防災の心構え

前兆現象を知る

  1. 崖崩れの前兆
    崖から小石が落ちてくる、崖から水がわき出てくる、崖に割れ目ができる地滑りの前兆
  2. 地滑りの前兆
    井戸の水が濁る、地面がひび割れたり陥没する、池や沼の水が急に変わる
  3. 土石流の前兆
    山鳴りがする、川の流れが濁ったり流木が混じる、急に川の水が少なくなる
  4. 川の氾濫の前兆
    急に水かさが増え、川の流れが急に速くなるなど

日頃の災害への心構えと備え

  1.  大雨や台風シーズン前の家の周囲のチェック
  2. 居住地区の発生しやすい災害の種類を把握
  3. 避難場所、避難経路を調べておく
  4. 連絡体制の確保
  ~自主避難をする場合も家族等に連絡しておきましょう

地震発生時の対処法

自宅の場合

  1. 身の安全の確保(机等の下にもぐる)
  2. 火の始末(ガスの元栓を閉める)
  3. 避難口の確保(玄関などのドアを開ける)

会社・デパート等

  1. 身の安全の確保(バッグなどで頭を保護する)
  2. 避難口の確認(非常階段)
  3. 冷静な行動(係員の指示に従うなど)

エレベーター

  1. 非常ボタンと各階のボタンを全て押す
  2. 非常ベルや非常電話で外部の人へ連絡

津波への心得

日頃の心得

  1. 非常時に備えて必要な物を準備
  2. 家具等を固定
  3. 避難要領(避難場所、経路)の確認

発生時の心得

  1. 強い揺れや津波警報発表時は安全な場所(高台等)へ避難
  2. 正しい情報をラジオ、テレビ、防災無線で入手する
  3. 津波警報等が解除されるまでは海岸等に近づかない
早岐警察署☎0956-39-0110

台風期における心構え

暴風雨のときは外出を控えましょう

暴風雨時の外出は被災の危険性が非常に大きくなりますので、外出は控えましょう。

  • 過去の人的災害の大半が高齢者
  • 外出していなければ、ほとんどの場合は被災していない

被害に遭わないためには!?

  • 不要不急の用件で外出しない
  • 早めに安全な場所へ避難する
  • 細い道や倒壊の危険性のある場所(崖や川沿い)を通らない
  • 近所の方に声掛けを!(特に子どもや高齢者等に配慮を!)

自然災害への対策

  • 避難場所の把握、持出し用荷物の準備
  • 気象情報のこまめなチェック
  • 積極的な自主避難 等
日頃から防災意識を高く持ち、災害への備えを行うようにしておきましょう

竜巻等突風の特徴及び災害発生状況について

発達した積乱雲からは、竜巻、ダウンバースト、ガスフロントといった、激しい突風をもたらす現象が発生します。この現象は、年間を通じていつでも、どこでも発生し、特に台風シーズンである9月に最も多く発生します。

竜巻

積乱雲に伴う強い上昇気流により発生する渦巻き。ろうと状又は柱状の雲を伴い、数Kmに渡って移動し、被害地域は帯状になる特徴がある。

ダウンバースト

積乱雲から吹き下ろす下降気流が地表に衝突し、水平に吹き出す激しい空気の流れ。吹き出しの広がりは数100mから10Km程度で、被害地域は、円形あるいは楕円形など面的に広がる特徴がある。

ガストフロント

下降気流により、積乱雲の下で形成された冷たい(重い)空気の塊が、その重みにより外側(温かい(軽い)空気の側)に流れ出すことによって発生する。水平の広がりは、竜巻やダウンバーストよりも大きく、数10Km以上に達することもある。

竜巻災害の発生について

竜巻等の突風による災害は、破壊力が大きく、人命のみならず住家、交通機関等へ局地的に甚大な被害をもたらす場合があります。日本で発生する竜巻は

  • 特に沿岸部で発生が多く確認されています
  • 季節を問わず、台風、寒冷前線、低気圧などに伴い発生します
  • 台風シーズンの9月に発生が最も多く確認されています
  • 年間平均で約24件(海上竜巻を除く)の発生が確認されています

竜巻発生の兆し確認時の待避行動について

竜巻発生の兆しには、低い黒雲が接近・雷鳴や雷光・急に冷風が吹く・ひょうが降る等があります!
【屋内の退避行動】
  • 雨戸・窓・カーテンを閉める
  • 建物の中心部に近い窓のない部屋(トイレなど)や地下室に逃げ込む
【屋外の待避行動】
  • 屋内に避難する
  • 屋外行事、テントの使用、高所・クレーン・足場等での作業中は早めに避難する
竜巻等の突風の特徴や災害発生についてよく理解し、竜巻発生の兆しを確認した場合は待避行動をとりましょう。