高齢ドライバーとは、65歳以上の運転免許保有者です。

1 安全運転相談

高齢ドライバーやその家族の方からの自動車等の運転に関する安全運転相談をお
受けしています。
対象者への自主返納の説得などについても実施していますので、運転免許試験場
又は最寄りの警察署までご相談下さい。

2 申請によるサポートカー限定免許の導入

加齢に伴う身体機能の低下等により運転に不安を感じるものの、車が日常生活の移
動手段に欠かせないなどの理由により免許の返納をためらう方などが、選択できる
制度です。申請により、運転することができる自動車の種類を、衝突被害軽減ブレ
ーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置等の安全運転支援装置を装備したサポート
カーに限定する条件を免許に付与することができます。

3 自主返納の検討

加齢に伴う身体機能の低下などで自動車等の安全な運転に不安のある高齢ドライバー
には、運転免許の自主返納制度の利用をお勧めしています。
高齢ドライバーによる交通事故への社会的関心の高まりや、75歳以上で運転免許更新
の過去3年間に一定の交通違反がある方に義務づけられている「運転技能検査」の導
入、「認知機能検査」により認知機能の低下がみられた等の理由により、近年、運転
免許を自主返納する方が増加しています。
長崎県では、令和3年中は、5166人の高齢ドライバーが運転免許を自主的に返納して
います。
自主返納の理由としては、運転の必要性がないためや身体機能の低下、家族等のすす
め等があります。また、高齢者講習を参考に自主返納された方もいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運転免許を自主返納することで、公的な身分証明書として使用でき、交通機関の割引
などの特典(※お住まいの地域によって受けられる特典は異なります。)を受けられる
「運転経歴証明書」の申請もできますので、自主返納手続と併せてご検討ください。

4 認知症と診断されたら

認知症と診断された方は、運転免許の取消や停止処分の対象になります。
運転免許の取消や停止処分が決定すると自主返納ができず、「運転経歴証明書」
の申請手続ができなくなります。
認知症のため医師から運転しないよう指導を受けた際は、早めに運転免許の自主返納
をご検討下さい。

5 高齢ドライバーの皆さんへ