって見えた。彼らには、一人も道から外れることなく、警察官人生を全うしてもらいたいと思った。
交通安全運動については、様々な方々や組織・団体が交通安全運動に関わっているのだと改めて感じたところである。なり手がいない、人数が減っているという話も聞くが、このような方々を大事にしていかなければならないと感じた。
出発式では、白バイやパトカーの後に鹿町工業高校の自転車部員5、6人が、格好いいヘルメットを着用して参加した。なかなか自転車のヘルメット着用が進んでいない中、このような姿を見ることによってヘルメット着用率が上がってくれれば、と感じた。」
との発言があった。

(3) 委員から、

「公安委員会定例会には初参加となる。よろしくお願いする。
私たちからすると、警察は、あまり関わりたくないという一方で、何かのときは頼らなければならないという両方の面があると思っている。
交通違反に関しては、一般の人から見ると、これくらい良いのではないか、と言いたくなるような部分もあるが、それを許すと示しがつかず、皆やるようになってしまう。このようなことについて、警察ではどのように感じ、どのような処理をしているのか、また、警察がどのようなことを行っているのか、という興味があり、公安委員会委員を引き受けた。色々と勉強していきたいので、よろしくお願いする。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「新委員には、改めてよろしくお願いする。
交通安全については、民間の方々、様々な団体、事業者のほか、交通少年団の子供たちも関わって、盛り上げてもらっている。
交通安全や防犯については、民間の方々や事業者の方々の御協力は非常に大きい。民間の方々と調整し、円滑に業務を推進していくということは、一般的な警察のイメージとは違う面があるかもしれないが、警察にとって非常に重要な仕事であるので、今後もしっかりとやっていきたい。
SNS型の投資・ロマンス詐欺については、最近では全国ニュースなどでも、このような手口であるということを大々的に報道するようになり、注意喚起の役割を果たしていると思っている。
ただ、最近はテレビや新聞を見ないという人も多いので、インターネットを利用して広報するなど、そのような人たちを含めた多くの人に行き渡る広報活動をしていきたいと考えている。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 公安委員会宛て苦情申出に対する措置について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 銃刀法違反等事件に伴う行政処分(猟銃の所持許可の取消し)について

警察から、
「銃刀法違反等事件に伴う行政処分(猟銃の所持許可の取消し)(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 地域交通安全活動推進委員の委嘱について

警察から、
「地域交通安全活動推進委員の委嘱(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 令和6年度刑事部伝承官の委嘱について

警察から、
「令和6年4月4日(木)、警察本部において「令和6年度刑事部伝承官委嘱状等交付式」を実施し、6人の伝承官を委嘱するとともに、1人の伝承官の委嘱を解除した。
「刑事部伝承官制度」とは、刑事警察の実務に秀で、指導能力と後継者育成に熱意を有する警察OBに「刑事部伝承官」を委嘱し、刑事警察の専門的捜査技能及び知識の伝承を行うものであり、令和5年度中は6人の伝承官が捜査特別研修や刑事任用科等の機会に計37回、延べ651人の警察官に対して伝承教養を実施した。」
との報告があった。
委員から、
「他県の警察でもこのような制度があるのか。」
との発言があり、
警察から、
「他県の警察にも同様の制度がある。本県警察でも、生活安全部など、各部にも同様の制度がある。全国的に反響が大きかった事件を扱った者などについては、全国の伝承官に指定するという制度もある。」
との説明があった。
委員から、
「退職後に伝承官を委嘱しているが、定年延長は委嘱に影響があるか。」
との発言があり、
警察から、
「今回委嘱した伝承官のうち2人は、非常勤職員として在職している。定年が延長されても、このような形󠄀で残ってもらうこともある。」
との説明があった。
委員から、
「新聞にも載っていたが、いい試みだと感じた。」
との発言があった。

(2) 令和5年度中における警察署協議会の開催状況について

警察から、
「令和5年度中における警察署協議会の開催状況」
について報告があった。

(3) 令和5年度長崎県監査委員監査及び行政監査の結果について

警察から、
「令和5年度長崎県監査委員監査及び行政監査の結果」
について報告があった。

(4) 長崎県警察速度管理指針の策定について

警察から、
「長崎県警察速度管理指針の策定」
について報告があった