1 開催日時

令和6年1月11日(木)午後1時15分から午後4時40分までの間

2 開催場所

長崎県公安委員会会議室

3 委員発言

(1) 委員から、

「令和6年が明けた。
今年もよろしくお願いする。
今年の正月は、御承知のとおり元旦に起こった「令和6年能登半島地震」、そして2日には羽田空港における航空機同士の衝突事故が起こっており、正に波乱に満ちた幕開けとなったわけであるが、長崎県警察からも被災地に向かい、救出・救助や援助活動に尽力しているとのことである。
被災地の状況についてはテレビ等々でしか見ることはできないが、当初思っていたよりも被災の状況は非常に大変なものだと、日に日に感じているところである。
そのような中で、救出・救助等を行う県警察の部隊の方々には大変な苦労があると思うが、それでも被災地の皆様方のため、お役に立つよう頑張っていただきたいと願うばかりである。
年頭に当たり、大変な年明けになったが、今年1年間、長崎県警察においては「安全・安心な長崎県を守る」という仕事に精励していただきたいと思っている。」
との発言があった。

(2) 委員から、

「能登半島の地震災害については、警察の方々が出動することで、被災地の方々は心強く、頼りに思っているのだと感じている。
出動した方々には、「頑張っていただきたい」と心から祈念している。
2日に起こった航空機事故については、本当に残念なことではあるが、旅客機からの避難に関しては、緊急避難時の訓練の手順をしっかりと踏んで、実際にやり遂げている様子であり、乗客乗員が全員助かったことに触れて、本当に日々繰り返す訓練の大切さ、その訓練を実際に実行する力というものの重要性を感じさせられた。
航空機が炎上し燃えさかる炎の中で、あれだけの乗客乗員が助かったと聞いたときには、関係者等に直接的な知り合い等はいないのであるが「本当に良かった」と心から思うとともに、私たちも日々の訓練において、実際に訓練を行っているときは「必要なのか」と思ったり、「これでいいのか」と疑問に感じたりするときもあるが、やはり大切なもので、しっかりと続けていく必要があるのだと強く感じた。
警察においては本当に多様な訓練を行っているが、このような訓練の際には実感を持って、これからも長崎県の安全・安心のために頑張っていただきたい。」
との発言があった。

4 警察本部長発言

警察本部長から、
「定例の公安委員会ということでは、今年初めての開催となる。
どうぞ、本年も1年間よろしくお願いいたします。
また、先日1月6日には臨時の公安委員会を開催していただき感謝申し上げる。
委員から話がなされたように、今、本県からも石川県へ派遣がなされ、正に過酷な現場で活動を行っているところである。
また、この先も、様々なニーズに応じる形󠄀で、異なる任務を付与されて現地に行くことになることが考えられる。
あれだけの甚大な被害であるため、全国一体となり、長崎県警察もその一端となって支援を行わなければならないと強く感じている。
また、今年1年ということで申し上げると、年初は県内では概ね平穏であったが、常に事件・事故というのは大なり小なり発生しており、現場の職員はそれに対して、日々取り組んでいるところである。
まずは、私ども警察本部においては、できる限り現場が仕事をより行いやすい環境づくりに努めていくとともに、県警察全体としては、現場の一人一人の活躍、活動によって県民の安全と安心を守るということを今年1年も遂行していきたいと考えているところである。
本年も御指導をよろしくお願いする。」
との発言があった。

5 協議事項

(1) 福井県公安委員会からの援助の要求について

警察から、
「福井県公安委員会からの援助の要求(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(2) 文書に対する措置について

警察から、
「文書に対する措置(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(3) 自転車防犯登録業務実施要領の変更に係る承認申請について

警察から、
「自転車防犯登録業務実施要領の変更に係る承認申請(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

(4) 長崎県道路交通法施行細則の一部を改正する規則について

警察から、
「長崎県道路交通法施行細則の一部を改正する規則(案)」
について説明があり、協議の上、原案どおり決定した。

6 報告事項

(1) 新佐世保警察署(仮称)実施設計の概要について

警察から、
「新佐世保警察署(仮称)実施設計の概要については、
○ 地上4階建て、地下なし
○ 敷地面積 約8,400平方メートル、延床面積 約9,850平方メートル
○ 鉄骨造・耐震構造
○ 来庁者用駐車場台数 四輪53台(障害者等用1台を含む。)、二輪10台
となる見込みであり、今後のスケジュールとしては、令和6年1月31日までに実施設計を完成させ、令和6年度から令和9年度にかけて建築工事を実施する予定である。
開庁は令和9年度中を予定しているが、工事の進捗を見極めながら具体的な時期を決定する。」
との報告があった。

(2) 警護の実施結果について

警察から、
「警護の実施結果」
について報告があった。

(3) 令和5年第4四半期における処分等及び本部長表彰について

警察から、
「令和5年第4四半期(10月~12月)における被処分者等数(懲戒処分及び監督上の措置)は12人であり、令和5年中における被処分者等数の累計は26人(前年比+2人)となっている。
また、同期間中、事件検挙・学業・術科その他の功労に対して個人2人に賞詞、1部署に賞状、個人26人及び8部署に賞誉の本部長表彰を行った。」
との報告があった。
委員から、
「令和5年中の被処分者が26人であったとのことであるが、そのうちの12人が第4四半期で処分されたということである。
中身も逐一報告を受けているが、改めて10、11、12月は処分が多かったとの印象がある。
しかしながら、これらについては防止のためにいろいろな教養などを行っていくということなので、よろしくお願いしたい。
特に、比較的若い年代の警察官に対しては、昔風に言うと「綱紀粛正」というか、そういった言い方も古いのかもしれないが、御指導をよろしくお願いする。」
との発言があった。
委員から、
「指導を行うのは、本当に難しいことなのだと思う。
何か心に浸透するような方法を、どのように指導していくのかということを全国的に考えていただきたいと感じている。
この問題はおそらく全国同じではないかと思う。」
との発言があった。
委員から、
「それは警察に限らず、どの世界もどの職種も同じである。
その中でも、特に警察官はモラルの問題や、うっかりやってしまう事案の防止などが求められるのだと思う。
そして、逆に、「褒めること」、「表彰すること」を積極的に行い、良いところを多くの者に知らせていくことを行っていただきたい。
それは、若い方々の「モチベーションを高める」ということにつながっていくのではないかと思うので、どうぞよろしくお願いする。」
との発言があった。

(4) 公安委員会宛て苦情申出の受理について

警察から、
「公安委員会宛て苦情申出の受理」
について報告があった。

(5) 文書の受理について

警察から、
「文書の受理」
について報告があった。

(6) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る禁止命令等の実施結果」
について報告があった。

(7) 「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令等の実施結果について

警察から、
「「ストーカー行為等の規制等に関する法律」に係る緊急禁止命令等の実施結果」
について報告があった。

(8) 大浦警察署小ヶ倉町交番開所式の開催予定について

警察から、
「大浦警察署小ヶ倉町交番開所式の開催予定」
について報告があった。