スマホキャッチパソコン、ケータイ…。通話やメールだけでなく、買い物や音楽、情報の収集や旅行の手配…などなど。時間をきにしなくていいし、買い物にも便利だったり・・・。現在の私たちの生活にはとても便利なツールですよね?ところが、このインターネット環境の中に、子どもたちにとって有害な情報等がたくさんあるのです。現に、これらの有害情報によって、子どもたちが事件に巻き込まれ、被害に遭うケースも少なくありません。

それだけではありません!いわゆるオンラインゲームへの不正アクセスや学校裏サイト等での誹謗中傷の書き込み等、子どもたちが加害者となる場合も多くなっています!そこで、有害な情報から子どもたちを守る有効な手段がフィルタリング!

フィルタリングって何?

フィルタリングとは、子どもに見せたくない有害なサイト等にアクセスしようとした場合、例えば「アダルトサイト 」や「出会い系サイト」「自殺サイト」等の有害サイトを自動的に判別して、アクセスを制限するサービスです。

青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律(青少年インターネット環境整備法)
平成21年4月から施行

事業者等の義務

事業者にはフィルタリング提供等が義務づけられます!

  1. 子どもの携帯電話等によるインターネット接続については、保護者からの申し出がない限りフィルタリングが提供されます。また、保護者が契約して、子どもに使用させる場合には、携帯電話事業者にその旨を申告する義務があります。
  2. 家庭等からのインターネット接続については、原則として利用者からの求めに応じてフィルタリングが提供(紹介)されます。
  3. パソコン等のインターネット接続機器については、原則としてフィルタリングソフトウェアがインストールされる等のフィルタリングの利用を容易にする措置が講じられて販売されます。
保護者の責務

保護者のみなさんにも子どものインターネット利用に際して、次のような責務が課せられます!

  1. インターネット上には有害情報がたくさんあるので、売春、犯罪の被害、いじめ等の様々な問題が生じていることに留意すること。
  2. 子どもの発達段階に応じて、インターネットの利用状況を把握するとともに、フィルタリングの利用その他の方法によりその利用を適切に管理すること。
  3. 子どものインターネットを適切に活用する能力の習得を促すこと。

※子どもが使用するパソコン・携帯電話等へのフィルタリング設定は、事業者・保護者の義務です!

ケータイ、パソコンでのインターネット利用のために起こった長崎県内発生の事件

出会い系サイトやコミュニティサイトなどのサイトにより、子ども達が被害に遭っています!その被害のほとんどは、携帯電話等にフィルタリングをかけていなかったり、無料ゲームサイト等のフィルタリングがかからないサイト内での出会いが原因でした。子供達が被害に遭う事例には次のようなものがあります。

  • A子は、無料ゲームサイトに登録し、自分のプロフィール等を書き込んでいたところ、サイトのメール等により成人男性と知り合いになり、成人男性に言葉巧みにだまされて、メールで裸の画像を送信させられる被害にあった。
  • B子は、無料ゲームサイトに登録し、自分のプロフィールを書き込んでいたところ 、成人男性から 、メール等で連絡が来るようになり、それから直接会う約束をした結果、ホテルに誘い込まれ、みだらな性行為の被害に遭った。

みなさん、自己紹介サイト(プロフ)や無料ゲームサイトを利用したことがありますか?これらのサイトは“コミュニティサイト”と呼ばれるものです。これらのサイトの中に“おしゃべり機能(チャット)”や“友達検索機能”というものがあり、たくさんの人と気軽にメール交換ができ、その後会うなどして、事実上“出会いの場”になっているんです!保護者の方も、フィルタリングは子どもから頼まれても、解除しないようにお願いします!

フィルタリングにはどんな種類があるの?

パソコンやケータイのフィルタリングには、以下のようなものがあります。

  • ホワイトリスト方式
    子どもにとって安全と思われるサイトのみアクセスでき、それ以外のサイトへのアクセスを制限する方式。
  • ブラックリスト方式
    出会い系サイトやアダルトサイト等、子どもにとって有害なカテゴリに属するサイトへのアクセスを制限する方式。
  • 利用時間制限
    子どもが一人で夜中にアクセスできないように、夜間から早朝にかけてすべてのサイトへのアクセスを停止させる方式。

ケータイのフィルタリングはどうすればいいの?

平成21年4月1日以降、新たに18歳未満の子どもが携帯電話等でインターネットを利用する場合は、フィルタリングが提供されます。ただし、保護者の申し出があれば解除できます。

パソコン等のフィルタリングはどうすればいいの?

平成21年4月1日以降、パソコン等のインターネットが接続できる機器を製造する事業者は、フィルタリングを利用しやすくして販売します。
詳しくは、パソコンの購入先へお尋ねください。

まとめ

ここまで、インターネットとフィルタリングについて、みなさんもそれぞれ考えることがあったと思います。普段使う機械の中にインターネットが利用できるものが増え 、携帯電話や携帯ゲーム機等の普及で場所も選ばなくていいようになってきています。利便性がよいこともあって、身の回りにずいぶんインターネットの環境が整っています。これだけインターネットを利用するのに必要なツールが身近になると、それだけ、身近に危険も存在することに気付いてほしいものです。
しかし、怖がる必要はありません。要は、“正しく利用する術”を身につける、身につけさせることが大切です。そこで、インターネットを安全に利用するには、次の3つのポイントが重要になってきます。

  1. フィルタリングの活用
    これで有害情報が含まれるサイトへの接続を防止!
    保護者の方は、子どもから頼まれても、フィルタリングを解除しないようにお願いします!
  2. 家庭でのルールづくり
    利用時間・場所・料金等、インターネットを利用するときには家庭でルールを決めましょう。
    子どもの健全な成長を守るため、保護者のみなさんが最後のフィルタリングになってください!
  3. 情報モラルの厳守
    子どもにケータイを持たせたり、インターネットを利用させたりするときには、目的をはっきり、明確にしましょう!
    インターネットは有害サイト等と接触する危険性をはらんでいます。子どもに有害情報に対する危機意識を持たせ、「携帯電話を持つ必要性と責任」を自覚させましょう。

インターネットを利用する際に起こりうる様々なトラブルから子ども達を守るため、警察だけでなく、様々な機関でフィルタリングの普及に向けた取り組みを一生懸命行っています。
代表的な窓口を紹介しましょう!

作ってみよう!家庭のルール

次の項目を参考にして、家族みんなで話し合って、インターネットを使う時の“ルール”を決めましょう!

  • フィルタリングを設定する
  • どんなことに利用するのか、利用目的や使い方を決める
  • いくらまで利用するか、利用料金を決める
  • いつからいつまで利用するか、利用時間を決める
  • 夜間の使用時間を決める
  • 携帯電話の利用は、学校の校則を守る
  • 個人情報や人の悪口を書き込まない
  • 困ったときは、必ず、すぐに保護者に相談する
  • (子どもが)ルールに違反をしたら、使わせない
  • 迷惑メールは何もせず、絶対に無視する
  • 何かをしながら、携帯やパソコンは使わない

各家庭の事情に合わせてみなさん方なりの“ルール”を作ってみてはいかがでしょうか?