殉職警察官等の慰霊碑の清掃活動の実施

令和6年4月13日(土曜日)、西海警察署長以下有志13名で、西海市大瀬戸町西濱郷の「長濵神社」境内に建立された殉職警察官等の慰霊碑の清掃を行いました。
明治時代、平島への赴任途中に海上で遭難して亡くなった警察官と住民2名の慰霊碑で、3名を偲ぶとともに改めて職務に邁進することを誓いました。

 

 

殉職警察官等の慰霊碑の概要

殉職警察官

明治29年当時、浦上警察署瀬戸分署(現西海警察署) 巡査 田口登一郎   当時24歳  佐賀県出身

概要

明治29年3月、田口巡査は、浦上警察署瀬戸分署平島村巡査駐在所勤務を命じられるや、治安維持のため一日でも早く赴任すべきと、同年4月8日、瀬戸村白浜に居住していた若い兄弟(平本幸七さん、平本慶太郎さん)の小舟で新任地の平島へ向かいました。 その日は、雨風が激しく、危険な海の状態であったにもかかわらず、田口巡査は使命感と責任感に燃えて出発しましたが、途中で小舟は転覆してしまい、田口巡査ら3人は帰らぬ人となったもので、その後、3人のご遺体は揚がることなく、海中深く眠ったままです。 なお、慰霊碑には、事故等に関する碑文が刻まれていますが、これは、昭和13年当時の瀬戸警察署長(現西海警察署長)藤井喜代治警部の発案で、地元住民と協力して慰霊碑を建立したものです。